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浦和移住のススメ

ご挨拶
はじめまして!浦和住みリーマンのゆーすけと申します。昨年、訳あって埼玉は浦和で中古マンションを購入し、慎ましく、かつ心地よく生活をしております。妻と1歳の子供1人、アラサー子持ちお父さんです。
マンション好きが高じて宅建取得までしてしまいましたが、本業はまったく不動産の関係ない、日々SUUMOの縦スクロールを継続反復する程度の普通の(?)サラリーマンです。

Twitterで主に活動しており、浦和近辺のオススメマンションを呟いたりしています。アカウントはこちらです。

元々東京生まれ、東京育ち、都内勤務だった私が家の購入を検討するにあって、なぜ東京を去り、荒川を超え、翔んで埼玉するに至ったのか。その理由と共に、埼玉は浦和の魅力、狙い目物件の探し方等、現地潜入レポートするが如く徒然なるままに書き綴りたいと思います。

※全文無料ですが、もし参考なったよー!など思っていただけた際には、投げ銭的にポーンといただけると筆者のモチベが上がります笑

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目次は以下のような感じでございます。

■はじめに
・荒川を超える前の話をしようか
・なぜ我々は荒川を超えたのか?
■浦和の魅力
・予算内での都内 VS 浦和サマリ
・魅力サマリ
■浦和の基礎情報
・浦和の交通利便性
 -電車
 -車、タクシー
 -旅行(新幹線、飛行機)
・浦和の住環境(災害観点)
 -地震
 -水害
・浦和の商業施設等利便性
・浦和の保育環境
 ‐待機児童
 -子育て支援
・浦和の教育環境
 -学区
 ‐教育水準に係る所感
■浦和物件探訪のススメ
・中古マンション検討のススメ
■理想の住まいの探し方(オマケ)
・おうち選定フォーマット

それではいきましょう!

はじめに
私の想い、メッセージとしては「良好な住環境を東京に比してコスパ良く享受可能な浦和は、荒川越える価値あるよ」というのももちろんあるのですが、このような「合理的に考えて埼玉」な側面だけでなく、「情緒的に考えて浦和」を推していきたいと考えています。自身の経験から語りますので、あまり数値やデータには拘らず(必要に応じて挿入するものの)、都内からの移住者としての「肌感覚」をメインにお伝えします。
※合理的に考えて埼玉な側面は、埼玉全域&戸建て志向を主にカバーする、すんで埼玉@sunde_saitama氏が発信しておりますので、フォローしてみてはいかがでしょうか。

この記事は主に都内若年層夫婦を対象としたエールのようなものですが、決して「都内は高過ぎ、安いエリアは微妙だから浦和においでよ!」ということではなく、限られた予算の中で広く理想の住まいの検討をした際に、浦和という選択肢があり、我々夫婦のようにマッチする人々がいるとすれば、私が語ることに多少の価値があるかと考える次第です。(人によっては理想の移住先が千葉、神奈川になるかもしれませんし、もちろん都内都下かもしれません。)

導入部分が続きますが、そもそも浦和は我々のような若年層夫婦の東京からの流入は多くみられる傾向にあり、その理由を紐解く内容だとご理解いただいても差し支えないですし、既に浦和に居住中の皆様におかれましては「よそから来る人はこの辺を良いと思うのか」と魅力を再認識いただければというところです。

浦和単体のデータはないものの、埼玉県は子育て世帯の流入が非常に多く、特にさいたま市においてその傾向は顕著なものと推察されます。

転入超過1


結婚・子育て世帯の30代前半をピークに転入が続く

転入超過2

30~39歳、対東京においては、5年間で1.5万人ほどの転入超

出典)第2期埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略

各ご家庭の個別具体の事情は様々と思いますが、皆様の家探しの一助、ひいては浦和の魅力が伝われば幸いです。挨拶が長い。挨拶の最後にちょっとだけ以下もどうぞ。

長谷工アーベスト調査の住みたい街ランキングでは、なんと浦和が3位になっています!
首都圏の住みたい街ランキング2位は吉祥寺、初の1位は?

