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【潰瘍性大腸炎】ヨガの効能

ヨガを少々やっている。好きでも嫌いでもない。純粋に病気をよくしたくて、試しに始めたものだ。よくヨガで病気を治すとか、もっと軽いので言えばダイエットとか聞くものだが、ヨガの実践自体が直接病気を治すなどとは考えていない。それは飛躍しすぎだ。

この病気を持つということは、グレた子どもを体の中にもっているような感じなんじゃないかと思う。子どもをもっていないので、正確にはわからないのだが。

トイレに行きたい、となるとすぐに行ってやらなきゃいけない。貧血か薬のせいかわかんないけど、怠い、となったら本当に動けない。お腹をちょっとでも冷やしもすれば、もう無理ー、とすぐに下す。

たぶん病気になる前だって、体はそうやって、声をあげていたんじゃないかと思うのだ。今よりは小さな声で。しかし、親である私の精神は、それを完全にネグレクトしていた。そういうわけで、体はもっと大きな声を上げざるをえなくなったのだ。精神と身体は完全に乖離してしまっていた。

〜歳の女子ならこれができているべき、こうあるべき、というのは全てイリュージョンだ。私は世間体を気にするあまり、病気になるまでそれに気づかなかった。

いろんなヨガのクラスに行ったが、どこでも、「体の声を聞きましょう」とやる。正直にいうと、それが最初の3年間、まったく分からなかった。「綺麗なアーサナを見せたい」とか、「クラスのあの人より進みたい」とかそんなどうでもいい精神の声の方がずっと大きかったのだ。もうそのときには、大腸からひっきりなしに出血していたにも関わらず。

ヨガは、私がどんな状態かに関わらず、ぶれずにそこにいて、「体の声を聞け」と言い続けてくれる。そういう意味では、グレた子どもが落ち着いていくように、病気の改善の一助にもなっているのかもしれないな、と思う。


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