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キレる女 懲りない男

黒川伊保子さんという人工知能の研究者?
の書物はいつも大変面白い。
これも男女の脳の違いを
トリセツとして書かれた本だけど、
10年以上前の本だった。
いつ買ったのかも忘れてた。

その昔アメリカの作家、ジョングレイが書いた
「ベストパートナーになるために」副題が
”男は火星から、女は金星からやってきた”
という本を読んだときの面白さに匹敵した。

「話を聞かない男、地図が読めない女」
を読んだ時も100回以上うなずいた。

うちのBOYSは目の前にある塩が探せない。
ここにあったはずのものが隣の棚にあるともうお手上げで、
「どこにもない」ことになる。
お使いに行った夫がスーパーから
「ポレンタはどこにある?」と仕事中の私に
電話をかけてきた話は今でも我が家の笑い話になっている。

そしてこの本も首が痛くなるほど大きく頷いた。
ここに、自分の読書記録として残しておく。

中でも覚えておきたいポイントは
脳の欠点は個性を発現するネタだということ。
欠点を封じ込めたら才能が使えない

女性は年下の女性のアドバイスを否定はしないが大して上質とも思えない
というのも刺さる。
50代以上の女性は年下でも聞くけど。これも一理ある。
経験値の低い人に人生経験のアドバイスを求めないのは当然。
反対に新しい物事についてはさっさと若い人に頭を下げて聞くのが良いと思ってる。

女性脳は共感してくれる相手に愛着がわく
今時のマーケティングのキーワードはこの「共感」だそうだ。

子育ての時も共感は大事にしていた。
子供が「怖い」とか「痛い」と言ったときは
「怖かったね」「痛いね~」と抱きしめてやると
ある程度は落ち着いたものだった。

女性脳はプロセス優位
過去をねぎらい、言葉のダイヤモンドをあげて
少し先の楽しみを見せて、
結果うまくいったことの一部の失敗を指摘しない
のが大事だそうだ。

男性脳はフェアであり、空間認識力が高い
(確かにうちのBOYSは地図を回さない。)
それは右左脳の連携が悪いことに由来するんだとか。
そしてぼ~っとする時間が大事なのだそうだ。
理系のうちの息子はちいなさ時いつも空想の世界にいて
ぼーっとしてた。今はエンジニアになった。

男性に伝える話法は結論から言う。数字を使う
男性脳はとりとめのない話についていけない。

男性脳は序列を気にし、先の見えない事態に弱い
細かいゴール設定が必要なわけだ。
男性脳は責務を遂行し続けた相手に愛着がわく
そうなのでしっかり、一家の大黒柱の責務を遂行してもらおう。
私の知っている男性で、女に稼いできてもらいたいという
ヒモっぽい人には会ったことがない。
養う自信がない人は結婚しなかったりする。
男女平等と言いながら、
働かない男はヒモで働かない女は専業主婦って
おかしいんじゃない?って思ってきたけど、
ヒモ男は家事もしないから、そういう扱いなのかな。

最近の男の子は妻も働いて当たり前と思う子が増えてると思う。
女の子が「結婚して専業主婦になりたい」というのを聞くと、
なんだかモヤモヤする。
そんなことは私の気持ちの問題で、男性脳には
死ぬまで頼りにすることがよいらしい。

50代半ばに知の大団円ー連想記憶力がピークになるのだそうだ。
40代の物忘れは必要でない回路の信号減衰のためで、進化である。
50代は本質を見る。自分の脳の本質が容認できる人としかつきあえない。

子曰く六十にして耳順う
60代はさらに脳の成熟が進み、本質の抽象度が上がる。
知を楽しむ年代だそうだ。楽しみだ。




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