ちなみにSUMMO(リクルート)の方では10位です笑
SUUMO住みたい街ランキング2020 関東版 ~住みたい街(駅)1位は?~


荒川を超える前の話をしようか
記事の長さを助長するコーナーですが、前段としてしばし私の失敗談にお付き合いを。

荒川を越えて埼玉入り?夫婦ともども、当初そんな気は毛頭ありませんでした。Twitterご覧の方はご存知かもしれませんが、私は1度、都内は錦糸町で新築マンションを契約しています。しかしながら、その判断が奥さんや家族の未来を考え切れていない「独りよがりなもの」だったことに気づいたため、契約を解除、予算を見直した上で改めて家探しの旅に出ました。そしてその終着点として、浦和に辿り着いたのです。


前日譚、のちの理解の補足として、当初の私の考えと新築マンション解約後の意識の変化を少し語ります。
そもそも私が家の購入を考えたのは、良くある話ですが子宝に恵まれたからです。当時居住中の手狭な1LDKから、ファミリータイプの家探しを開始、購入した方が後々の資産にもなるので良いのではないか、そんなよくある流れです。

当初の家探しにおけるプライオリティは、仕事が忙しかったこともあり「職場へのアクセス」が一番でした。次いで、北関東に住む「奥さんの実家に出やすいこと」そして、個人の趣向として駅前が賑わっている街が好きなため「繁華街に近いこと」をベースに検討しました。アクセス重視、利便性の高い街、というフィルタにより、自ずと思考はマンションへ。そして、新築マンションを探し出しました。

白羽の矢が立ったのは、錦糸町徒歩10分圏内のとある新築マンション。信頼できる売主に、相場は当時としては妥当な70㎡弱/坪300万/グロスで6000万強程度、資産価値も手堅いであろう良い物件でした。
無事めでたく契約を済ませ、新生活に向けて順風満帆、とはいかなかったので今の私があるわけです。

我々共働き夫婦の世帯年収(1000〜1500万レンジ)であれば、6000万強の物件購入は一見容易に感じられました。しかし、住宅ローン選定にあたって、担当営業マンに言われるがままではなく、自ら調べつつ保守的に固定金利を検討した事に端を発して、不穏な空気が流れ始めます。

景気に左右されやすいボーナスでの返済は極力避け、永住志向で手堅く返済すべく固定金利(と言っても空前の低金利です、選択肢としては妥当性があります)とした場合、管理修繕費込みで20万/月を超えるランニングになることが分かりました。「少し高いな」当時はそう思いました。それなりに貯金もありましたが、手元資金は取っておきたいこともあり、軽い気持ちで親に多少の援助を打診したのです。

親としては「金を出すということは、口を出す」となります。急転直下、両家の親から「あのマンション、高すぎるんじゃないか?」と堰を切ったように突っ込まれ始めます。私の両親に関しては、モデルルームにも一度連れていき、事前に見てもらった上での契約でした。賛同を得られたと思っていた我々夫婦は面喰いました「なぜ急に反対を…?」という心持ちです。

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東の新宿(今名付けた)こと錦糸町、魅力溢れるターミナル駅

父曰く「高すぎる(from東京生まれの私の父、親世代の物件価格に比して高すぎるの意)」さらに父曰く「高すぎる(from北関東の義父、豪邸が立つレベルの物件価格、東京は物件が高すぎるの意)」。

住宅ローン金利が昔とは違うこと、都内の共働き世帯では良くある価格水準等々説得を試みるも、奥さん側も不安な心境になっていくのが手に取るように分かりました。子供が生まれれば収入は減、バリキャリ志向とも言えない奥さん。親との諍い、奥さんの逡巡があるまま購入に踏み切るには、私はいささか優しすぎました。臆病とも言ってもいいでしょう。私はこの新築マンションの解約を決意し、いい歳こいて涙を流しました。
(手付金は相当額を既に納めていましたが、私は心を鬼にして販売代理の〇〇に対峙し、無条件で全額取り戻しました。本件ダークサイド落ちするエピソードは、趣旨がそれるのでまたの機会に…)

親ブロックで仕方なく…もちろんそうなのですが、この時に自己の考えを深め、奥さんとよく話し合った中で、本当に大事なのは「奥さんと生まれてくる子供、すなわち家族」だと改めて気がつきました。私の通勤の苦楽など、些細なことであるとようやく思い至ることができました。(後にテレワークがある程度常態化し、通勤の「苦」が多少消え去ることになります。よかったね。)

そういう意味で、親たちには非常に感謝しています。私の父はこうも言いました「お金に余裕がないと、家庭がギスギスするんだ。」私は3人姉弟の末子長男で、何一つ不自由なく育ててもらったことに思い至りました。父のこの言葉は、親として、年長者としての至言であったと今なら分かります。ある意味、これが私が一番伝えたいことなのかもしれません。

もちろん6000万の予算の多寡については、世帯年収をベースとして各ご家庭で異なるところかと思います。皆さんにおかれましては、予算の上限は専門のFPさん等にご相談してよく見極めて下さいね。。稼ぎが十分ならまったく問題ない話ではあります。コロナ対策同様(?)、予算決めに際しては正しく恐れることが重要です。

