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【福岡ワーケーション】都市型ワーケーションの課題と可能性

今回は、2021年12月7日~10日の3泊4日で参加した「壱岐市xJAL」ワーケーションモニターツアーの様子を、前半(福岡編)後半(壱岐編)に分けてまとめてみたいと思います。
まずは前半の福岡編です!

壱岐ワーケーションツアーは福岡市の滞在からスタート

今回、応募して当選したのは、JALと壱岐市が企画したモニターツアー。「地方創生テレワーク交付金」の補助があるので、自己負担は3万円ほどで参加できるため、定員の4倍以上の人数の応募があったそうです!

久しぶりの飛行機移動でのワーケーション、需要が回復し始めた羽田空港の朝のラウンジの様子からツイートしてみました。

福岡市は、空港から市街地まで地下鉄で10分ほどで、大都会と自然環境が近接している「コンパクトシティ」であることを実感できます。
この辺りが、福岡市が「都市型ワーケーション」を訴求する大きな優位点だと体感しました。

福岡市のワーケーションポータルサイト「W@F」

福岡市は「W@F」というワーケーションポータルサイトを開設して、都市型ワーケーションの情報提供や、補助が適用されるお得なパッケージツアーなども紹介されています。

ワーケーションに行く際は、事前にこういうサイトで情報収集して、現地での訪問先をしっかり調査して計画しておくこと、また事前にアポを取って、できるだけ多くの方と会えるような準備をしておくことが重要です。

今回の福岡滞在は1日だけでしたが、何箇所かのコワーキングスペースでの体験調査と、福岡市役所のワーケーション推進担当者さんとの面談を設定することができ、充実した滞在となりました!

スタートアップ拠点「FGN」で旧友と再開!

福岡と言えば、高島市長のリーダーシップもあり、スタートアップや起業家の支援にも力を入れています。
私も横浜での展開を応援した傘シェアサービス「アイカサ」も、東京に続く初の地域展開先は福岡市でした。

福岡市&LINEグループとコラボでアイカサ展開

そんなわけで、福岡に到着後、キャリーバックをホテルに預けて、最初に向かった先は、天神にあるFGN(Fukuoka Growth Next)
市内のアクセスに便利な場所にあり、元小学校の趣ある建物をリノベーションした空間は、スタートアップ起業家の創造性を刺激する場でした。

このFGNで、会社員時代に一緒に社内プロジェクトに取り組んだ古い仲間である宮内さんと久しぶりに再会し、ワーケーション話に花を咲かせました

彼も前日に、知人を訪ねて壱岐に行った帰りで、14年前の若い頃に苦楽を共にした仲間とのご縁は大切だなぁと感じた雨の福岡でした。

福岡市役所でワーケーション情報交換

続いて、事前にアポを取っていた、福岡市のワーケーション推進ご担当者さんとの面談のために、市役所に移動。
FGNで会った宮内さんも、いまは独立起業して、ハイスキルなビジネス系の複業人材を支援する「KROW」というサービスを経営してるため、ワーケーション施策とも相性が良いのことで、一緒に参加してくれました。

さらに、今回のモニターツアーを主催したJALさんから、私と同じく、日本ワーケーション協会公認コンシェルジュとしても活動されている東原さんと、JALのツアー企画の斎藤さんも合流し、福岡市の横山さん・W@F事務局の藤野さんとの合計6名での意見交換会となりました。
(アレンジしてくださった藤野さん、人数が増えちゃってごめんなさい😅)

意見交換ではいろいろなお話しが飛び交いましたが、私の関心事は、地元の横浜に似た環境の福岡市さんが推進されている「都市型ワーケーション」について。
詳しい内容はここでは公開できませんが、福岡市さんのお考えや今後の展開をお聞きして、横浜でも都市型ワーケーションプロジェクトを試してみたいという気持ちが強くなりました。
ぜひその際は、福岡市さんとも良い形で連携できたらと思っています!

海を見ながらお仕事できる「SALT」へ

続いて、もう1つ福岡で有名なシェアオフィス「SALT」さんへ。
実はその移動の途中に、やっと遅い昼食で博多とんこつラーメンを頂いたのですが、あまりにお腹が空きすぎて、写真を取り忘れるという大失態😅
(ちなみにトップのラーメンの画像は、前に観光で博多に来たときのもの)

SALTさんは、海を目の前にするロケーションは、まさに「ワーケーション」って感じで、この場所だからこそ味わえる価値を、スタッフさんのご説明から感じ取ることができました。

調子に乗って、海風が気持ちいいテラスで自撮りもアップしてみました。

このテラス席で熱海の方とZoom会議をはじめたのですが、イヤホンマイクの風切り音でうるさくて、相手が私の声を聞き取れない問題が発生してしまい、すごすごと室内に戻りました・・・orz

以前も神奈川ワーケーションNavi編集長コラムに書きましたが、屋外でのパソコン作業はワーケーションの真の姿ではないことを、あらためて体感しました(笑)

ラストは天神の「Garraway F」

夕方からすごいスコールが降って来たので、あわてて駅から電車で天神に戻り、今回のモニターツアーで1日利用権を頂いた「Garraway F」へ。
こんな楽しげな雰囲気のコワーキングスペースでした。

常駐されているコミュニティマネージャーの方々の接遇力が素晴らしくて、とても爽やかな気持ちになれるワークスペースでした。もしかしたら、トヨタ自動車九州の販売店などで接客を経験されてきたスタッフさんが対応されているのかもですね。

福岡で体感した「都市型ワーケーション」の課題と可能性

私自身、福岡・博多には、出張で1回、プライベート旅行で1回来たことがあったので、市内の様子はある程度は把握していました。
今回、あらためて「都市型ワーケーション」として現地に1日滞在して感じた「課題」と「可能性」について、メモしておこうと思います。

「都市型ワーケーション」の課題

  • 海や山や森などの自然環境が魅力の「リゾート型ワーケーション」と比較して、時間をかけて移動し、滞在し続けるメリットをどう訴求できるか?

  • 交通・宿泊・飲食のすべてがそろっている大都市で、いかに「観光旅行」や「ビジネス出張」と差別化し、ワーケーションの価値をどこに置くか?

  • 滞在が短期になりがちのため、いかに複数日の宿泊を伴うワーケーションの価値を提示できるか?

「都市型ワーケーション」の可能性

  • リゾート型ワーケーションの地域と連携して、移動前後の「中継地」とすることで、都市機能を生かした滞在の価値を訴求できる

  • 都市が持つ「人材」や「ビジネス」とのマッチングで、新事業展開や複業など、ワーケーターの実利につながるサポートを提供できる

  • 移動手段が充実しているので、短期間でも効率よく、アポや出会いやアクティビティーを盛り込めるため、仕事中心の場合の投資対効果は高い

そして、壱岐へ

充実した福岡滞在を終え、翌日の朝一番の高速船で壱岐島へ。
その様子は、後編でご紹介しますので、ぜひそちらもお読みください!😁

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