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読書2

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読書の記録です。2022年7月~
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記事一覧

〈読書〉人間標本

イヤミスの女王と言われている湊かなえさん。 イヤミスとは、読後、いやな気持になるミステリ…

K.K
7日前
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祝・本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』が本屋大賞2024に決まりましたね。 おめでとう、成瀬! 『成瀬は…

K.K
3週間前
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〈読書〉リカバリー・カバヒコ

・リカバリー・カバヒコ 著者:青山美智子『リカバリー・カバヒコ』は、新築分譲マンションに…

K.K
1か月前
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〈読書〉成瀬は信じた道をいく

『成瀬は信じた道をいく』は、『成瀬は天下を取りにいく』の続編です。 成瀬あかりのまっすぐ…

K.K
1か月前
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〈読書〉成瀬は天下を取りにいく

・成瀬は天下を取りにいく 著者:宮島 未奈 『成瀬は天下を取りにいく』は、成瀬あかりと西…

K.K
1か月前
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〈読書〉星を編む

・星を編む 著者:凪良 ゆう『星を編む』は、『汝、星のごとく』の登場人物たちが主人公の作…

K.K
1か月前
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〈読書〉スピノザの診察室

・スピノザの診察室 著者:夏川草介主人公の雄町哲郎は京都の小さな病院に勤務する医師。 中学生の甥と生活しています。 雄町の勤務先は高齢の患者が多い原田病院。 末期の状態にある患者宅へ往診をしたり、入院患者を看取ることもあります。 原田病院には大病院とは異なる患者が通院しています。 その患者たちと向き合うことの難しさが描かれています。 大学病院で最先端の技術を磨き、難しい治療を成し遂げていく、大学病院の医師・花垣や天吹たち。 一方、死が近づいている人に寄り添う原田病院の

〈読書〉シェニール織とか黄肉のメロンとか

久しぶりに江國香織作品を読みました。 ・シェニール織とか黄肉のメロンとか 著者:江國 香…

K.K
4か月前
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〈読書〉続 窓ぎわのトットちゃん

・続 窓ぎわのトットちゃん 著者:黒柳徹子 『窓ぎわのトットちゃん』を初めて読んだのは、3…

K.K
5か月前
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〈読書〉君のクイズ

『君のクイズ』は本屋大賞にノミネートされていたので、気になっていた作品です。 ・君のクイ…

K.K
9か月前
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〈読書〉月の立つ林で

・月の立つ林で 著者:青山美智子『月の立つ林で』は、ポッドキャスト『ツキない話』を聴く人…

K.K
10か月前
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〈読書〉さがしもの

・さがしもの  著者:角田光代『さがしもの』は、本がテーマの短編集。 各短編について簡単…

K.K
10か月前
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〈読書〉あつあつを召し上がれ

・あつあつを召し上がれ 著者:小川糸『あつあつを召し上がれ』は、食に関する短編集です。 …

K.K
10か月前
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〈読書〉水を縫う

・水を縫う  著者:寺地はるな『水を縫う』の主人公の清澄は、裁縫が好きな高校生。 清澄は、母・さつ子、姉・水青、祖母・文枝と暮らしています。 清澄の母と別れた父親・全は、縫製会社を営む友人・黒田に雇われ、黒田と生活しています。 結婚することになった水青が、華やかなウエディングドレスは着たくないと言い、清澄は水青の為にウエディングドレスの制作を始めます。 短編をひとつひとつ読んでいくと、主人公やその家族たちの事情や気持ちが明らかになっていきます。 この家族は決して仲が