個人的には、夫婦の与信MAXフル活用、キャッシュフローギリギリ●倍界王拳には歯車が一つでも狂うと崩壊するリスクが付き物のため避けたいのと、資産価値重視での物件購入は、常にその資産性を気にかける必要があり、家庭の安寧やQOLに弊害があるのではと感じています。

ここまでで分かるように、私のアドバイスはQOL重視&生活余剰金重視&永住志向の実需層向けがベース(家族構成の変化や勤務地の変更による住み替えはOK、むしろそれに備えての資産性確保には賛同)となりますので、ご認識置き下さい。

さて、ここから予算の仕切り直し、都内外含めた割安中古マンション探しの旅が始まります。ここでは旅の過程は割愛しますが、地歴の悪いエリア選定等で再度の親ブロックにあったりして、涙を流すこと幾星霜なのでした。(筆者はよく泣く)

なぜ我々は荒川を超えたのか?
そろそろ本題に入ります。断固たる決意で設定した予算は、ドン。
「6000万より1000万水準を下げ、5000万以下とすること」断固たる制約と誓約です。
成約時のエモーショナルなエピソードは、以下の一連のツイートを参照下さい。(制約と誓約により、成約に漕ぎつけました。ってやかましいわ。)

これは制約と誓約!!覚悟の証!!
リスクはバネ!!制約と覚悟が大きい程 念は強く働く!!

by HUNTER×HUNTER クラピカ

制約と誓約

本当は「制約と誓約」ページを入れたかったけど、ダメよね

月の支払いで言うと大凡14万以下、当時居住中の都内1ldkと同水準とし、私1人の年収でもなんとか暮らせる範囲に収めました。共働きの奥さんの収入が、丸々生活余剰金になる算段で、余裕ある資金計画です。

この予算の下においては必然的に中古がスコープに入ってくるのと、奥さん北関東実家距離を考慮すると、検討エリアが構造的に変化せざるを得ません。
東京は足立区、荒川区、葛飾区、北区、板橋区等々…そして都外もスコープに入ってくる中で、北関東との接続の観点において、ついに浦和が候補に登場するのです。
なお、東京湾岸(江東区・中央区)がスコープに入ってこないのはなぜ?とお考えの方もいらっしゃる(いるのか?)と思うので補足すると、実家距離フィルタで弾かれた、かつ奥さんが湾岸なんかイヤというエモーショナルな理由です。。ちなみに奥さんは湾岸勤務です。。

予算内での都内 VS 浦和サマリ
では、我々夫婦の荒川越えを決めた主な比較要素について、都内検討エリア比較で以下端的に示します。なお、異論は認めます。

前提:予算5,000万、駅徒歩10分圏内マンション

<物件価格>
都内△:住みたい街(主に東京イーストエリアで北関東への接続優れる)の新築70㎡3LDKは6,000~7,000万程度、中古も高い、予算内の検討可能なエリアは肌(?)に合わず

浦和〇:新築・築浅の駅徒歩5分圏は都内に匹敵する水準も、中古マンション駅徒歩10分圏は比較的綺麗さを保った築年数(10~15年程度)で4,000~5,000万の物件が存在(詳細後述)

<資産性>
都内〇:駅によるがまぁ総じて〇とする
浦和◎:良い but 上がり過ぎなう(東京イースト湾岸エリアのよう)

<交通利便性・勤務地アクセス>
都内◎:良い
浦和〇:意外と良い、東京駅or新宿渋谷池袋方面どっちもで出やすい

<街の質・雰囲気>
都内△:予算内の検討可能エリアの街並み・人・雰囲気に馴染めず
正直民度が合わないと感じてしまった、子育て世帯としては敏感になるところ(南千住は再開発エリアで悪くなかったが、父に反対食らう、めんどい)

浦和◎:埼玉県庁お膝元の文教都市、富裕層の居住区だけあって治安良し
月曜から夜更かし的な人の絶対数が少なく、高齢者含めしっかりした方が多い

<商業・文化施設>
都内◎:少し足を伸ばせばいくらでもあり
浦和◎:浦和に全て具備有り、素晴らしい
「伊勢丹、パルコ、コルソ」の駅前三銃士をフル活用

<保育>
都内△:検討エリアは厳し目
浦和△:厳し目、園庭付きの広い園や駅チカ園に入るのは難しく、保活が必要

<教育・塾等施設>
都内◎:優れる、少し足を伸ばせばいくらでもあり
浦和◎:県立浦和高校から何となく分かると思うが、優れる

<災害(地震・水害)>
都内△:検討エリアは地震、水害共に影響が大きい
浦和〇:台地上にあり地震も少し安心(揺れやすさはある)、荒川氾濫時の影響区域でもない

<実家距離>
こちら個別具体の事情になりますが、非常に重要な要素ですね。
私は奥さんが北関東の出身であるため、そこへのアクセスで評価します。
都内△:遠い、電車or車で1.5h程度
浦和〇:ちょっと遠いけど、電車or車で50min程度

