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コミュニティってなんだろう。コミュニティづくりで大切なこと。

あることがきっかけで、ふと「コミュニティってなんだろう」と考え直す機会がありました。

そんなとき、すでに終了した講座のメンバーと、もっとお互いのことを知り、何かあった時に相談できる場をつくろうと自主的に集まる機会がありました。
その講座とは、「心理的安全性の高いコミュニティのつくり方 CMO講座1期」(母親アップデート(HUC)主催)です。そこから派生した「CMO講座つなげ隊」と称した集まりに、なんと、講座受講者12名中9名が参加。さらに、講師のなつみっくすまで参加してくれるというサプライズも!
講座で学んだことを実践し合いながら学びを継続する、とてもとても楽しく素敵な場だなと感じつつ、メンバーのみなさんとも、これからもこの会を続けて実施していくことを確認し合いました。

コミュニティづくりを学びに行ったら、なんと新たなコミュニティができてしまった!

ホントびっくりです。それもこれもやはり、「CMO講座」の内容が本当にすばらしかった!に尽きるのだと思います。なんといっても学びが多く、居心地の良い場を体感させてもらいました。そして講座名にある「心理的安全性の高い」って、このことなのかぁとつくづく身をもって感じた次第です。

そんな「つなげ隊」の感動から、遅ればせながら講座での学びをアウトプットしたいと思います。

HOWよりWHY

社内コミュニティを立ち上げようと思っているわたしにとって、講師のなつみっくす自身が「社内コミュニティづくりで挫折した」というところはすごく気になっていました。その挫折した経験から見えてきたのは、

HOWよりWHY

とのこと。「なぜコミュニティの活動をしたいのか?」この「なぜ」について共通認識を持つ。一人ひとりの思いを聴き、対話をくり返しながら共通の「旗」として言語化していくことが大切。

たしかに会社でも、そこにいる人の数だけ、様々な人生、様々な想いがあります。その人たちが同じ目的に向かっていくために共通言語が必要だと言われます。理念とかビジョンとか、最近ではパーパスとか言われますよね。コミュニティにおいても、共通意識を持つためにも、WHYを重ねて、「旗」を言葉として「見える化」させることが大切なんだなと感じました。

コミュニティづくりにあたって、さあコミュニティでは何をしよう、どうやってやっていこうかに意識が行っていたわたしにとって、これは目からうろこでした。いま一度立ち止まって、立ち上げに賛同してくれているコアメンバーたちと、「なぜコミュニティをつくりたいのか」「ここで自分はどうなりたいのか」を話し合うことにしました。すると、「ぼんやりとしていたコミュニティづくりへの思いが明確になってきました」「早く立ち上げたいです」と、コミュニティの火種がめらめらと燃え始めました

そして、自分にもWHYを重ねる
講座では、人生曲線をつくってシェアするというワークがあったのですが、曲線を描きつつ、この時のわたしのモチベーションはなぜこうだったのか? モチベーションダダ下がりだと思っていたのに意外と頑張れていたのは、モチベーションが高かったから? それはなぜ? などをくり返しながら「自分」を見つめなおしていきます。
わたしの中にある洞窟に入っていき、WHYというライトを手がかりに、隠れんぼしているわたしの「Being」(小さなわたし)を探しに行くみたいな不思議な感覚でした。

言いつづける、問いつづける

WHYを繰り返して、いっしょに紡ぎだした言葉を、大切にしている価値観を、

共通の言葉(共通言語)としていろんな人が言いつづける

状態が大切とのこと。
会社でビジョンを掲げていても、だれもそれを口にしていなかったら悲しい。そんな例をあげて説明してもらえたので、とてもよくわかりました。共通言語ができたとしても、それをみんなが意味理解をしていないといけないし、自分の言葉として使っていくことが大事。そうすることで自分のものになっていく気がします。

そして、
                                 問いつづける

ことも大切。「心理的安全性ってなに?」「旗に掲げた言葉はどういう意味?」などとみんなで問いつづけるのだそうです。言葉に対して持つ印象や意味理解は人さまざまです。冒頭の「コミュニティ」という言葉が最たるものでしょうし、「幸せ」という言葉も人さまざまな気がします。それらを真正面から取り上げて対話していくことで、言葉への理解が深まるし、互いの価値観にも紐づいているので相互理解にもつながります。

その際、やはり大切にしたいのは、自分と違ったとしても、相手の考えや価値観を否定するのではなく、ただ「受けとめる」こと。これは、コーチングでもコーチの基本的姿勢として最初に習い、繰り返し大切にするように言われる「認める」スキルの1つです。聴くことに集中し、聞き手の評価は絶対に加えずに、ありのままの存在や事実をだた「受けとめる」のです。こういうグランドルールを設定し、ぜひわたしたち社内コミュニティでもテーマとして取り入れていきたいと思います。

3つの「C」

コミュニティに自発的に取り組んでもらうためには、

Choose(自分で選ぶ)、Can(自分はできる)、Crazy(夢中になる)

という3つの「C」が大切で、人は自分で主体的に選んでいるという感覚から、自分はできるという小さな成功体験を積み重ねて、夢中になっていく状態をつくること。

「自分で選べる」という自己決定感はモチベーションにもつながります。たしかに、子どもも遊ぶときに、「今日はこれで遊ぼう!」というよりも、「今日はどれで遊びたい?」「これとこれだとどっちがいい?」と遊び方を選ばせてもらえたほうが楽しそうに遊んでいます。会社の研修でも同じで、講座を指定されるのではなく、「この中から選んでいいよ」と言われると、自分の興味関心や課題にあったものを選ぶので、目的意識なども高い気がします。

さらにわたしが驚いたのは、HUCでは、メンバーの自発性をうながすために「言葉」選びにすごく配慮されているということでした。例えばメンバーへの呼びかけについても、「お願いします」か「募集します」か、どちらにするかなどにしても言葉に配慮し、自発性を促す後者(「募集します」)を使うようにしているとのことでした。
これらはある意味、コミュニティを「フラット」な場にするための配慮でもあるように思います。こういう細かな配慮があってこそ「心理的安全性」がコミュニティで担保されるんだなぁと感動しました。

「コミュニティ」ってなんだろう

「コミュニティ」ってなんだろう。冒頭で上げたこの問いに対して

コミュニティとは、
参加者一人ひとりが目的をもって、自発的に関り、
フラットな関係でコミュニケーションする場

講座ではこのように定義していました。講座で聞いた時以上にnoteにアウトプットをしたいま、改めて自分の中にするりと落ちてきました。「目的」「自発的」「フラット」この3要素が、どれも外せなくてとても大切だなと感じています。
これから立ち上げるコミュニティでは、参加してくれるみんなが、自分ごと化して、自発的にかかってもらうためにも、「わたしたちにとってコミュニティってなに?」「わたしたちはどうありたい?」「わたしたちの旗って?」など、対話しつづけていきたいなと思います。そうすることで、コミュニティがみんなにとって居心地のいい場所(Cafe)のようなになっていければと考えています。

そういう思いを込めて名付けたMy Being Cafe。いよいよ来月オープンです。初めての会合が9月に始まろうとしています。ゼロイチ始動です!
いろいろなトラブルはあるかもしれませんが、このnoteを読み返して、気持ちをチャージしたいと思います。

そして、CMO講座も2期が今週頭から始まったとのこと。また素敵な「心理的安全性の高いコミュニティ」が生まれる火種ができていくと思うと、とてもワクワクします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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