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コードと色 〜色聴の楽しみかた〜

ギターやピアノをやっていると必ずこの「コード」をやることになると思います。今回はコードと色についてのお話しです。

念の為「コード」について説明すると、異なる音が3つ以上合わさったものになります。例えば、【ド、ミ、ソ】とか【レ、ファ、ラ】みたいな感じ。日本語だと「和音」って言います。

ちなみに音が1個だと「単音」、2個だと「複音」っていうみたいです。

とても主観的なお話になってしまうのですが、僕はこのコードに色のイメージを持っています。

例えば、ギターを始めると、大体1番はじめに【 C 】というコードをやる方が大多数だと思いますが、このコードに僕は【白】のイメージを持っています。Cをジャラーンと弾いただけで、白い絵が浮かび上がります。なぜかは分かりませんが、ギターを始めた頃から持っているイメージです。

他のコードだと、【 G 】は【明るい青】、【 F 】は【明るい緑】、【D】は【明るい黄色】、【Am】は【暗めの赤】といった感じです。

もっと具体的に言うと、【 G 】は快晴の時の空とか海の青って感じですね。【 Am 】は暗めの赤なのですが、ワインレッドが近い感じかなぁ。

これは僕の感覚なので、人によっては「Cは黄色でしょ!」とか、「Amは黒だよ!」という風に違うイメージを持っている方もいると思います。あとそもそも色じゃなくて違う感覚の方もいると思います。匂いとか味とか、映像とかね。

感覚神経の不思議

どうやらこのように、音を聴くとそれに伴って色が見える現象を【色聴】というみたいです。割と子供は持っている感覚みたいですが、大人になると感じなくなり、成人で色聴を持つ人は10人1人くらいになると言われています。

確かに、女性の甲高い声を「黄色い声」とか、低い不明瞭な声を「澱んだ声」というように、音と色は結構関係が深そうです。耳で認識する音と、目で認識する色は別の感覚神経の反応のはずなのに、リンクしてるって不思議ですよね。

色聴の楽しみかた

例えば、ライヴやコンサートではほぼ必ずと言っても過言では無いほど、様々な色の照明やレーザービームを使った演出がされています。「明るい曲では、暖かい色が多かったな」とか、「歌詞はポジティブな内容だけど暗い色使ってたな」、みたいに演出側はこの曲に対してこういう色のイメージを持っているんだな、というふうに自分の好きなアーティストが、音に対してどのような色のイメージを持っているのかを探ってみると、新たな発見があって面白いと思います。

他にも、ジャケットのデザインやミュージックビデオの色使い、衣装など、色々なところに色聴は転がっています。また、もしこれを読んでるあなたが音楽を作る側であれば、色を意識した曲作りやアレンジをしてみるのもいいかもしれません。僕も実際、「夏のドライブっぽい曲は、キーはGで作ってみよう」とか、「夕日っぽい曲はDとかAかな」みたいな感じで作ることもあります。

皆さんのミュージックライフに是非「色」という要素を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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