ざっっくり申し上げると、総じてこんなところになります。

浦和の魅力サマリ
誤解を恐れず言えば「文京区のような環境に安く住める※」であり「コンパクトシティとして完成度が高く、都内の利便性高い街にも負けない」であり「通勤時間もそこまで妥協しない」と、とにかく良いとこ取りのバランスを追求した結果が浦和です。
※筆者は文京区にほど近い新宿区エリアに住んでいたことがあり、文京区の雰囲気・環境はなんとなーく捉えた上で分かりやすさ重視で書いていますが、あくまで比喩ですのでご了承下さい。

予算という変数に制約をかけ固定をしたことで「浦和は、都内安価エリアに比して、こと中古マンションにおいては同予算で住環境に優れる」ということを大変遠回りながら見い出せたことに価値がありました。

駅前

黄昏時の浦和駅東口、大変綺麗に整備されています

とりわけ夫婦で満足している点は「民度の高さ」「商業施設等利便性」です。(民度というと言葉が悪いかもしれませんが、他に適切な言葉を思い浮かばないので使わせていただきます…!)

民度を肌で感じるのは、街で行き交う人々が子連れの家族に優しいことだったり、夜の駅前でも治安が悪くないことだったり、様々です。これは住んでみないと本質的には分からないことですが、一度街を訪れるだけでも肌で感じ取れると思います。
もちろん、駅前で変な人を見かけることも多少ありますし、商業地ゆえに夜は酔っ払いの人もいますので、期待し過ぎないこと!にしても平和です。駅前に酒缶持ってたむろしてるおっちゃんとか皆無です。

商業施設等利便性については詳細は別途としつつ、徒歩圏内で全てが完結するまさにコンパクトシティです。個別の趣味嗜好を満たそうとすると多少足を伸ばす必要はありますが、日常生活において不便はまったくありません。

また、これはコロナ禍においてより一層のメリットになるのですが、東京に比べあらゆる場所でスペースにゆとりがあるように感じます。三蜜回避、心理的にも安心ですね。

ここで私の奥さんの至言を一つ。
「東京を諦めた訳じゃなくて、浦和を選んだんだよね。」

良い言葉でございますね。トイレの壁に貼ったりしたいですね。最後に「みつお」とか書いて。

はい、それでは基本的なステータスとなる要素の詳細を掘り下げていきましょう。長い、長いぞ。

浦和の交通利便性
この辺はさくさくいきましょう。
主要駅への主要路線での所要時間は以下です。

東京上野ライン
浦和 8:13
上野 8:35(22分)
東京 8:41(28分)

湘南新宿ライン
浦和 8:04
池袋 8:27(23分)
新宿 8:33(29分)
渋谷 8:38(34分)

京浜東北線
浦和  8:02
秋葉原 8:41(39分)
※上野で山手線乗り換えでは8:30着です

え、早くないですか…?(白々しいポジショントーク)
東西双方に出やすいのが良いですね。東京イーストエリアに住んでいると新宿まで40〜50分とかざらにあります。

車はどうでしょう。
浦和駅→東京駅
距離:30km
時間:33分

タクシー代の目安は1万円強になります。
都内住まいと比して、終電なくしてタクシーで帰るのはちょっと厳しいお値段ですが、時間はそんなにかからないですね。

しかし、災害時など、都内の勤務地から家まで徒歩で帰る必要のある際には荒川が大きな壁として立ちはだかることになります。
Google大先生によれば、5時間from東京駅かかるそうです。大学生が飲み会後に終電なくし、始発待つのものあれだしノリで歩いて帰ろう的な企画にはピッタリな時間ですね。

旅行観点での交通利便性はどうでしょうか。
まずは空港から。
浦和 8:01 → 羽田空港第1ターミナル 9:07(1時間6分)
浦和 8:02 → 成田空港 9:54(1時間52分)

また、羽田には駅前からバス便が出ています。
浦和 7:35 → 羽田空港第1ターミナル 9:30(1時間55分)

バス便は楽な反面ちょっと時間かかりますし、定刻通りでないリスクも考えられるため、ちょっと使いづらいですかね。(筆者は1回復路で使ってみましたが、帰りは楽ちんで良いです。)

新幹線は、大宮駅から複数路線に乗ることができます。
乗り入れ路線は東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線です。
浦和から大宮までは、湘南新宿ラインなら6分です。

