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Code for SOKAを立ち上げた話

この記事はCivicTech & GovTech Advent Calendar 2023の14日目の記事です。

Code for SOKA 理事(というか立ち上げた言い出しっぺ) 河津と申します。
Code for SOKAは2023年3月に立ち上がったばかりの、シビックテックなことをやる団体としては新しめの団体となります。

この記事では、Code for SOKA立ち上げ時の話や、今年1年の活動内容について執筆させていただきます。


立ち上げのきっかけ

私自身、これまでにいくつかのシビックテックな活動を色々と行っておりました。

2021年は音楽療法を行うNPOの方々とSTO活動を行っていたり、2022年はシビックテック活動に関わる方に毎月お話を伺うCivicTechRadioというものを行い、いろんな人の話を聞きながら自分らしく活動できるシビックテックの形を模索していました。

そんな中2022年の9月くらいに、シビックテックさいたまの太田さんのご紹介で、私が住む草加市付近でシビックテックに興味のある人同士の飲み会を開いてくださいました。
この時期は私の妻の妊娠が分かった時期とも重なっており、自分の家族が今後も過ごしていく街をもっと暮らしやすい街にするという活動ならば、大きなモチベーションになりそうだと感じました。

その後プライベートが一定落ち着いた2023年3月ごろに、「まずは形から入ろう」ということでCode for SOKAのWebサイトを作り、connpassで誰でも参加OKな定例の開催をしてみたところ9月の飲み会のメンバーが参加してくださり、そこから活動をスタートさせたのが始まりとなります。

草加市について

Code for SOKAの活動拠点は埼玉県草加市です。
人口は2023年1月の時点で約25万人です。

草加市は東京都足立区に隣接していて、東京メトロ日比谷線に直通している東武スカイツリーラインという路線で行くことができます。
全国的には「草加せんべい」が有名な街で、獨協大学もこの市に設立されています。

「おくのほそ道」で松尾芭蕉が旅したとされる旧日光街道も通っており、名所となっております。

また昭和の時代に東洋最大規模と言われた松原団地があったのもこの草加市です。現在は松原団地の跡地にて再開発が進んでいます。

Code for SOKAの理念

こちらがCode for SOKAのWebサイトになります。

「ちょっといいミライをプロトタイプする」をスローガンとしており、地域の課題を解決し、より住みやすい地域となるよう活動します。

現在いるメンバーがいずれもITエンジニアであることから、ものづくりを通して地域課題を解決するため、小さなプロトタイプ開発などを通して貢献していきたいと思っています。
また、作ったプロトタイプが本当に課題を解決できるのか、地域の課題感を強く持つ方々とも協業し、より解像度高く課題解決を行えるような活動にしたいと思っています。

2023年の活動

Code for SOKAでは毎月1回Zoomにて定例を行っており、その月にどんな活動にフォーカスするかを話しながら決め、決めた活動についてはDiscordにてメッセージのやり取りをしながら進めていきます。
今年行った主な活動について紹介させていただきます。

6月 Mapping Party

シビックテックさいたまの太田さんから、その地域にどんなものがあるかを知ってもらうためには地図作りというアプローチが良いのではないかというご意見をいただきました。ものは試しでやってみようということで、Code for SOKAのメンバー(+α)でマッピングパーティを開催しました。

マッピングパーティについてはこちらをご覧くださいませ。

台風通過の翌日というタイミングでの開催でしたが、午後には晴れ間も見えて歩きやすく、普段住んでいる街のはずですが様々な発見ができるイベントになりました。

活動の様子はInstagramアカウントにて発信を行いました。

7月 戸田市主催 ChatGPTを活用したハッカソン

Code for TODAの方々よりお誘いを受け、埼玉県戸田市が主催する、ChatGPTを活用したハッカソンに参加することとなりました。

Code for SOKAからは、質問に対して、シチュエーションに応じた背景知識やエージェントの性格をその都度定義可能な音声案内インターフェース「Vox Persona」を紹介させていただいたところ、なんと市長賞を受賞することができました!

8,9月 都知事杯オープンデータ・ハッカソン2023

戸田市のハッカソンの勢いをそのままにチャレンジしてみようということで、都知事杯オープンデータハッカソンに応募し、こちらでもプロトタイプ開発を行いました。

Code for SOKAからは、何らかの理由で外出に支援が必要な方々を手助けするサービス「救難信号アプリ SOSend」を開発しました。

結果としては予選敗退となりまして、

  • もっと課題の解像度を上げる必要があった

  • 継続運用できるようなビジネスモデルを詰める必要があった

などの反省点を次に活かしたいと思っています。

11月 みんなの保健室 陽だまりとのMTG

ひょんな繋がりから、草加市内で学校や家庭、職場とも異なる第3の居場所 (サードプレイス)として拠点づくりを進めている服部さんという方とお話をさせていただきました。
服部さんは上記のような活動を「みんなの保健室 陽だまり」という事業として行われようとしているとのことでした。

Code for SOKAのメンバーの中で話が上がっていたいくつかのやりたいこととマッチしそうということ、またものづくりが得意な我々に対して地域課題と直接向き合っている方と協業することでシナジーを産みたいという観点から、今後Code for SOKAとしてITテクノロジー周りの支援がどのようにできるかを話し合っているところとなります。

2024年度以降の活動について

元々メンバーからやりたいという意見の上がっていた、

  • 子育て支援

  • ドローンを用いたプログラミング教室

  • コミュニティハブとなる仕組みづくり

などは進めていきたいと考えております。

Code for SOKAの理念を再掲しますと、

みんなの保健室 陽だまりさんのような地域課題に向き合っている方々との協業については上記図の「RESEARCH」の部分になるため、引き続き進めたいと思っています。
また、今年参加したハッカソンのような取り組みについては「PROTOTYPE」の部分を推進していくものになるため、合わせて進めていきたいと思っています。

まだ活動し始めたばかりですが、Code for SOKAを今後ともよろしくお願いいたします。
来年のアドベントカレンダーの時期に新たな活動報告ができるように、来年も頑張ります。

#codeforsoka

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