苦手な環境こそ成長シロがあると捉える

 ONEPIECEの作者である尾田栄一郎先生は、ストーリー構成には一切他者を巻き込まないんだとか。
 その理由は自分が作ったもので仮に面白くないと言われれば、責任は全て自分にあると言えるから…という趣旨の発言を単行本のSBSで読んだ時に、かっこいいなと思った覚えがあります。
 その影響もあって、さらにはここ3年は2人担任体制でも私がリーダーとして行動する場面が多かったので、“自分が楽しいと思ったら、子どもたちも楽しいはずだ“という信念のもと、突っ走る場面が多かったです。
 もちろんそこで起きた全てのことの責任は自分がとる覚悟で。そこに妥協とかは一切ありませんでした。

 しかし、今年度から新たな環境に身をおき、これまでのやり方とは違う園で働いています。
 30人を超える子どもたちを3人体制で保育するのですが、ここで行われているのが“担当制“。簡単に言えば、クラスを3分割して、それぞれのペースを尊重する形で担任が関わる保育です。クラス全体を総隊とするなら、分割したクラスは小隊みたいな感じでしょうか。(すいません、この辺はまだまだ学び始めたばかりで、上手く言語化できていないと感じます。汗)

 今日の本題はこの“担当制“に関してなのですが、やってみると如何に自分が“周りを頼るのが下手くそ“なのかが浮き彫りになるんです。これはこれまでやってきた自分のスタイルの弊害なのかなと思うことも。

 30人を超えるクラスを1人でなんとかしようだなんて、とてもじゃないですが無理です。というか私が意地を張ってる間に絶対にトラブルが起きることは目に見えてます。と言うことで、絶対に頼らないといけないわけです。

 正直4月は“こういうの俺、苦手だなぁ…“と思っていましたが、ここに自分が成長するチャンスがあると思えるようになっています。

パッと思いつくだけでも、
・周りを頼る力
 →子どもたちに危険がないようにするために、どのようにして人員を配置するのかを考える(マネジメント的な?)
・自分の保育をプレゼンする力
 →“こういう遊びをしたいと思っている“と伝えるために試行錯誤する(プレゼン力)

 これらの力はいずれ自分が園を運営する側になった際に、必ず必要になる能力だと思います。

 今はその時が来るまでのトレーニング期間と捉えると、なんか毎日がキラキラして見えてくるし、毎日PDCAだなと思います。

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