直近家族で東北新幹線を使い那須の方にGo toしたのですが、快適に旅できました。

浦和の住環境(災害観点)
・地震に関して
大正関東大震災で都内で被災した方々が避難し「ここらへんなら大丈夫だろう」と浦和周辺に移り住んだという地歴があります。
大宮台地に乗っかっている浦和は概ね安心かと思います。しかし、県北に走る深谷断層、県南西に走る立川断層、関東平野北西縁断層帯等があり、直下に活断層はないものの揺れやすいエリアと言える(関東は全域そんなもん?)ため、油断は禁物です。

さいたま市地震防災マップはこちら

・水害に関して
荒川最大規模の氾濫でも、浦和区は基本高台に位置するため被害はありません。局所的な浸水を調べたいときは以下お試し下さい。

地点別浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)はこちら

浦和の商業施設等利便性
浦和最強の商業施設はパルコです。これに関しては異論は認めません。

パルコ朝

朝日に光輝く浦和パルコちゃん

パルコ夜

闇夜に煌く浦和パルコちゃん

パルコちゃんの素晴らしさは以下ツイート参照のこと。
そのほか駅前利便性への熱い思いも併せてご覧下さい。

パルコ、伊勢丹、コルソ。
毛色の異なる商業施設が駅前に集積しており、日々のお買い物が捗ります。
パルコは文化施設も含めてとにかく全方位に強いですし、伊勢丹はハレの日の贈答品や子ども服等の購入に重宝します。(徒歩でいけちゃうのがゴイスー)
コルソにもスーパーがあり愛用しているのと、ユニクロが入ってるのが強いですね。

スーパーは駅チカに5つあります。なんだと、十分過ぎる。
エキナカ:ザ・ガーデン自由が丘(アトレ内)
東口:ヤオコー(パルコ地下)
西口:富士ガーデン(コルソ地下)、伊勢丹地下1階食品売り場
北口:イトーヨーカドー
※成城石井もエキナカにあります。

アトレ

atreはスーパー、ジム、カフェ、レストラン、雑貨屋等々、バリエーション豊かな店舗が入っていますが、お食事処とスーパー、ジムがメインといった感じ

伊勢丹

最寄り駅に伊勢丹があることにまだビビっている浦和移住2年目

コルソ

ちょっと古めかしいけれど、老若男女問わず過ごしやすい浦和を象徴するようなショッピングモールのコルソさん

我々家族は生活導線的に、エキナカのザ・ガーデン自由が丘とコルソの富士ガーデンを常用しつつ、他の場所にもちょくちょく行きます。奥さん的には生鮮食品の質は富士ガーデンが良いとのことです。(安さ比較はしたことがないので誰か頼む…)

各スーパーでは半額タイムが敷かれますが、浦和情報発信のドン、浦和たまこさん@saitama_tamakoブログに寄れば、巡回ルートとしては以下推奨とのこと。

「伊勢丹(19時台)」→「コルソ(19時台後半)」→「浦和アトレ(20時台)」「浦和パルコヤオコー(20時台後半)」

うちの奥さんも推奨の、コルソ富士ガーデンのブログ記事はこちら
たまこさんブログありがたや~。

浦和のローカル情報発信と言えば、こちらの浦和シティネットさんもドン!大変参考になります!浦和生まれ、浦和育ちの管理人さん@urawacity_netが日々更新されています。

さぁ、ここで個人的な一番の推し、北口改札の蔦屋書店です。もちろんスタバ併設です。

蔦屋書店

通常の選書も、子供向けの絵本の取り揃えもいい感じな蔦屋書店

出勤日には、改札出て蔦屋書店で好きな本を少しだけ物色してブレイク後帰宅可能でQOLが爆上がりしています。帰宅導線に蔦屋書店のある生活 is priceless

私、とにかく映画館と本屋がある街に住みたいという想いがあったんですよねぇ…。浦和に両方あると知った時、個人的には荒川越える気がグッと増したのを覚えています笑
また、浦和には結構な数のカフェが点在しており、私の心を更にグッと掴んで離しません。丁寧な暮らし、丁寧な暮らしはいらんかね。

休日には、さいたま新都心のコクーンシティ、大宮の各種商業施設も活用でき、もはや東京に出かける必要がなくなってしまい驚いている今日この頃の俺だぁ~。(唐突なEXIT)

飲食店のことまで語りだすと先に進めなくなるので、一旦ここまで。
とにかく、浦和で生活必需品以上のものが揃うのに加えて、さいたま新都心と大宮(ほぼ埼玉の池袋含め)も移動時間少なく休日使いできるため、想像以上に快適に過ごせています。

※唯一の心残りとしては、私のオタク趣味(オーディオビジュアル機器、マンガアニメ等)を満たす街である秋葉原へ行くことがなかなかできない点くらいです。。

浦和の保育環境
さいたま市の待機児童は多く、保育園の事情については厳しいと言わざるを得ません。流入超過の状況の中で、対策をしていないわけでなく、追いついていないということです。参考記事はこちら

