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ヨーロッパ周遊記③〜オーストリア・ウィーン2日目〜

こんにちは!和です!
今回はオーストリア・ウィーン2日目です!

ウィーンの朝

毎日ホテルの朝食食べたり、カフェに入ったりするとお金が足りないので笑、起きて近くのスーパーに朝食を買いに行きました。

ウィーンの朝

果物スムージーと、パンとサンドウィッチを購入。
パン2個にした方が節約できたな。
普通においしかったです。

朝食

ウィーン街歩き


ウィーン市内は、リンクというかつて城壁だった環状道路の内と外で分かれているんですが、
この日は主にリンク内、リンク周辺を散策しました。

ヴォティーフ教会

ホテルを出てシュテファン大聖堂を横目に見ながら、聖ペーター教会前を経由して、ヴォティーフ教会へ。
途中で大麻ショップと初めてご対面。カジュアルな店の見た目で、完全に街に溶け込んでいるのが怖い。
(これから先どの都市でも見かけることとなるとはこの時知らなかった…。)

シュテファン大聖堂裏側(?)
改修?修理?中だった
多分大麻系(入ってないよ!笑)
聖ペーター教会
馬車が普通にいる


ヴォティーフ教会は2本の尖塔が特徴的なネオ・ゴシック様式の教会だそう。
(『るるぶ ウィーン・プラハ・ブダペスト 24』より)
教会の近くに割と広めの芝生が広がっているので、ポツンとそびえ立つ教会の存在感が印象的でした。
ポツンと建てたのが意図した設計なのかどうか気になります。

ヴォティーフ教会

市庁舎

その後、ウィーン大学の中に少しだけ入って(大丈夫なはず)、市庁舎へ。
市庁舎は工事中で規制がかかっていたので、あんまりいい写真は撮れず。

市職員と思われる人たちが自転車や電動スクーターで颯爽と出入りしているのがやたらとカッコよく見えました笑。
でもこんなカッコいい市庁舎で毎日働いていたらありがたみが薄れるだろうなぁ、と僕は思うけど果たしてどうなんでしょう。

市庁舎の周りは公園になっていて、木陰にあるベンチに座って休憩したら、木漏れ日と青空と風が気持ち良すぎて、永遠にそこにいられそうでした。

ウィーン大学
工事中の市庁舎

国会議事堂

予定以上にベンチで休憩しすぎたあとは気を取り直して国会議事堂へ。
博物館?って感じの外観の国会議事堂にいい意味で?困惑しました。
そういや日本もアメリカもそうだけど、任意の国家の国会議事堂に歴史的な建造物が多い理由ってどういうものだろう。新しいガラス張りの国会議事堂とかもっとあってもおかしくないはずなのに。確か国連とかEUとかは現代的なビルの中に議場があったような気がするけど。テレビの映像の記憶では。

国家ならびに国会という権威はその歴史によって支えられている一面があるから、国会(という概念・権威)の具体物である議事堂も歴史を具現化したような建築で作られ、保たれるという論理なのかな、と僕は考えましたが果たしてどうなんでしょう。諸説ありそうですが。

オーストリアの国会議事堂

ホーフブルグ(王宮)

その後ホーフブルグ(王宮)へ。
門をくぐると広い前庭?と宮殿がお出迎え。

宮殿の中には中庭があり、全体的に迷路のような構造になってました。
とにかく広くて豪華な宮殿だなというのが一番の印象。
他のところも回りたかったから今回は宮殿の建物の中には入らなかったけど、次来る時は中も見てみたい!

余談ですが、途中で宮殿の公衆トイレに行き、噂には聞いていた有料システムに初めてお世話になりました。
そのトイレは入口に自動改札的なのがあり、小銭(1€弱)を払うと中に入れるシステムでした。一応困った時のために係員みたいな人もいたけど。
日本の無料のトイレに慣れてるから、小銭を出すのがめちゃくちゃダルく感じました。
お金をとられることよりもその手間の方が僕は嫌いです苦笑。

ホーフブルグ(王宮)
ホーフブルグに入る門
青空に映える宮殿
当たり前のように馬車がいる
宮殿の内側、中庭?
ついに公衆トイレ(有料)にお世話になる


市場へ!

