見出し画像

【愛着障害】距離感がおかしい人の秘密


急に接近してきたり、何時まで経っても距離が縮まらなかったり。

あなたの周りに、コミュニケーションのやり方や距離感がおかしい人たちは居ませんか? 

人と人との距離感は、赤ちゃんの時のお母さんとの間で学んだ愛着スタイルによって決まってくるみたいです。

たとえば、赤ちゃんが泣いたとき、お母さんがすぐ要求を満たすことが出来たとき、スムーズにとても最適にコミュニケーションできる人になります。

また、赤ちゃんが泣いたとき、要求したものと別のものを与えられると、何度も要求しないと通らないことを学ぶと言われます。

泣いたとき放っておかれた赤ちゃんは、要求してもしょうが無いというコミュニケーションスタイルを覚えます。

こういう人は、何でも一人で解決するようになり、人との接点を持ちたがりません。距離を詰められるのが得意じゃなくて、自分から距離を縮めることをしません。


コミュニケーションスタイルには、そういったバックグラウンドが有ったのです。


私と女友だちとの間にあった関係を振り返ってみました。

こちらから誘うと快く応じるのに、向こうからは誘わない、という人たちがいました。

こういう人は何回誘っても断らないけど、向こうからは誘わない。

求められたら応じるけど、自分からは求めない彼女たち。

人によっては、私の顔を見るたびに電話して、電話してと催促するくせに、自分のほうからは一度もかけてこない、とか。

こういう人たちとは、しだいに縁が切れていきました。

一時濃ゆい付き合いをしていても、会わなくなったらそれきりの人たちも沢山いました。


今までの中でいちばん距離感がおかしいと思った人の話もしておきます。

謎に距離を詰めてくる人がいて、怖い思いをしました。

十年前のことですが、密かに再婚相手の候補にしていた人がいました。

共通の知人の仲介で会えることになり、いそいそと出かけて行ったのですが、待ち合わせの場所に彼の友だち夫婦二組も来ていました。

私は二人きりの初デートだと張り切っていたのですが、いったいどういう事?

彼は何を考えているのか、謎でした。

もしかして私を最初から婚約者扱いしてる?

その時の私たちはお互いに未知数の相手です。

ご縁があるか無いか、まだわからないのに。

少しずつ知り合いながら距離を縮めて行くのが私の理想でした。

もしかして、この人は外堀を固めて逃げられないようにしようとしてるのかも? 

変な想像が膨らみます。

まだよく知らない相手に急に距離を詰められると怖いですよね。

あの人は愛着障害だったのかな?見捨てられ不安があったのかな?

謎に距離を縮めてきた人のことを、そんな風にも思います。

表現アート作品「交信するガジュマル」 2017


私の長く続いている数少ない友人たちは、みんな私に対して急接近したりして来ない人ばかりです。

細く長く、付かず離れず、これからも続いていくのだろうな、と思っています。

お互いの誕生日は覚えていてお祝いをするけど、普段は静かにしていて、お互いどちらかが求めた時はきちんと応じる、そんな淡い関係。

私も相手も、お互い濃ゆい関係は求めていないみたいです。

私は回避性の愛着スタイルの名残りを、いまでも引きずっているようです。

いまは若い頃のような対人不安はもう有りません。

周りの人は、私を守ろうとしているのも知っているし、私を助けようとしているのも知っています。

私が困った時はいつでも相談にのってくれるのも分かっています。

人間関係リセット癖がありましたが、いまは有りません。

繋がって来ようとした人を一方的に切り捨ててきた若い頃の私とは、別人のように違います。

しかし、子供の頃に身につけた愛着スタイルは、緩んできたものの、大きく変わってはいないみたいです。

これから、どうなって行くんでしょう。

変化していくのか、変わらないのか、ゆっくり半分楽しみにしながら、自分と付き合って行こうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?