待機児童数
20年4月時点:387人(内、浦和区58人)
19年4月時点:393人(内、浦和区?人)

さいたま市の報告データは以下出典の通りで、令和3年4月に向けては27施設2,083人分の受け皿が増えることとなりますが、既存の待機児童と新規の児童の申込をどれだけ吸収できるでしょうか。。

出典)令和2年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について

さいたま市の新設保育園はこちらより確認できます。住所で送迎可能な園を見ていく必要があります。

また、さいたま市の取り組みとして幼児教育を希望する世帯の選択肢を増やす目的で「子育て支援型幼稚園」が設置されています。幼稚園ではありますが、預かり保育が可能にて、金銭的負担が小さくなります。
浦和区には「黎明幼稚園」「ひかり認定こども園」「常盤幼稚園」の3か所あるようです。概要はこちら

我が家も保活(というほどやってないのですが)まっただ中で、令和3年4月入園に向け、10か所以上の希望園の提出を終えたところです。
さいたま市の共働き世帯の基準点は62点になっており、ここを一歩抜けるためには一度認可外に入れるなどして、いわゆる保活を実施しないといけませんが、我が家はそのまま素の62点で挑んでいる形になります。
基本的には共働きを志向していますが、育休を伸ばすことに抵抗はないのと、最悪片働きの選択肢も残されている(そのために予算を切り詰めリスクヘッジしている、奥さんは子供との時間を極力大切にしたい)部分もあるので、こちら参考程度でお願い致します。

狙い目は募集数の多い新設園となりますが、実績がないため親としては少し不安が付きまといます。とは言え、背に腹は変えられないのでとにかく申し込む、というのが浦和の保育園事情のリアルなところです。
個人的には、令和3年7月開所予定の第二浦和たいよう保育園いいなぁと思ったり。ライオンズマンションコスタ・タワーの横で好立地なんですよね。(脳みそのマンクラ化進行が激しい)

奥さんの繋がり含め、周囲の人々の話を聞いていると、0~2歳まで預かってくれる小規模保育や家からも遠い場所も含めて要望を出しつつ、どこかに引っ掛かるかな?というレベル感ですので、園庭付きの公立、駅チカ等の保育園には、希望を出してもなかなか入れないのが実情かと思います。兄弟姉妹加点でそちらが優先され、定員埋まってしまったり。。

嘘偽りない本音として、浦和移住の際は保活前提の心構えでいらしてください!

・オマケ:子育て支援
浦和最寄りの元祖タワーマンション、エイペックスタワーの中にステキな施設がございます。

子育て支援センターうらわ
おもちゃや絵本を多く備えた無償のキッズスペースです。

支援センター浦和

公式HPはこちら

コロナ禍においては予約制となっています。(が、飛び込みでも柔軟に受け入れてくれます)
うちの奥さんも足繁く通っていますが、月の恒例行事などもあり楽しそうです。ママ友もこちらでできたようで、何よりです。

キッズスペースつながりで、有償ではありますが以下ご紹介します。

ボーネルンド キドキド
さいたま新都心駅前のコクーンシティにある、おもちゃや大型遊具の輸入を手掛けるボーネルンドが運営するキッズスペースです。

ボーネルンド

最初の30分、大人も子供も600円、以降の延長は子供のみ100円/30分の追加料金がかかります。
嬉しいことに、大人一人で入った場合、途中で交代ができます!お母さんが洋服見ている間にお父さんが一緒に遊び、バトンタッチして今度はお母さんが遊びお父さんは家電を見に行く…なんてことが可能です。素晴らしいシステム。

ボーネルンド2

公式HPはこちら

もう一つだけ、ご紹介を!

子ども家庭総合センター あいぱれっと

あいぱれっと

与野駅から徒歩7分の場所にある様々な子育てに関する施設が入る複合施設です。児童館的な施設から子育てに関する悩み相談の窓口まで、総合的に支援を行っています、もちろん入館料は無料です。
私はまだ行ったことがないのですが、フォロワーさんより教えていただきました!ありがとうございます。

公式HPはこちら

浦和の教育環境
浦和の公立小学校・中学校の学区は、マンションのアピールにも使われるほどで、教育熱の高い子持ち若年層夫婦には非常に重要な要素にて、気になる方も多くいらっしゃると思います。
私もまだまだ詳しくないのですが、ポイント抑えていきたいと思います。

まず、有名どころの公立小中学校について紹介します。学区に沿って進学中学を合わせて記載しています。

・常盤小学校→常盤中学校
・高砂小学校→岸中学校
・仲町小学校→常盤中学校
・岸町小学校→白幡中学校

※ベテラン浦和民の方、足りねーよとかこれ入らねーよなど認識相違あればご指摘下さい…!

