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F1日本グランプリ直前企画!F1ざっくり解説 F1の速さとは?

本日も読んでいただきありがとうございます!
今回は、「F1の速さの仕組み」のようなものを書いていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいってみましょう!


速さの3大要素

前回、F1のざっくり解説で、速さの要素について「ドライバー」、「車」、「チーム」の大きく3つのバランスが重要だと書きましたが、今回のこれらについて少しだけ詳しく書いていきたいと思います。

前提

  1. あくまでざっくり解説です
    技術的なことは他に詳しいサイトなどがたくさんありますので、そちらを参考にしていただくことして、こちらでは大まかになんとなく頭に入れておくとレースを見やすいかなというざっくりとした理解を目指しています

  2. 個人の意見です
    解説については、個人の意見です。諸説ありますし、異論も当然認めます。

ドライバー

当たり前ですが、世界最速のレースカー「F1」を運転するレーサーです。
レーシングドライバーの頂点に立つ、世界でたった20名しかF1ドライバーになれない存在です。

運転が上手いというのは当然のことなのですが、何が特別なの?というところを少しだけ掘り下げてみたいと思います。

① 車の特性を車の特徴を活かしたドライビングができる。
後述する車は、エンジンとボディの組み合わせにより、さまざまな特徴でます。
物凄く簡単に言ってしまうと、直線が速いのか、カーブが速く曲がれるのか、カーブでも低速カーブが得意なのか、高速カーブが得意なのかなどなどです(本当はもっと色々あります)。
優秀なドライバーは、そのような車の得意なところ、不得意なところを瞬時に把握して、その特徴を活かすドライビングができます。

② レース場の特性を把握することができる。
優秀なドライバーは、レース場の特徴も把握するのが上手いです。
例えば、路面が荒れている(古いレース場)のか、真新しい状態なのか、直線的なコースなのか、カーブが多いテクニカルなコースなのか、公道を利用したコースなのか、天候はどうなのか、レース場の気候はどうなのか、さまざまな条件によってどう変わっていくのかなどを的確に把握することができます。

③ 車、レース場の特徴をベースに対策が立てられる。
車、レース場のいいところ、悪いところを把握して、それをどう車のセッティングに反映させたらいいのか、どういう状態に車を持っていきたいのか、ということを正確に、チームスタッフに伝えることができます

優秀なドライバーといわれている人たちは、これらのことが非常に長けている印象です。

車は、大きく分けると、エンジンとボディに分かれます。

エンジン
現在のエンジンは、ハイブリッドエンジンになっていて、ガソリンを燃焼する内燃機関の部分と、排気ガスを利用して発電する部分、ブレーキを利用して発電する部分に分かれています。
発電した電気は主に車を加速させるエネルギーに使用されます。

このように、内燃機関部分と2つの発電機そして、必要な時に瞬時に電力を供給するために非常に複雑な構造になっているということだけ押さえておいて下さい。

現在は、内燃機関部分は規格が決まっているため、技術的には発電部分とそれらを制御する部分、そしてバッテリーの技術競争が激しくなっています。

ボディ
主に、車でのデザインに大きく関わる部分です。デザインと言いましたが、簡単にいうと風の流れをどうコントロールするかというところが、ボディの挙動に大きく関係するので、どのチームも苦労しているところです。

単純にいうと、ホンダエンジンを搭載しているレッドブルは、3年連続ドライバーズチャンピオンを獲得しているのに、同じホンダエンジンを搭載している昨年のアルファタウリ(現RB)は、全体で8位(10チーム中)という成績にとどまっていることからも、違いがおわかりいただけるかと思います(正確にはボディだけの理由ではないのですが)。

チーム

ここではレース運びという面にフォーカスしてお話しします。
現在のF1では、ピットインはタイヤ交換だけのために行います。昔は、燃料補給のためにもピットストップをしていましたが、現在は燃料補給は行いません。
レースで非常に重要なポイントとなるのが、タイヤ交換です。
そのため、タイヤについて少しお話しします。

タイヤの使用本数制限
タイヤは、予選と本戦合わせて決まった本数だけが提供されて、すべてのチームは限られた本数を使用してレースを戦うことになります。
したがって、予選で何らかの理由でタイヤを必要以上に消耗してしまうと、本戦で非常に不利な戦いを強いられることになります。

3つのタイヤのタイプ
タイヤには、ソフト、ミドル、ハードの3つのタイプがあります。ソフトタイヤは、グリップ力が高いけれども、その分熱に弱く消耗が激しい。ハードはグリップ力はそれほどないけど、熱に強いので長く使える。ミドルはそれらの中間です。

チームの判断

ポイントは、F1は概ね1レースで約50周〜70周するので、タイヤが1セットではボロボロになってしまいます。
そのため、1レースで最低でも1回、場合によっては2回タイヤ交換が必要になります。
そこでチームは、どのタイヤを履いてスタートし、どのタイミングでタイヤ交換をするのか、1回だけの交換にするのか、2回交換するのかなどをレースの進行状況に応じて、素早く判断してドライバーに指示を出さなければいけません。
この辺りの失敗が結構目立ってしまうのが、フェラーリです。ドライバーも車も申し分ないのですが、時々チームの判断ミスで順位を大きく落とすレースが見られます。

今回は以上になります!
いかがだったでしょうか。
かなり乱暴に割り切って書いてしまいましたが、さらに突っ込んでみてみようというきっかけになりましたら嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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