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ネスレ、豪で「キットカット」にリサイクル可能な紙製パッケージを試験導

世界で最も人気のあるお菓子の1つであるネスレの「キットカット」のパッケージが、試験的にリサイクル可能な紙製パッケージとなる。この紙製パッケージは、オーストラリアの西オーストラリア州、南オーストラリア州、ノーザンテリトリー州の全域で、「キットカット」の4フィンガーバー用として、期間限定で導入される。

ネスレは、オーストラリア現地の4大スーパーの1社、Coles社と提携si,
25万本以上の紙製キットカットバーを製造する。パッケージに付けた「QRコード」をスキャンした消費者から、新しい紙製パッケージに対する意見やフィードバックを得ていく。

英国ヨークに位置するネスレの製菓製品技術センターのルイーズ・バレット責任者は、「ネスレでは、菓子製品のさまざまなタイプの代替パッケージング・ソリューションを模索している。「キットカット」の場合、チョコレートを十分に保護するために、高いバリア性を備えた適切な紙製包装ソリューションを見つけることが課題だった。「キットカット」を象徴するサクサクのウエハースと滑らかなチョコレートの完璧なバランスを維持しながら、同時に、リサイクル可能な紙製パッケージを確保しなければならなかった」と述べる。

ネスレでは、パッケージに関する目標を掲げており、今回の「キットカット」での紙製パッケージの試験的導入は、目標達成に向けて一歩進む。ネスレは、2025年までにバージンプラスチックの使用を3分の1に減らすという目標を掲げており、そのために、プラスチック使用量の削減、再生プラスチックの使用、プラスチック包装の代替を進めている。

そのほかにも、最近では、2021年に全世界で「スマーティーズ」にリサイクル可能な紙製包装を導入したほか、2022年には「クオリティストリート」にもリサイクル可能な紙製包装を導入した。

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