宮殿を後にしてから、市場に向かいます。
途中でゲーテ像があったり、別の宮殿で行われる夜のクラシックコンサート(ウィーンでは教会や宮殿など至る所で夜のクラシックコンサートが開かれていました)の勧誘を受けギリギリで断ったり(その宮殿で聞きたい気持ちがなかった)しながら、市場につきました。

ゲーテ像

その市場はNaschmarktといって、恐らくウィーンで一番賑わっている市場なんですが、
・カフェ・レストラン・バー
・八百屋
・チーズ等乳製品を売っている店
・ハムやソーセージ等肉類を売っている店
・ドライフルーツやナッツを売っている店
・エスニック系(スパイスとか)
・買い食いのパンなどの店
・安定のケバブ屋
・観光客をカモにしてそうな土産屋(よくある都市の名前が入ったTシャツや民族衣装、小物系からパチもんのサッカーユニフォーム・マフラータオルまで売ってる)

などなど、とにかく多種多様なお店が2列で並んでいて活気がありました。
お店の構成ゆえなのか、店員にアラブ系・インド系の顔立ちの人が多い印象も受けました(完全に偏見で申し訳ありません)。

多分ドライフルーツとかナッツの店
野菜・果物・パラソルの色と青空が素晴らしい
民族衣装多め
ブランドロゴすらないパチもんユニ
わさび???

せっかくなので何か買い食いしようと思ってあんぱん的なものを買いました。一個は黒胡麻っぽい感じの中身で、もう一個はラズベリーチーズのようなものが入っていました。
でも意外と安くない。
後から分かったことなんですが、黒胡麻っぽいやつは実はケシの実だそうです。
全然わからなかったけど美味しかったから良し?いや、その店のおっちゃんからお釣りしれっと少なく渡されたから微妙な気持ちになったんやったと今思い出しました。
やっぱりカモになっちゃったねぇ苦笑。

ウィーンぽい店
ケシの実あんぱん(と名付けておこう)
2個5.4€、安くないむしろ高い


美術史美術館


市場を後にして、分離派会館(旧来の美術の流れに対抗しているのが街歩きしているとよく分かった)、ウィーン工科大学、ウィーン国立歌劇場の前を通って美術史美術館へ。


分離派会館
ウィーン工科大学、賢そう
ウィーン国立歌劇場
美術史美術館

一言で言うと、とにかく中が広い。
3フロアぐらいあって、一つ一つのフロアの展示品も多いし、展示品一つ一つが見ていて面白かったり興味深かったりでなかなか足が進まないところでした。

一つ一つ見ていくと、装飾品や器はとても綺麗で煌びやかなものが多く、古代〜中世の王室の権力・財力をひしひしと感じさせられました。
彫刻系は妙にリアルなものが多く、若干の不気味さすら感じ、
絵画系は色鮮やかで人や物のダイナミックな動き・溢れ出る感情が伝わってくるものが多かったです。

綺麗
夜肝試しできそう
煌びやか
写実的な気がした、好きな絵の一つ
個人的に一番好き。格好いい!
有名なやつ
油絵?で模写してる人いた!すごい!
美術館のカフェ!


ただ一つ悔しかったのは、世界史の知識が足りないこと。
高校で履修していなかった分、大学生活のどこかで一通り勉強して知っておけば、もっと展示品の背景を頭に思い浮かべながら深く楽しめたんじゃないか、という気がものすごくしています。

あとは、キリスト教などヨーロッパの宗教に関わるものが多く、根本的に文脈や背景がわからない状態でこういった展示品を見ていて、それゆえにそのリアクションとして、心の底からの感動よりも単純な驚き(「へぇ〜」という反応)やシンプルな感情(「かっこいい!」「かわいい!」「きれい!」)の割合が高かったなと振り返れば思います。
ただ、一つ注釈をつけておくと、そういう本能的な反応も結構大切だし、これからも大事にしたいです、もちろん。
実際、旅が魅力的である理由の一つは、非日常的なものに触れてそういう本能的な心のざわめきを感じ、そこから日常を生きるモチベーションが得られるからだと僕は思っていて、
だから、僕はそういう心が震える体験・瞬間が恋しくなったら、いつも何らかの形で旅をしています。

一方で、
そもそも振り返った時に、
そこで受けた感動・衝撃・驚きに対して自分の語彙力が全く追いつかない(ある程度はしょうがないしある意味そういうものだとも思うけど)というもどかしさ・情けなさもあり、
もちろん人それぞれのやり方があって正解はないとは分かっているけれども、
こういった美術館(とか建造物)をどう楽しんでいるのかというのを色んな人に聞いてみて自分でもその楽しみ方を試してみたい、
そして自分の感情や感覚をより的確に表現できる語彙力がほしい(その上で、人と会話しながら新しい発見・気づき・見方が止まらないような美術鑑賞をしてみたい)、
そんなことを途中からずっと思いながら、
でもシンプルに楽しい時間だった美術史美術館でのひとときでした。

ウィーンカフェ巡り①

美術史美術館を出た後、夕食までまだ時間があったのでカフェ巡りをしようと思い立ちました。

そこで向かったのが、
Cafe Frauenhuber というカフェ。
実はこのお店は昔モーツァルトやベートーヴェンが訪れたことで知られる歴史あるカフェなのです。
僕はクラシック音楽が(も?)好きで、このカフェの存在をSNSで知ってからいつか訪れてみたいと思っていて、ついに念願が叶いました。

意外と混んでなかったよ。
モーツァルトとベートーヴェンがいた!

