Kazu

アオイ接骨院 院長 柔道整復師 元三遠ネオフェニックス ストレングス&コンディ…

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アオイ接骨院 院長 柔道整復師 元三遠ネオフェニックス ストレングス&コンディショニングコーチ

最近の記事

#14 プロスポーツチームのスタッフ裏話

私は過去にプロチームに所属していました。 現在は大学チームに所属していますが、現在でもプロチームのスタッフさんと交流があります。 あくまでも私の仕事(トレーナー、ストレングス&コンディショニング)からの視点になりますが、チームでよく起こる問題を書いてみます。 選手が怪我をした場合、軽傷の場合を除きプロの場合はチームドクター、アマチュアの場合は近場又はかかりつけのドクターに診察してもらうことになり、その後のケアやリハビリを我々スタッフが行うことになります。 その後、定期的

    • #13 アスリートの体組成・体重管理

      スポーツを行っている人、スポーツを全く行っていない人それぞれ自分の理想の身体があると思います。 体脂肪は〇〇%とか体重は〇〇kgにしたいとか、ウエストを〇〇㎝にしたいなどです。 プロアスリートは最低でも体重、体脂肪、筋肉量を重要視します。 もちろん各部位の筋量のバランス、左右のバランス、前後のバランス等、細かく調べますが優先的に筋肉量、体脂肪、体重の3つから考えます。 特にバスケットボールやハンドボール、サッカーなどコンタクトもありスピードも必要な競技は多いと思います。

      • #12 プロアスリートのリハビリ

        今回は起きては欲しくない事ですが、怪我をしてしまった場合の事を書きます。 プロチームにはトレーナーだけではなくチームドクターが必ずいます。 私のチームではホームゲームに必ず帯同していただいていました。 チームによってはゲームドクターとの名称でホームゲームのみに帯同していただいている場合もあります。 私のチームでは怪我が発生した場合、トレーナーが各自取得している資格の適用範囲内で応急処置を行い、翌日などに速やかに選手とトレーナーがチームドクターの勤務している病院行き、検査

        • #12 プロアスリートのシーズン中はどうしてる?

          前にも少し書きましたが、プロアスリートの公式戦が始まってからはなかなかの過密スケジュールです。 Bリーグに限っては多い週では水曜、土曜、日曜の3ゲーム。 場合によっては3ゲームともアウェイの可能性もあります。 土・日曜にゲームがあった場合、日曜のゲーム後にバス又は電車で戻るか。翌日に飛行機で戻り、チームとしてはそのまま月曜はオフになります。 選手によっては個人トレーニングやケアをしたりワークアウトを行う選手がいます。 そして火曜に水曜ゲームのスカウティングデータの共有と確

        #14 プロスポーツチームのスタッフ裏話

          #11 現在のBリーグの考察

          今回は完全に私的な考え方を記述しているだけですのでご了承ください。 現在のBリーグ、各チームでは選手の年俸が年々上昇しておりチーム作りが非常に大変だと感じました。 限りある資金の中で優秀な選手を招集し、チームとして機能させる。 優秀な選手が集まるに越したことはないですが、チームとして機能しなければ勝てるものも勝てなくなってしまいます。 そこで資金力のあるチームは選手と同様にコーチ、スタッフ陣にも資金を使います。 選手も外国籍選手、ベテラン、若手とバランスが大事だと考え

          #11 現在のBリーグの考察

          #10 Bリーグでのトレーナーのお仕事

          バスケットボールのプロリーグ”Bリーグ”でのトレーナーのお仕事を少し説明いたします。 プロトレーナーを目指している方には少し参考になると思います。 まずはプロチームに所属する必要があります。 方法は色々ありますが、私は大学バスケットボール部のトレーナーをしていましたのでその絡みから三遠ネオフェニックスのGMより声をかけて頂きました。 別の方法では稀にチームが公式HPより募集をしていたり、知り合いがいれば紹介してもらったり、卒業した専門学校に求人が来ていたりと様々です。 初

          #10 Bリーグでのトレーナーのお仕事

          #9 プロアスリートが一番トレーニングに励む部位はどこ?

          最初に正解を答えるとズバリ”股関節”です。 高校・大学生アスリートはベースのフィジカル強化で手一杯になり股関節の重要性を理解していてもなかなか取り組む時間や体力が残っていなかったり、複雑かつ様々なトレーニング方法があり正確に取り組めなかったり等で後回しになってしまっています。 プロ選手はシーズンインしますと試合数が多い為、1週間のうちにコンディショニングに時間を使う事が多くなります。 強い負荷をかけなくても股関節のアクティベーション、モビリティーなど様々なトレーニングができ

          #9 プロアスリートが一番トレーニングに励む部位はどこ?

          #8 プロアスリートの身体には費用がかかる??

          いきなりで意味わかりませんよね・・・ トレーニング、食事・栄養、ケア、から見てどの程度の費用が必要かという意味です。 まずプロ選手の所属するプロチームにはスポンサー様がついておりチームによって差はありますが選手はプロテインなどを含めた各種のサプリメントは飲み放題になります。 ケアやトレーニングもコーチ、トレーナーと呼び名は様々ですがチームスタッフが数名いますので受け放題です。 選手によっては個人で契約しているトレーナーさんや自腹でチームとは別にジムに通っている選手もいます。

          #8 プロアスリートの身体には費用がかかる??