これは完全なる個人的な印象ですが、キャッチコピー的に付けるなら、「歴史と伝統の高砂」「学力の常盤」「自由闊達な岸町」そんな感じです。総じて評判は良く、そもそものエリア全体の教育熱が高いということもあり、学力は個々の資質や親のコミット具合で如何様にでも変わるものと思っています。

いずれも基本的に浦和駅西口のエリアになります。県庁のある西エリア(特に高砂・常盤・岸町)に人気学区が集中しています。よって西口オンリーで物件検討される方も多いと思います。

検討中の物件ごとに学区を確認する必要がありますが、さいたま市のHPよりこちらのまとめが分かりやすいです。一部東側でも上記の学区になります。

誤解を恐れず言えば、年収と教育には相関があり、年収の高い層が住むエリアにおいては教育水準が高い、ということであり、地歴的に地場の富裕層や地元の名士の方々住むこれらのエリアにおいては、必然的に教育水準が高くなるということです。

私がここで重要だと思うのは「教育への意識が高い環境に身を置くこと自体が、間接的に勉強への意識付けを行うことになる」という効果の面です。
例えば「友達が塾に行ってるから、僕も私も行く」というのはその際たる例で、これを突き詰めれば「東大をみんなが受けるっていうから僕も私も受けてみる」になります。
(子供の勉強に関する意欲って特殊な事情がない限りそんなもんだと思います。友達と一緒にいたいんですよね。)

こういった記事もあるので読んでみて下さい。
教育熱心な親が大宮ではなく浦和に家を買う理由

ここで一つデータを示します。

支出ランキング

出典はこちら

なんと全国都市の中で、さいたま市は中学補修教育費と語学月謝費が1位になっています。これだけでも教育にかける熱が伝わってきますね。
ちなみに東京は23区でまるっと見られていますので、区単位に分解すればもちろんこの限りでないと思います。

さいたま市民はインターネットもお好きなようで、どんな人が何調べてるんですかね笑(←その一員であることに気づいていない)

さて、この月謝はどこに流れているのかというと、補習教育費については主に南浦和の「塾銀座(と呼ばれる、塾が並ぶ通りがあります)」もしくは北浦和駅前の塾に流れているのでしょう。
浦和エリアには、ニーズに合わせて学習塾がひしめいていますので、受験にあたっては塾選びも肝要そうです。

また、中学受験or高校受験どちらにするか?も大きな命題の一つですね。
これらの情報期待していた方すみません、私もまだ捉え切れていません。各学校の卒業生進学先を集約すれば色々と参考になるんですけど、情報出てこないですね。どこぞの掲示板に地元住民の方がチラッと個別の学校の卒業生進路書いてたりするのは見つけましたが、定量的なものがないです。

この辺りは子どもの成長と共に知見を深めていこうと思っていますが、お詳しいベテラン浦和教育ママパパ情報プリーズです。

”君たちが合格できたのは、「父親の経済力」。そして、「母親の狂気」。”
 by 二月の勝者 黒木蔵人

私が家探しをしていた際に「子どもがとある都内名門私立中学に受かったから東京に引っ越す」という方がいたので、中学受験の割合どんなもんですか?と聞いたところ、半数くらいと言われたことはあります。ちょっと感覚的には多いような気もします。

総じて、情報収集していて感じたのは、公立学校の教育水準が非常に高いというわけではなく(ディスってるわけではないですよ!良い学校との評判が多いです)、教育意識の高い住民が多く、そこにかけるお金を惜しまない、ということが実態かと思います。
なので、環境に期待はすれど、学校自体に期待し過ぎるのは禁物ということが言いたいのです。勉強する環境を整えてあげることこそ重要ですね。たぶんね。

オマケ:県立浦和高校の進学実績

こういう進学校でも、浪人生非常に多いんですよね。私は都立進学校→浪人生→私大進学なので、何とも親近感を感じてしまいました。ほんと半分くらい浪人するんですよね。基本的にはより上のレベルを狙うためですが。将来的なことを考えると浪人生って1年ならほぼノーダメージでより良い形で進学・就職できますし、結構バグ技な気がしてます。(お父さん、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m)

浦和物件探訪のススメ
やっときたかこのパート。終盤戦です。今しばしお付き合いを。

ずばり、浦和にコスパ良く住みたいなら「多少の駅徒歩と築年数を譲った中古マンション」です。これは私の生存バイアス的な意見ではなく、合理的に埼玉、ひいては浦和を検討するとすれば、必然的にたどり着く答えです。

