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旅行6 「北海道ラーメンツアー」

 最初に働いた施設では、年1回3グループに別れて交代で、慰安旅行にいっていました。

 在職中に沖縄、三重、北海道、岡山、香川に連れていってもらいました。

 今回は北海道にいったときのお話しです。

 例年全員行き先は同じで、約20名1グループで旅行にいくのですが、この年は初の試みで、北海道と韓国の希望制となりました。

 私は北海道を選択しました。

 仲のよい職員同士で、有名なところや地元の方のおすすめの店など、時間の許す限り堪能しようと、旅行前から決めていました。

 とはいえ、観光するコースなどは決まっており、それも堪能したいので限られた時間を有効に使うため、事前に行きたいところをある程度は、下調べしておきました。

 当日、韓国組と空港でお別れして、現地に到着してから、観光と移動でラーメンを食べることがなかなかできません。

 1泊目の夕食のあと、北海道初のラーメン屋さんに入ったのですが、店にお客さんはおらず、「しまった……」とは思ったのですが、出ることもできずテーブルにつきました。

 そして、ラーメンを注文したのですが、私たちの勘は的中しました。

 こんなことを言ってはいけませんが、本当に美味しくありませんでした(笑)。

 世の中に美味しくないラーメンがあることに、一同無言になりましたが、お残し厳禁が外食でのマナーという共通認識のため、奇妙な空気の中で完食し、無言でホテルに戻りました。

 美味しくないラーメンに衝撃を受けましたが、私たちの職場の食事では、味のないカレーライスを食べたことがある私たちは、言い経験をしたと前向きにとらえ、明日からは冒険はやめて定番の店を選ぶことにして、その日はやすみました。

 次の日、宴会の美味しい料理のあと、居酒屋で地元の海鮮を堪能して、おすすめされていたラーメン屋を目指しました。

 おすすめは2つあり、一つは店舗を構えているところで、もう一つはバスラーメンと言われる、移動式のラーメン屋で運が良ければ会えるかもと言われていました。

 まぁバスラーメンは無理だろうと思い、店舗を構えているお店に向かいました。
 
 すぐに見つかり、たまたま店舗の前に、ラーメン屋のご主人がたっており、私たちのと目が合いました。

 その時に、明らかに路線バスではないバスを発見しました。

 幻のバスラーメンではないですか!!

 がしかし、先に見つけていたラーメン屋さんのご主人に「いらっしゃい」といわれており、断ることの出来なかった私たちは、お店に入りラーメンを注文しました。

 ラーメンを頂き、すでにお腹の限界をむかえており、もう一杯はもう無理でしたが、せっかくバスラーメンに出会えたのに……という思いが強くあり、お店を出たあとバスラーメンに行き、営業時間を確認してひとまずホテルに戻りました。
 
 そこから、カロリーを消費するために、皆で温泉に浸かりました。

 そして、リベンジです。

 無事バスラーメンに行き、おいしくラーメンを頂けました。

 ちなみに、バスラーメンというのが、正式な店名かは不明です。

 この日までで、まだ3店舗しか行けていませんので、残った隙間時間に、いけるだけ行こうとしていました。

 しかし、ラーメンを食べられるほどの、隙間時間はなく、唯一五稜郭の見学後に時間を見つけて、最後のラーメンを堪能しました。

 例年より半数の人数のため、宴会の時などは寂しくて、テンション下がりぎみでしたが、ラーメン屋巡りのおおかげで、楽しく過ごせました。

 旅行から戻って、3kgも体重が増えていました(笑)。

 いっぱい食べましたからね……。

 行き先を分ける慰安旅行は、特に韓国チームが寂しかったらしく、この年限りで以降は、みんな仲良く同じ場所にいくことで、落ち着きました。

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