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アイデアが降りてくる「三上」「3B」とワーケーション

ワーケーション」など、世間のトレンドを軸に社会を見つめると、さまざまな情報が集まってくるので面白いです。
今回は「アイデアが降りてくる環境」について、ワーケーションの視点から考えてみたいと思います。

昔から「三上」という言葉があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、中国の北宋時代の学者「欧陽脩」が残した言葉で、以下の3つです。

馬上:馬に乗って移動しているとき
枕上:寝床に入って眠ろうとしているとき
厠上:厠(トイレ)にいるとき

他にも「3B」、つまり「Bed(ベッド)」「Bath(お風呂)」「Bus(バス移動)」で良いアイデアが生まれるという話もあるそうです。

これらに共通しているのは、まず「リラックスしている状態」であること。
そして「受動的な移動中(馬上・Bus)」や「睡眠に入る前または寝ている間(枕上・Bed)」という点、さらには、「肉体的・生理的な刺激を受けているとき(厠上・Bath)」という共通点がありそうです。

この観点で見ると「ワーケーション」という活動は、まさに「移動」を伴い、「リラックスした状態」を作るバケーション要素があり、自然や非日常空間で「肉体的・生理的な刺激」を受けやすい環境を作る手段であると理解できます。

もちろん、良いアイデアが生まれる大前提として「常にその課題について情報収集し、考え続けていること」が必要です。
何も準備していない人の元に、良いアイデアは降りてきてはくれません。

私自身も含めて、アイデアや集中を得るために、ワーケーションを実践している方々は、体感的にこのことを知っているのかも知れません。
クリエイティブな仕事をしている人にこそ、ワーケーションの効果を体感していただきたいですね。

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