梅豊作
庭に2本ある梅のうち、小梅はわずかしか穫れなかったが、大梅の紅さしはいつにない豊作だ。
木の下にネットを敷いて、朝と夕方、熟した落ち梅を拾いに行くのが楽しい。
しかも薬剤は一切使ってないにもかかわらず、虫食いやソバカスのほとんどない美梅である。
例年、梅の新芽には決まってアブラムシがたかってベタベタにするのだが、今年はそれもない。
アブラムシといえば、菜園コーナーに植えていた(というより勝手に生えていた)ニラに、今年は見慣れない黒いアブラムシがびっしりたかっていて、いつの間にかニラがきれいに消えていた。
ニラにつくアブラムシと梅につくアブラムシは別種だとは思うけど、アブラムシ界にも何かの異変が起きているようだ。
何にしてもありがたい。
代わりに蝶のような蛾が梅の周辺をフワフワいっぱい飛び回っている。
よく見かける虫ではあったがちゃんと名前を知らなかった。調べると「ウメエダシャク」というらしい。
幼虫のシャクトリ虫が梅の葉を食べるらしい。まぁ梅の木は剪定が大変なくらいなので、葉っぱだけならいくら食べてもらっても構わない。
あんまり警戒心がなくて、フワッと飛んでスマホを構える私の指にとまったりする。なんでも体液がまずくて鳥から食べられることもないのだとか。
梅干し。
例年15%の塩で漬けている。今年もその方針だけれど、一部10%で漬けて冷蔵保存しようかなと思う。
にしても、白菜などは3%くらいの塩で漬けるのに慣れているため、あらためて入れる塩の量の多さにおののくのであった。
梅仕事はまだ続く。
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