新築or築浅が良い?分かります。駅徒歩5分以内がいい?分かります。
しかし浦和でこの水準は、もはや坪400万弱、ともする70㎡3ldkで8000万を超えてしまうかもしれない現状相場の過熱ぶりです。
これでは東京と変わらないので、経済的合理性がなくなってしまいます。。

浦和に魅力を感じている検討層におかれましては、この3つを意識して下さい。西口徒歩10分圏内想定。

 ①2015上野東京ライン開通以降の築浅、新築勢→坪320〜400万
 ②2013湘南新宿ライン開通以前〜築15年勢→坪200〜320万
 ③築15〜25年の築古勢→170〜200万
 ※70㎡の場合、坪単価×約21で総額です。

②がスイートスポットです。
築10~12年程度で価格の断絶があるので、コスパ的にはここ狙い目です。
鉄道開通利便性向上の影響だけでなく、2013年のオリンピックの決定による建材・人件費の高騰を避けられている、という前提の築年数のものですね。

築15年以内、築浦和徒歩10分圏内の条件であれば、坪単価220~250程度の物件がポロポロと出てきます。時には日当たり眺望良好大手デベロッパー施工の物件も出てきますので、それをゲットできればほぼ最高の条件と言えます。しかし、その流動性は抜群ですぐ売れてしまいます。在庫不足なのも東京イースト湾岸と一緒ですね。
クリーニング程度、手入れなしでギリギリ入居可能な水準(かつ、施工主によっては古めかしくも感じない)のため、コスパに優れるのです。給湯器等の設備劣化のリスクだけは念頭においておきましょう。
(もはや、駅前周辺築浅の坪400肉薄軍団とは思想が異なる商品ですね…)

この価格水準でコンパクトシティ浦和の恩恵を受けられるの大変素晴らしいので、「どーしても浦和が良い、でも予算は限られている」という方は、期限に明確な決めがないのであれば、ぜひ根気よく中古物件を探してみて下さい。
③の、築年数を更に譲って価格を下げ、リノベする選択肢も価値観によってはありかと思います。(冒頭紹介した、すんで埼玉にご相談するといいことあるかも!)

まずは浦和エリア管轄の仲介さんに諸条件を伝えて、網に引っ掛かったら連絡もらえるよう仕込んでおくことから始めましょう。後は自分でも、毎日SUMMOの新着物件を縦スクロールで追い続ける修行です。

★別途記事に譲りますが、浦和マンションマップを作成しようと思っています。上記①~②レベルの物件を中心にGoogleマップにプロットし、寸評を添えるようなものを考えています。

★Masaki P. Araiさん@Masamasakingよりご提供いただいた、浦和坪単価MAPと12月初旬時点での浦和中古物件リストを掲載させていただきます!
Masakiさん、情報提供ありがとうございました~!

浦和坪単価MAP

浦和坪単価MAP

浦和中古物件リストこちら(12月初旬時点)

いずれもとても有用かと思います!物件お探し中の方はぜひ参考にされて下さい。

理想の住まいの探し方(オマケ)
もちろん、理想の住まいの条件は各々の家族にとって異なることとなります。複数の物件を候補に挙げて比較するが常でしょう。
そんな時、どうしても客観性を見失って、ひとつひとつの条件の各論で家族と議論しがちになってしまうのですが、私はそうならないように簡単にサマリの表「お家選定フォーマット」を作成して管理・俯瞰していました。
今住んでいる物件も、先のツイートに出てくる「ビュークス浦和中町」のような特異なメリットはないものの、条件としては総合的に最高のものでした。それを客観視できたのはこの表のおかげとも言えます。

期間限定(一旦年内としようかと)で閲覧可能にしておきますので、家をお探し中の方はぜひプロットをしてみて下さい。

お家選定フォーマットこちら

<使い方>
サンプル記載してますので、見れば分かる感じで簡単ですが、
・検討物件の各種情報を記入して下さい
・各要素に重要係数を「1~3」で設定して下さい
・各要素に基礎値を「1~5」で設定して下さい
プロットしたら、総合点を見て冷静に比較しましょう笑
ポイントは係数の設定を、ご家族で相談の上で実施する、というところです。何が家族にとって大切なのか、定量化してみましょう。

今回の記事は以上になります!具体的な物件紹介等をご期待されていた方には申し訳ございませんが、それはまた別の機会に譲らせていただきます。(もはや記事を公開できなくなるほど時間かかる笑)

もしここまで読んで下さった方がいましたら、それだけで感謝です!長文にて失礼しました。

※もし、参考になったよー!という方がいらっしゃいましたら、今後のモチベーション継続のため、全文公開で有料設定(300円)にしていますので、お布施程度(?)に、投げ銭的にポーンといただけると大変嬉しく思います。

ではまた!皆様のお家探しが上手くいくことをお祈りしております。

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