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【ゲームBGM】初代pop'n musicの楽曲を聴く

 みなさん『pop'n music』というゲームはご存じだろうか?

 KONAMIの代表する音楽ゲームのシリーズで、上から降ってくるポップ君を音楽に合わせて9つのカラフルなボタンで叩くゲームだ。

 ゲームセンターに足を踏み入れたことがある人なら一度は見た事があると思う。

 当時中学生だった僕は、友達の家で家庭用のポップンをやらせてもらい、キャラクターの魅力や音楽の素晴らしさにどっぷりハマり、中学時代をほぼこのゲームに注力したのは今や良い思い出である。

 当時現行機種だったバージョンは『pop'n music 18 せんごく列伝』で今からおおよそ10年前ぐらいである。

 そこから18→19→20とシリーズを追って、楽しくなっていくはずが、僕が友達の家で触ったのが11の家庭用だったので、何を思ったのか、18→17→16と掘り下げていく結果となり、気が付いたら、共通項の方と出会っても、あまり話が合う事が無く、レトロ曲を聴いて「いやぁ…素晴らしい」なんて言っちゃうプレイヤーになっていた。(因みにこの頃はbeatnationのノリなども増えてきた時期)

 『懐古厨』なんて言葉も出た時期があったが、実際そのリアルタイムにはプレイどころか知りもしなかったので、いよいよ自分が何者かさえ分からなくなりつつも、今日までこのゲームをプレイできた事は良かったなぁとは思う。

初代pop'n musicについて

 という訳で今回は初代を語ります。初代に至っては1998年稼働で、ゲーム機に至ってはPS1が頑張っていた時代である。

 僕が1997年生まれなので、23年前である。今も続くポップンミュージックシリーズ、現在のシリーズとも色の使い方や絵のタッチや楽曲のテイストが大きく違い、90年代後期の女子高生に向けたポップさが全面的に出た作品である。

初代(1998)
両サイドに映るのはメインキャラクターの『ミミ』と『ニャミ』
どうみてもPUFFYである
16作目にあたる『PARTY』(2008)
ちょうど10周年のデザイン。初代の画風を守りつつ順当に進化した。
22作目にあたる『ラピストリア』(2014)
メイン新キャラの登場や、ミミニャミの髪が伸びたりと思い切った印象
急な変貌によりドラえもんショックに似た衝撃があった
でも長い歴史を見ると致し方が無いと思う
26作目にあたる『解明リトルズ』(2020)
良い感じにデザインが真ん中を取った形となる
結構好き

 今回はそんな初代の楽曲を聴いていきたいと思う。

ファンタジー「mondedessonge」

 初代で一番難易度が低い曲…なのだが曲が難しい為、実質最弱では無いのでは?と最近まで議論された曲。
 カートゥーン染みた音色が散りばめられた可愛らしい楽曲で、beatmaniaと比較して「こっちの世界観は何でもアリなんやぞ!」と強いメッセージを送ったに違いない楽曲である。

 調べたら続編みたいな楽曲も出てた(25)。世界観もそのままで良い感じ。楽曲担当キャラクターのディーノ君の画風も見て分かる通り、大分愛らしくなりましたね。



J-テクノ 「Quick Master」

 むしろこっちの方が難易度が低かったのではないか?と言われた曲。記憶で申し訳ないのですが、クリアゲージMAXの状態で、白赤交互の場所から叩かず放置しても1メモリ残しのボーダーでクリアできるんでしたっけ?

 楽曲については昨今の音ゲー曲では聞かないような、メロディもスカスカではあるが、余裕のある雰囲気が逆にカッコいいエレクトロミュージックといった印象。なので結構いろんな時に聴けるのが助かる。

 2回もREMIXされている珍しい楽曲でもある。(4,16,) 



ラテン 「El pais del sol」

 クラベスやリズミカルなピアノのバッキングを学ぶ事が出来る楽曲。こういうオシャレな楽曲大好きなんですよね。

 楽曲も陽気で大好きです。『ARE YOU READY??』という掛け声でゲームが始まるんですけど、間髪無く楽曲に入るのも面白いです。REMIXもアリ(16)。音沙汰も全くなかったんで、大抜擢でめっちゃ嬉しかったです。

 だけど恐ろしいほどにREMIXのプレイ動画が存在しない。(YouTubeに1本のみ)
 リアルのプレイ回数が凄く気になる…。



テクノポップ「Electronic Fill」

 今聴けば相当ヤバい曲ですね…笑
 YMOのオマージュ的曲。『中国女』→『COSMIC SURFIN』→『BEHIND THE MASK』→『Technopolis』→『中国女』→『体操(終わり方)』の順。
 この曲問わずに、当時はなんちゃってな楽曲が非常に多いのが特徴。なんかまぁ知ってて良かったなぁと思った。



ダンス 「Hi-Tekno」

 ジャンル名がダンスなのに曲名が『テクノ』が入る楽曲。90sのテイストMAXでむっちゃ好きなんですよね。勢いで声ネタで突っ込んでいく感じが。

 音色が全体的に懐かしいんですよね…それでいて明るいです。似たような楽曲の雰囲気でポップン4にフューチャーと言うジャンルで『ostin-art』という楽曲があります。合わせて聴くと良い感じです。REMIXもあり(4)。

 2000年代のギラギラさが増しましたね。



ディスコクイーン「what i want」

 後にも先にもこの類の楽曲って、ポップンには無かったと思うんですよね。女性ボーカルの80sディスコをイメージした楽曲。
 キャラクター名がシャメルであるが、『ココ・シャネル』に気を使い一時違いになったらしい。妹の名前もココだが『koko』とスペルを変えている。(coco)

 譜面見て来たけど地味に螺旋や三つ押しがいやらしく、部分部分が難しい。

 次回作でユーロMIXも出ました。やべー。



フュージョン「CROSSOVER 12」

 最後は家庭用ポップンからこの楽曲。ハマったのは最近なんですけど、色々回り回って聴くと凄くかっこいいです。
 音色のチョイスとか構成が、ファンキーだなぁとなりました。キメとか最高じゃないですか?そんでもってポップンらしいキャッチ―さもあります。

総評

 改めて色々聴いてきたのですが、音色や楽曲の雰囲気は確かに古いんですけど、今の楽曲には見られない打ち込みの工夫や、なかなか再現できない世界観が沢山見受けられたなぁといった印象です。
 
 僕の作る楽曲もインストメインで、狙っている路線はこの路線なので、今でも移動中に楽曲を聴いてインスピレーションを養っていたりします。

 今が良い、昔が良いという訳では無く、ポップンミュージックは各バージョンごとに、当時の打ち込みが全面的に出ているなぁという印象なので「今日は14聴くか~」とか「今日は新作の楽曲聴くか~」という風に気分を変えて聴いております。

 今回紹介した楽曲は現行機種でもディスコクイーン以外は現役で頑張っております。初代なので難易度は低めなので、気になった方はゲームセンターで一度プレイしてみても良いのではなかろうか?

 ではまた。

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