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当たり前のことができない

出張中の移動日の今日。今日は京都で仕事、そして伊丹空港17:20発の大分便にて、明日の商談のために九州へいく....予定だった。

伊丹空港には16:50到着。でも、乗れなかったバカな私。飛行機に乗る前に、電源を満タンにしておかないと、とか、おつかれさまの気の緩み。そして5分前にはもう飛行機のドアはしまっている

宿泊先は九州で手配済み、そして関西には泊まるところもないし....飛行機会社のカウンターの方も懸命に調べてくださるが....結論は「新幹線で行かれたほうが結局早くつきますよ。今から、まだある福岡便に乗っても、2万円かかりますし...」

そう、九州は広いのである。午後9時に福岡空港についたからといって、目的地の小都市までレンタカーしても数時間の運転を経ないとたどり着ける保証はない。私はペーパードライバーで自信はない。そして終電、終バスは早い。この辺、東京都心で暮らしていると全然距離感とか、交通手段を読み間違える。今まで、何度も失敗してきたはずなのに、またやらかしてしまった。

必死に考える。九州までの新幹線代1万6千円、これは会社に請求してよいものではないと思う。私がバカだったからだ。伊丹空港についたとき、すぐ搭乗口に行くべきだった。そして、自腹よりひしひしと辛いのが、自分が「ほんとにできの悪いやつだ」という事実に、向かい合うこと。

時間、待ち合わせ場所、乗り換え...今まで何度も失敗してきた。私はこういうことが大層苦手だ。苦手なりに、それなりにこなすべく、iPhoneのカレンダーにいれるだの、一緒に移動する人がいるときにはおまかせするだの、色々対策は講じている。今の仕事は大好きだけど、全国規模で一人での移動が多い。

働くシングルマザーの常として、出張には子守の手配も必須だ。幸い、子守の手配を忘れたことはないし、私が忘れたり、ミスしても「ごめん、今から迎えに行ってくれない?」の一言で、何人かに投げればフォローしてくれる優しいみんなに支えられ、シングルワーキングマザーで出張が多い、という生活で、14年間、子どもに関する決定的なミスない。ただ、私のただでさえしょぼいスケジューリング能力はほとんどカラカラだ。

痛い自腹と痛い自分。でも、明日も見た目はフツーに、時間通り現れ、軽やかに働く必要がある。ということで、伊丹空港からバスで新大阪に戻り、目的地に到着は夜の11時半、というチケットを、みどりの窓口で買ったあと、まず社内で飲むお酒を買う。そして新幹線にてこのnoteを、飲みながら執筆。

たぶん、ADHDとか、そういう診断はつくんだろう。でも、私がほしいのは診断ではなく、明日フツーにしごとができること。そして、何事もなかったように普通に仕事を終え、帰宅すること。ちなみに、伊丹空港で「これから飛行機乗るよ」と電話した子どもたちにこの話をする気はない。


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