          #7 プロアスリートレベルの身体と技術を獲得するには

          前回でプロアスリートが練習前や練習後に時間を多く使ってコンディショニングを行っていると書きました。 本人達は当たり前の作業にしか考えていないですが、アマチュア選手から見ると非常に時間を使い、さらに継続して行う事が大変な作業と感じてしまう事でしょう。 身体のケア以外にも効果があり、実はこの作業こそ競技スキルを身につける為に必要な事だったのです。 下の画像はパフォーマンスピラミッドと呼ばれ、競技スキルを身につける為の順序と内容が記されています。 簡単に説明するとスキルを身に

          #7 プロアスリートレベルの身体と技術を獲得するには

          #6 プロアスリートとアマチュアアスリートの身体の差は??

          前回まででフィジカル的な事をざっくりと書きました。 さらに違いをお伝えします。 私の在籍していたB1リーグのチームでは練習前に軽めなウェイトトレーニングを行う選手、各部の筋肉に刺激を入れてアクティベーションを行う選手、各関節の可動域やバランスを調整してコンディショニングする選手等、各選手によりますが自分の身体をよく理解しており弱い部位や動きが悪くなる部位など本当に自分を理解しています。練習後のストレッチもほとんどの選手が行っていますし、長い選手は40〜50分程ストレッチして

          #6 プロアスリートとアマチュアアスリートの身体の差は??

          #5 プロアスリートとアマチュアアスリートの身体の質の違いは??

          前回までの身体作りを経て、筋肉量、体脂肪、体重のバランスがプロ選手と同等の数字になったとしましょう。 ここからはプロアスリートとアマチュアアスリートの違いの本質に入ります。 筋肉の柔軟性、関節の可動域、身体コントロール、身体の協調性、モーターコントロール等、細かく探すとキリがありません。 絶対的な違いは一つの事を獲得する為の努力でしょう。 学生アスリート等はコーチ・スタッフに様々なアドバイスをもらうと思います。 しかし、本人はその重大性に気づく事は少ないです。 言い換え

          #5 プロアスリートとアマチュアアスリートの身体の質の違いは??

          #4 それでもまだ身体が大きくならない・・・

          しっかりした食事で栄養が摂取できて、休息も取れている。 トレーニングもやっているのに何故?? 栄養は数字で管理できます。 休息も日数や時間で管理できます。 ではトレーニングはどうでしょう? 様々なトレーニングがあり、色々なセット方、レップ数の組み合わせがありますが、適切な負荷量が必要となります。 何週間もの間、自分に最適な重さで日々の成長を感じながら少しずつ上がっていけば筋肉量を上がるでしょう。 しかし、負荷量を一定にしてしかも肉体的な余裕がある場合は成長率はどんどん

          #4 それでもまだ身体が大きくならない・・・

          #3 体重が増えないのは何故だろう?

          『しっかり練習して、しっかりトレーニングをしても筋肉量が少しずつしか増えないし、なんか体重が減ってるけどなんで??』 よく耳にする質問です。 私が最初に確認するのはやはり栄養摂取(食事)です。 『朝、昼、夜しっかり食べています。』 でしょうね。 そんな事は当たり前かもしれません。 まず食事の内容と摂取カロリー、摂取タンパク質量を計算する為に1日に口にした物の書き出してもらったら、すべてを計算します。 そこで足りない部分を食事の回数を分割し、一日に5〜6回、練習・ト

          #3 体重が増えないのは何故だろう?

          #2 アスリートの理想的な体重(質量)は??

          まずアスリートと言っても、野球、サッカー、バスケットボール、陸上、格闘技、テニス等の様々な競技があります。 バレーボール、テニス等のネットで区切られた競技は相手選手とコンタクト(ぶつかる事)が皆無な為、体重よりも体脂肪や筋肉量を優先すれば良いと考えます。 逆にボクシング、柔道などの体重にて階級分けで行われる競技も今回は対象外とさせて頂きます。 サッカー、バスケットボール、ラグビー等の競技ではコンタクトしながらプレーを行わなくてはいけませんので、そちらのお話しをしたいと思

          #2 アスリートの理想的な体重(質量)は??

          #1 トップアスリートを目指す身体

          トップアスリート、プロ選手を目指す学生アスリートの皆さんやそれに準ずる方達へ参考になればと思い書き込んで行きます。 考え方やアプローチ方法は時代によっても違いますし、優先することや目的の競技によっても様々ですので、必ずしも最短最速で仕上がるといった事ではありません。あくまでも私の主観、経験、論文などを参考にした独自の考え方ですのでご了承ください。 まずは自己紹介です。 名古屋市金山にあるアオイ接骨院、院長の長谷川です。 柔道整復師として13年、大学、高校バスケットボール部

          #1 トップアスリートを目指す身体