見出し画像

甘え下手が助けを求めてみる(現在進行中_これからやるとこ)

 現在めちゃくちゃピンチなのに、ほとんど「助けて」も言えてないし、助けてもらえそうな気もあまりしない。そんな私は友人曰く「甘えベタ」なんだそうだ。

 「助けて」を言えそうな先を考えてみる。できれば子どもたちに知られず相談したいんだけど、ことがことだけに、友人たちにとっては重すぎる相談だ。実際、こんなにストレスが溜まった状態を続けていたら(そしてコロナにかかって)死んでしまうかもしれない。だから、死んでしまったときのことも考え、遺言書とか書いたほうがいいのかなとか考える。現在もちろん鬱であることは間違いない、死にたくなるときもある。でも、子どもを残して死ねません....だから、なんとか助けを求める必要があるし、万が一死んだときのことも準備する必要がある。

 まずは一昨日、自分のお金を数えてみた。子どもたち二人が成人するまでに使えるお金、私がずっと失業した状態だと仮定したらあとどのくらいあるんだろうか。一覧にまとめてみる。下の子は努力して中高一貫校に受かったばかりの中1。せめて彼女が高校卒業まで6年間、この生活を維持できるのだろうか。毎月の固定的な支出を洗い出してまとめて...切り崩す貯金の金額を年単位で計算してシミュレーションをしてみる。

 そして二人が成人するまで、だれが面倒を見るんだろうか。両親ー77歳と老いた両親との関係は良いが、遠くに住んでいる。そしてあまりにも可愛そうで酷な話である。妹ー仲は良いが向こうも夫も子どもも居て、家庭も色々でうちの子を見るのは無理だろう。友だちも多くはないがみな子育て中、我が家の子までお願いするのはどうなんだろう....こう考えると、普段まわりに恵まれているような生活を送ってきたが、いかに自分にはちゃんとした「絆」がないんだろうかと、またうつうつとしてしまう。

 そんな私が実は最も頼れるかなと思っていたのが、今は大阪に住む元カレさんである。この元カレさんは堅物だが信用できる人である。本人はシングルマザーに育てられていて、最愛のお母様を亡くして天涯孤独の身の上だ。子持ちの私に対して母を投影しているのかな、と思う言動も何度かあった。

 付き合っていたのは半年くらいかな、その間も、デートは月イチだけ。ラインもそっけなく、今後も一切人とは暮らしたくない、というこの元カレは、40台半ばにして独身、東京の郊外のファミリータイプの一軒家をなぜかローンで買ってそこに一人暮らしととても変わった人だった。実は既婚者?と思いきやホントに家に行ったら一人暮らしなのがよーくわかる家だった。私も子持ちの身だし、結婚願望も、彼の家に暮らしたい気もなかったし、子どもたちの父親になってもらうなんて全く思ってなかった。だから子どもにも内緒のお付き合いにとどめ、そして彼にも深入りせずのお互いが「ちょうどいい」関係だった。

 昨年8月のわたしの誕生日に喧嘩して別れた。理由は「誕生日なのにプレゼントをくれなかった」というバカみたいな話だ。誕生日だからときちんとしたレストランでご飯をたべ、その後美味しいお酒を何杯もごちそうになった。彼としては祝う気持ちはあったと思う。でも「女性に形に残るプレゼントをすることができない、考えすぎてしまってそれでできないんだ」と。私は、結婚もしなくていいし、同棲も求めてない関係だからこそ、どんなに安いものでも形が欲しかった。それで喧嘩別れ、というホントに中年男女がこんな話で揉めるとはというバカみたいな話だ。私のほうはたかだかプレゼントごときで、と別れても気になってはいた。何度か復縁したいな、と思ってたけど、向こうは仕事で忙しく、そもそもコミュニケーションをたくさんとるタイプじゃない。別れてからは、1ヶ月に1行くらいのラインが1往復か2往復、そんな感じの淡々としたコミュニケ−ションがかろうじてつながっていた。

 二人であったのは、お正月が最後だ。その時に「転勤するかも」と言っていた。 彼は、その一人暮らしの一軒家をたいそう気に入っていたから「転勤したくない、転勤しても月に一度は自分の家に帰りたい」と会社に交渉したんだそうだ。会社の規定では「ご家族があればいいんですけどね....独身でしょアンタ」といわれたとかで、「東京に戻ってくる新幹線代をもらうために偽装結婚するか」とか笑った。だからといってあつい関係に戻るわけでもなく、「寂しい、転勤するなら教えて」とお願いしていたのに、何も言わずにそしてホントに3月頭に大阪に転勤してしまった。私の中で、ああ、ホントに終わったんだな、この人は私に気がない、ということを噛み締めた経験だ。ようは失恋して終わった関係ということが言える。

 2週間に一度の1行のラインでどうやってこの状況を説明できるんだろう...。困ったことがあって落ち込んでいる、とテキストしても、美味しいお酒飲んでおけー♪と返ってきた。だから、もう、この人には頼れないと思ってた。

 今回、なぜ東京に来るのかは、私が目当てではなく、会社が在宅勤務になり自分の家に帰りたい、であることは確かだ。

 今朝「相談がある。電話できる?」テキストしたら、めずらしく「不謹慎だが今日の夕方会おうか?」とダイレクトな返事が来た。不要不急の外出はすべきじゃないこのご時世だが、私にとってはこの面会は不要不急だ。とのことで行ってくる。

 元彼にあったところで、状況は変わらない。でも相談できる男友達と会えるのは嬉しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?