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体力向上の散歩で膝を痛める

幸手市にある「風ある林整骨院」です。これまで実際にあった症例と、施術/施術後の様子などを書いています。

今回は、70代女性(主婦)の方の “ ひざの痛み ” の症例です。

・来院時の状況:自立での歩行が困難で、家族に付き添われて来院。
友人との散歩中に、右ひざが痛み歩けなくなった
数か月前から右の股関節に違和感があり、動かすと痛みがあった。

・問診/検査時の初見:右股関節に強い制限がみられる。右足に体重をかけると激痛が走る様子。
散歩の様子を聞くと、おしゃべりが楽しくて、ついつい長い距離の散歩(歩数にして1万2千歩)をしていたとのこと。
足のオーバーワークが原因と思われる。

・本人の要望:友人との楽しい散歩を再開したい。

・施術(初期~中期):右股関節とその周辺組織を緩めて調整。すると、右ひざの動きも出てきたので、湿布をし、テーピングと包帯で固定。
まだ痛みはあるものの、自立して歩いて帰宅。
しかし、痛みと腫れで夜眠れなかったと翌日来院。足は引きずっているが、歩くことは出来ているので、腫れを引かせる施術を行って固定。

施術を重ね、腫れが徐々に引いたところで、少しづつ運動療法を取り入れる。立位調整運動療法により、日常の歩行に問題がなくなる。
右足が後ろになった時に痛みが残り、引き続き調整。

・施術(後期):症状の緩和が見られたため、週に1~2回の施術に切り替え。運動療法と立位調整を1か月半行い、階段や右足を軸に立つこと、ターンも出来るようになり施術終了。

・施術後の様子:無事に散歩に復帰。

今回の症例のポイントは、“ オーバーワーク ” です。

体力向上のためであり、友人との楽しい時間であるという散歩。
気持ちの上では「まだ歩ける」と思っていても、歩き過ぎてしまえば身体は悲鳴を上げます。

痛みは、身体からのお知らせ

せっかくの散歩も、痛みで出来なくなってしまっては元も子もありません。
少しの違和感や痛みが見られる場合には、歩く距離を少なくしたり、休憩を取りながらにしたりと、身体の様子を見ながら散歩を楽しみましょう。

#風ある林整骨院 #幸手市 #膝の痛み #痛みと向き合う  

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