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未来は誰にもわからない。そして後悔をしないために。

年明け前から2018年に入ったら、これを機に新しいことを始めよう。失敗してもうまく行かなくてもとりあえずやってみよう。そう思っていた。そして、あまり深く考えずに脳内お花畑でキーボードをバチバチ叩いてnoteでブログを始めた。


その記念すべき一発目の記事で「人々に活力を与えるアイドルも次々と辞めていってる日本。世知辛い。夢も希望もありゃしない。」なんて書いたのだが、まさかその40時間後に自分の推しアイドルも突然のアイドルグループ卒業を発表するだなんて、その時は思ってもみなかった。気配や匂わせすらなかった。


完全に他人事のつもりでいた。自分の推しは大丈夫だと思っていた。「アイドルグループの名前を有名にして、もっと多くの人に自分を、自分の歌・踊りを、言葉を届けたいんだ。」と夢を語っていたからだ。


まだ、卒業するという大きな決断に至った詳細の理由や経緯ははっきりと公表されてはいない。ファンの中でも多くの憶測や意見が飛び交い、正直良い雰囲気とは言えない。かくいう私も、発表後↓のような心身共に異常をきたし始めた。

超絶情緒不安定である。過去のライブ映像を見ようものなら自然と涙がサラー溢れてくるし走馬灯のように今までの思い出も鮮明に甦る。寂しいのだか悲しいのだかよくわからない気持ちになる。かといって絶望でもなく失恋とも違うこのなんとも表現し難い心の有り様。


アイドルに興味の無い人からしたら、アイドルにお金を消費するのは馬鹿らしい事と思うかもしれない。確かに使ったお金は返ってこないし、中毒性もあり思っていたよりもその日のノリやテンションでお金を使いすぎてしまった。なんて事も多々ある。

だけど、これだけはわかっていただきたい。特に趣味も無く、酒もタバコもやらない。ギャンブルも怖くてできない。そんな人間が30年生きてきて唯一ホントに人生で楽しかった時間として胸を張って自信を持って語れるのは間違いなくアイドルと関わったこの期間だけだとスパッと言い切れる。アイドルの良さ・楽しさは伝えるのは正直すごい難しい。大抵真剣にこちらが語ろうとしても、そもそも興味がない人間には見下されているとも受け取れる節があり一切届きはしない。


昔は僕もそちら側の人間だった。興味がなく、アイドルなんて。女性が女性であることを武器にし、ヒラヒラキラキラの衣装で着飾ってモテない女性に縁のない男性を相手して金貰って。と思う側の人間であった。スカしてパンクやインディーズバンドの曲ばかりを聴き漁っていた。


ただ知ってもらいたい。一人の、一般人である女の子が数え切れないほどの歌の練習をして、ダンスも鏡の前でたくさんの振り付けを真似て研究し、見た目も気に入ってもらえるようにキレイ・カワイイをひたすら自分の顔というキャンバスの上で実験を重ね、そういう努力を積み重ねてやっと、ようやくアイドルになれるのである。

強い熱意や想いがないと乗り越えられない研鑽の日々であり、毎日苦しみ足掻き悩みながら頑張ってる女の子の姿に感動し活力を貰うことがそんなにおかしな事だろうか。そんな女の子を応援したいと思うのはおかしな事だろうか。


実際に自分が応援する側になってみて、アイドルオタクがライブやお店、イベントに参加する一番基本的な根っこにある思想は応援・支援であるとわかった。投資やクラウドファンディングに通ずる感覚のような部分もあるかもしれない。

もちろん、「ライブが観れる」「話ができる」「握手ができる」その対価としてお金を払っている。でもそれは正直価格に見合ったサービスではないなと思ってしまうことも多々ある。そう思ってしまったらそれまでなのだが、その払っている対価の中に「活動を続けるための資金」が含まれているのだと思う。活動を続けていればその子を見つけてくれる人が増え、その人がファンになり徐々に活動の規模は大きくなる。そして、より大きいステージへ。レベルの高い表現の世界へ…。そこで自分の推してるアイドルが大活躍して多くの人が喜ぶ・楽しむ。そんな姿がファンは見たいのだ。そんな日が来ることを楽しみにしているのだ。


アイドル一人一人の夢や目的は様々だ。なんでアイドルになったのか、その理由も十人十色である。けれども、一人としてその過程にストーリーがない子は居ない。


僕は、夢半ばにして卒業してしまうその子の話を。その決断の理由を。聞きに行かなくてはいけない。何があったのかを確かめに行かなければいけない。大好きなあの子の歌・ダンスがもう一生見れなくなってしまう可能性がある。事前にわかりきってる後悔はしたくない。現に今、もっとライブに通っていれば良かった。もっとあの時こういう事ができたのではないか。もっと早くに見つけて応援することができていれば…。後悔は尽きない。


だから僕は卒業ライブ公演を観に行って真意を確かめる必要がある。一人の女の子のアイドル人生というストーリーの大きな分岐点を見届けるために。











これで、卒業の理由が男関係とかだったらぜってーゆるさねぇからなっ!!!
(そんな事しない。そんな子じゃないって信じてるけどね?信じてるよ?