夏なので店の外でお茶をする人が圧倒的に多い中、僕は店内の雰囲気を味わいたいため中へ。
店の中にはピアノがあって、勝手に当時の情景を思い浮かべながらアップルパイとピンクグレープフルーツのソーダをいただきました。
りんごが意外と酸味があって、逆にくどくなかった(気がしている笑)のと、
本当はコーヒーか紅茶を頼みたかったけど暑いから仕方なく頼んだソーダがアップルパイと相性がよくて、疲れた体に沁みました。

メニューもいい感じ
アップルパイ


そして何より、現地の人と思われる周りのお客さんたちが、モーツァルトやベートーヴェンがいたカフェで当たり前のように楽しそうに会話をしているのが、個人的にすごくよかったです。
音楽や音楽の歴史が日常に溶け込んでいて当たり前のように継承されている光景を見て、これが「文化」というものなんだろうなと実感し、またその空気をわずかながら吸うことができて、それだけでウィーンに来た甲斐があったなと強く思いました。

店内
幸せ



さらに、欲を言えば、現地の文化と空気感のもと生まれ、現地で直に耳にする音楽と、
その文化や他の国の文化を輸入し工夫してできた日本独自のスタイルおよび空気感のもと生まれ、日本で耳にする音楽とでは何か違うものがあるのか、あるとしてそれは何か、これからもっともっと自分の身体・耳で感じたいし、知りたいです。

実はこの後プラハの教会でミニコンサートを聴くことになるのですが、その違いにまで思いを馳せることはなかなか難しく(少しだけ、感じたこともあったので、それはプラハ編で綴ります)、次回ヨーロッパに行く時はそれもひとつの旅のテーマにしたいなと思っています。

とはいいつつ、本当はもしできるのならば、いつか何らかの形で現地に長期滞在して、繰り返し音楽がある場所に足を運んで、ひたすら音楽を聴き、追求してみたいです。
なぜかって、絶対楽しいと思うから。
なかなか難しいことではあるけれど、心の片隅でその夢を持ち続け、チャンスが来たら逃さないように少しずつ準備していこうと思います。

夕食、就寝


カフェでひたすらウィーンらしさを摂取し、ホテルへ。
着いた頃には完全に疲れきってしまっていました。

というのも、リンク内、リンク周辺はトラム(路面電車)、バス、地下鉄が通っているのですが、
ちょっとでも節約したいという小賢しい欲(笑)と、歩こうと思えば普通に一日中歩いて回れるような観光スポット同士の距離感、日陰にいれば風とともに感じるからっとした涼しさ、ぶらぶら寄り道したり目移りしたりしながらする街歩きの楽しさ、
そういうものが全部合わさって気づいたらずっと歩き続けてしまっていました。
(日本も含めて、街歩きが好きな人なら多分共感してくれると思います。)

話が少し逸れますが、元を辿ると、そもそも、大体の観光スポットが徒歩で回れるような街(しかも、ウィーンは首都です!)のサイズ感が非常に面白い。
これから巡っていくヨーロッパの(観光)都市も基本的にはそういう街のサイズになっていて、日本の東京や大阪とは全くスケール感が違います。
(街の成り立ち、歴史からサイズ感が違う理由を紐解けそうな気がしますが、具体的にはどういう経緯でその違いが生まれたのでしょうか。非常に気になります。)

僕が今住んでいる京都についても、嵐山や金閣寺、清水寺という王道スポットを回るのに徒歩だけというのはとても考えられないでしょう。
少し頑張れば徒歩で回れるし、公共交通機関を使えばすぐアクセスできる。
そのような観光・街歩きを満喫するためのハードルが低いこと、言い換えれば誰でも気軽に・簡単に街の魅力や全体像を大きく掴んで楽しむことができること、それがヨーロッパの街の特徴であり、人々から人気を集める理由の一つなのかもしれません。

(逆に、全体像や街の魅力を一度に知ることが難しい日本の街は、「(地理的な、平面的・量的な)奥深さ」「飽きにくい」という点で傑出しているとも言えるでしょうね。)

話を戻すと笑、夕食を食べに行く体力がなくなったので、朝食を購入したスーパーでサラダ、チーズとサラミが挟んであるパン、トルティーヤのようなものを買い、健康に気を遣いながら笑、夕食を済ませ、すぐに就寝しました。

夕食


では、今回はここまでです!
今回は自分の感情が溢れてかなり長くなってしまいました苦笑。
自分が、文章だと思う存分気持ちをぶちまけてしまう(自分語りをしてしまう)人間だということを久々に思い出しました笑。
会話では一方的に自分の話をしないように、キャッチボールになるように、改めて気をつけようと思います苦笑。


さて、次回はオーストリア・ウィーン3日目、そしてドイツ・ミュンヘン1日目となります!

それではまた!

Ciao!

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