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水 / 20240308

忘却、忘却について考えている。 夢を見た。懐かしいところ。 楽しいだけの記憶が手から滑り落ちて、現実に残ったのは塞がったピアスの跡。 鳩の鳴き声を聞いたのは久しぶり。それを聞いていると幼少期の真夏の朝を思い出す。おばあちゃん家で読んだ絵本、小さいおうちが大好きだった。5時くらいに目が覚めて、森へ行こうよと誘う。朝のお散歩、だんだんセミも起きてくる。 そんなことを考えていると、もう夢の内容なんて覚えていなかった。 まだ何も知らなかった頃、本当は大変な時間も多かったはずなのに全て

    • 20240305

      昨日の夜に人の日記をずっと読んでいた。最近は暫く無気力で、編み物ばかりしている。 編み物って丁度いい。いつでもどこでもできるし、ドラマみながらやったりする。 ミシンやるくらいの元気はなく、かといってずっとベッドの上にいるのも退屈だからそういう時に編み物って丁度いい。何になるか分からないけどとりあえず編んでいる。星、星、星。雪の結晶みたいな星とか、お花みたいな星とか。白い毛糸ばかり使っていたら飽きたからネイビーに変えたり、百均でウール100%の11月みたいな色の毛糸があって、そ

      • 装いと共鳴

        ファッションって愛おしいなといつも思っている。 少しがんばらなきゃいけない時、自分に寄り添ってくれるような柔らかい色の服を選ぶ。 強い人に見られたい時は、メンズのジャケットを羽織り、ゴツゴツしたヴィンテージのネックレスを付ける。 とにかく楽に、ラフに過ごしたい時、スウェットを着る。 そうやって、私はいつも自分を守っているし、ファッションに支えられている。 昨日、バイト先に最近買った帽子を被って行った。 白い毛糸で編まれたそれには、ところどころボタンが付いている。少し垂れ

        • 淡い春

          時々、学生生活がとても恋しくなる。 高校生の時、学校に行けなくなって転校した。 大学生になって、数週間で行けなくなって辞めた。 そんなことばかりで、いつも突然で、しかも時々思い出してしまう。 高校は美術高校だった。 ファッションアートの先生が無理すぎたのと、授業が家庭科みたいで面白くなくて、いつの間にかストレスを溜めていたらしく急に行けなくなった。 でも友達とか先輩は大好きで、卒業式に一緒に出られなかったのがすごく悔しくて悲しかった。今もかなしい。せつない。 だから転校