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「Low fantasy.」 (5)

「岬の庭師の番屋」

町を出てXXX日。
2番目の辺境、「鏡の入江」へと向かう海岸線沿いに、番屋を見つける。
番屋は「岬の庭師」と名乗る人物の住まいだった。
庭師は 暖かそうな帽子にコートを着た背の高い、、、
一見では性別の判断がつかない。聞いても良いものだろうか。。
木製の大きなカヌーを持ち上げているのは
相棒のヒグマ、朝永(トモナガ)さん。力持ちが自慢だそう。

庭師は 私の滞在を快く了承してくれて、入江の案内も引き受けてくれた。
物珍しいのか、好奇心の強いアザラシ達が代わる代わる挨拶に来る。
一体何匹いるのやら。それはその日の深夜まで続いたのだった。

(6)へ続く。


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