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#3 とにかく「書くこと」が多い!(stand.fm配信用原稿)

(これは、stand.fmに開設した「kazの研究室ラジオ」の配信用原稿です。音声配信については、以下のstand.fmの僕のページから聴いていただけます)

01 あいさつ・番組紹介

(この番組は、とある地方の私立大学で教員をやっている僕、kazが大学教員や研究者としての視点から、日々の生活や、いつも考えていること、たまに学問的な関心や学術的なことなどをマイペースに発信していく番組です)

02 本編:研究者は「書く」機会が多いんです

・前回は「オンライン授業になって、とにかく授業準備が大変!」という話をしましたが、授業準備以外になにをやってるのかというと…

・大きく分けると、研究に関することと、学務に関する仕事というふたつにわけられます。

・教育、研究、学務という3つが大学教員の仕事といわれます。

・理想的なエフォートとしては、教育40%、研究40%、学務20%ぐらいが良いかなと思うんですが、現状は教育70%、研究15%、学務15%ぐらいになっています…

・「研究者」を自認している自分としては、研究のエフォートを下げざるを得ない現状はツライですね💦

・それはそれとして、研究ってなにをやってるのかというと、僕の場合は教育史、つまり歴史研究の方法で教育のことを考えるので、歴史資料を見ながら論文をまとめるというのが研究活動の軸になります。

・論文を書くペースは、だいたい1年に最低1本、共同研究をやってたりすると1年に2本から3本というときもあります。

・もちろん、論文を書いて学術誌に投稿しても掲載されない場合もあるので、そうしたボツ原稿も含めると、もう少し書いてるかもしれません。

・そもそも、論文を書くには当然、いろいろと推敲するわけですから、1本の論文原稿が仕上がるまでには、いくつもボツになった原稿があります。

・そんなこんなで、論文を書くだけでもほぼ1年中、何らかの文章を書き続けているわけなんですが、実は大学教員には論文以外にもいろいろと「書かなきゃいけない」ものがあります。

・たとえば、大学の広報誌やウェブサイトにアップする学生向け、高校生向け、企業向け、社会人向けに書く文章、外部の研究費を取るための申請書やプレゼンの文章…

・あと、教職課程で教えている教員は定期的に文科省から「資格審査」というのを受けないといけないので、その資格審査に必要な業績として、論文や研究ノートや教育実践報告などを書く必要があります。

・それに、学内の会議で必要になる資料のうち、自分がいるセクションにかかわるものや、教育的知見が必要なものについては、事務職員さんだけじゃなくて僕が自分で作るものもありますし、大学外の人と共同研究したり、なにかの活動をするときには、打ち合わせのための資料作成ももちろんします。

・仕事以外にも、このnoteにこんな原稿を作って公開したり、自分のサイトやブログに文章書いたりもしているわけで…

・そう思うと本当に、年中、なにかしらの文章を書きつづけています。

・授業準備も資料作成ですから、もはや、大学教員の仕事=文章を書くことといっても言い過ぎではない気がしてきます。

・でも、趣味でもこうやって文章を書いたりしているわけですから、そもそも文章を書くことが好きなのかもしれないなと思います。