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【私の仕事】 忘備録(26)国際振込詐欺 4「詐欺師から現金の写真」


【私の仕事】 忘備録(25)国際振込詐欺 3「詐欺師退治でストレス解消」からのつづきです。

◆この記事の内容:

詐欺師から高額なお金の写真を送ってきたことを書いています。


詐欺師をからかっている理由?

なんのために詐欺師に「わざとひっかかってやろう」と思ったのか。。。最後にぎゃふんと懲らしめて、自分のストレス解消だったか。。。

いや、違う、このnoteの記事ネタが目的だった。

Facebookで友達申請 ➡ LINEで友達申請 ➡ 親身な話のやりとり ➡ 何かを送りたい ➡ 大金を一時的に預かってほしい ➡ 正確な住所を教えて欲しい ➡ 送るのに少し費用がかかる ➡ 送金先を連絡するのでそこへ送ってほしい

昔からある典型的なパターンだ。


ナイジェリアからの手紙

僕は海外との取引が長い。会社にパソコンがない時代、これとよく似たパターンが、手紙でナイジェリアから会社に届いた。

「秘密の入札があり、必ず落札できる情報をあなたに与えるが、その際、ちょっとした経費が必要。それをここへ送ってほしい。これは機密です。」の文面の手紙。

しっかりした英文だ。どちらかというとBritish English。公的機関の押印がされている。但し、紙が上質ではない。見た目であやしい。大きな金額の話のわりには、しょぼい紙質。この「あなただけに秘密の手紙」は1年に3回くらい会社にきた。

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これは「ナイジェリアの手紙」といって、けっこう有名。Wikipediaでも掲載されている。

びっくりしたのは、取引している他社が、これにひっかかったと上司から聞いた。へぇー、ひっかかる会社もあるんだと変に関心していると、TVのニュースで流れた。

英語の文面は、導入部分から最後の送金先まで非常に上手に書かれていて、引き込まれてしまう。英語の文章能力が高い。「上司はお前もこのくらいの文章がかけるよう英語力を高めろ。」と冗談でよく言われた。


詐欺師から現金の写真

また話が脱線した。米軍将校を名乗る詐欺師は、こちらが2日間ひっぱったので、しびれを切らして、予想通り「お金」の話を切り出した。これが出てくると、もう終盤だ。あぁ、詐欺師をからかうのもこれで終わりか。

LINEで現金の写真を送ってきた。これもよくある典型的なパターン。

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詐欺師から僕をブロック!

「これを送るから預かって欲しい」と。もう笑ってしまう。あんた、米軍の将校でしょ。外為法知らないの?と、LINEで何回もバカにした英文を送りつけてやった。

とうとう、詐欺師が僕をブロックした。もう少し、からかいたかったのに。。。

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詐欺師が諦めて僕をブロックするまでの経緯、LINEでの詳しいやり取りをついては【私の仕事】 忘備録(27)国際振込詐欺 5「詐欺師に叱られる」で紹介します。


 つづく。。

*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として書いています。