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【スーパー銭湯で働いていた時のこと・最終話/そして「イチ銭湯ファン」になる】

「今月こそは銭湯に行くぞ!」とカレンダーに花丸をつけて楽しみにしていました。そして先週は、2ヶ月ぶりにスーパー銭湯に行き、サウナと外気浴を楽しみました♨️
春うららな空の下での外気浴は、最高に気持ち良かったです。

やはり「整う」あの感覚を、月に一度は体感しなくては、と思います。

⑤の続きです。最終話です。

あの流行り病 コロナ禍の影響で、わたしが勤務していたスーパー銭湯のグループが経営していた、スパやホテル業、飲食業は大きな打撃を受けました。
閉店を余儀なくされた店舗もあり、わたしが勤務していたスーパー銭湯も、閉館の噂が流れ始めました。

そして、結論をいえば2022年7月31日に、多くの常連さんに惜しまる中、閉館しました。

わたしは閉館する1年半前に、ショッピングセンターのスーパーマーケットに転職をしました。
スーパーを選んだのは、流行り病 コロナ禍の中にあっても、緊急事態宣言が出された場合でも、営業ができる業種だったからです。
当時は、この流行り病 コロナ禍の終息は、全くみえなかった状況でしたから、何があっても働ける場所を、と思いました。

職場のスタッフの皆さんや、常連のお客さま達に
「いろいろ仕事を教えていただいたのに、ごめんなさい。転職することにしました」
と、打ち明けると
「世の中が、こんな流れ コロナ禍じゃけん、仕方ないわいね。すぐに働けるとこが見つかって良かったねぇ。ここ 銭湯も、いつまで営業できるんか分からん状態じゃし、、。でも、スーパーとかは、人間関係が複雑じゃないん?辛かったら、戻ってきんさいよ」
と、むしろねぎらっていただいて。胸がいっぱいになりました。

スーパー銭湯を退職した後も、その銭湯には閉館するまで、お客として通いました。
スーパーの食品売り場で働いていると、夏場でも芯から体が冷えるのです。
銭湯のお陰で、心身の健康を保つことができました。

そして、スーパー銭湯を退職して3年が経過した今。
わたしは、すっかり「イチ銭湯ファン」です。

勤務していたスーパー銭湯は、我が家から一番近い施設でした。閉館して、本当に残念に思っています。

現在は一番近いスパ施設が、バスで45分の場所にあります。
一人で行くときには、そこを利用しています。

夫と行く時には、車で県内のスーパー銭湯を巡っています。
わたしがスーパー銭湯に勤務することで、夫も銭湯ファンになったのです。

わたしは現在も、スーパーの食品売り場で働いています。
銭湯で顔馴染みになった人たちが、よく声をかけてくださいます。
たいていは、どこかの銭湯の帰りに、スーパーで食材を買って帰宅する、というルートのようです。

「元気に頑張っとるね。まぁ、ぼちぼち、やるんよ。銭湯、どっか行きようる?」
「行ってますよ。この前は○○へ行ってきましたよ」
「そうなん!そこの銭湯はどんな感じ?」
と、情報交換もしています。

わたしの今のルーティーンは、午前中は畑仕事やアート創作をして、昼からパート勤務。
そして、月に一度は、銭湯に行って心身を労る。
というサイクルです。

この働き方は、とても気に入っています。

趣味に関しても仕事に関しても、紆余曲折してきましたが、還暦を手前にして、心地よく収まってきました。

とはいえ「思い立ったらすぐに行動してしまう」という性質を、わたしは持っています。
「一寸先は違うステージ」の可能性があります(笑)。
だから、人生が終わるまで、今生の結末は分かりません。

が、今は、この穏やかで幸せな暮らしを、シミジミと味わって楽しんでいます。

「スーパー銭湯で働いていた時のこと」を読み続けてくださった人がおられましたら、最後までお読みいただき、ありがとうございました✨🙏✨
このお話は、マガジンにまとめています。

https://note.com/kazenotanirelien/m/m8ed86dc9d954

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風の谷ReLien
https://www.kazenotani-relien.com/

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