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キッズ大会レポート③

今回は今年の6月に参加した3年生メインのキッズ大会のレポートです!

前回からさらに2ヶ月が経ち、少しずつ高い要求ができるようになってきました。


テーマ「相手を見てプレーしよう!」


サッカーは相手をダマしたり、逆をついたりしていいスポーツ!=駆け引きを覚える
相手をしっかり見ることができたら後出しジャンケンできるから負けない!

⚫︎攻撃
①自チームのゴールキーパーからのリスタート
相手が前から来てる→裏へ飛ばす(ロングキック)
相手が引いて守ってる→手前から(ショートパス)

※フリーの状態の選手をつくってそこを使おう!

ビルドアップは後ろの3人で行う(フットサル的なイメージ)
→つまった時はやり直し、逆サイドへの展開を意識

⚫︎守備
①相手のゴールキーパーからのリスタート
前で奪ってカウンター、相手に自由を与えない(簡単に前を向かせない)
・マークの基本
(ボールとマークどちらも見える場所で相手にチャレンジできる距離にいること)

②もし①の前線からの守備が失敗し、前を向かせてしまった場合
・1対2で守る、チャレンジ&カバー
(1人が奪いにいったら、必ずもう1人はそのカバーにいく)

【結果】

1試合目⚫︎0-1負け
2試合目⚪︎2-1勝ち
3試合目⚫︎0-2負け

6チーム中4位という結果でした。

【良かった点】

⚫︎ゴールキックがかなり改善された
相手を見てスタート出来るようになってきているので、ゴールキックで即奪われるということが減って後ろの3人が前向きにボールを持てることが増えた。
真ん中の選手に当てて落とす形はアドリブで出ている現象だが相手が引きつけられるので両サイドの選手に時間とスペースができていた。

2年生ゴールキーパーの時でも奥に蹴るべき場面なのか手前から繋ぐべき場面なのかをしっかり判断しながらやっていたと思う。

⚫︎ビルドアップはまだまだ危なかしいところもあるが、どうすればパスを繋げるのかということと、横に展開する意味を段々と理解しだしている感じはあるのでパスミスなど技術的な失敗は気にせずチャレンジさせていく。
3年生以外のメンバーがこのパス回しに絡んでこれるようになればチームとしてもっとチャンスを作れると感じた。

⚫︎守備で体を張って守る場面が増えていたし最後まで諦めずに追いかけることは出来ていた→失点が減った原因になっていると感じた。

【課題】

⚫︎「マークの原則」(ボールとマークを同一視野に入れたポジショニングをとること)をしっかりと理解して実行すること。相手をフリーにしてピンチになる場面がまだまだ多い。(特に切り替え時)

⚫︎局面での1v1で負けている場面が多い。
自分の思ったようにボールをコントロール出来ずにまごつく。足元に入りすぎることでパスが出せない、遅れてしまい奪われる。

止まってしまうと相手に寄せられてしまうので、ファーストタッチでボールを動かすこと(コントロールオリエンタード)、運ぶ能力を向上させる。

⚫︎横に展開する意識はすごく高くなっているが、縦が空いていて味方もいる状況でも横を選んでしまっている場面があったので、縦が空いてるなら縦という優先順位は意識させる必要がある。

【総括】

昨年2年時の結果に比べると格段に失点が減って接戦が増えた印象。
1点取られても気持ちが切れずに粘り強く闘えていた。
後方の3人でパスを展開しながら空いたスペースから攻撃をするという意識が感じとれた。
この3人以外でもパスを繋げるようになるともっと色々な展開ができるようになりチャンスを増やせると思う。

パスを繋ぐ意識はOKだが、横で繋ぎながらも優先順位は縦方向のパスだということを忘れない。
縦パスを入れる為の横パス。

※縦のスペースに受けに来る味方がいること前提だが…

攻撃に関しては最終的には3年生の1人の選手の個人能力に頼っている状態なので全体の基礎能力の向上は必須。(運ぶ、止める、蹴る)
攻守ともに1v1でもっと勝てるように。
まだまだ判断も遅いところがあるので、練習からプレッシャーのある状況での判断を習慣づける。

守備に関してはマークが外れることが多々あり、そこから失点やピンチに繋がっているケースが多かったのでそこは再度徹底が必要。マークの原則を頭で理解し、体をその通りに動かせるようになるまで言い続けていく。


地域の小規模大会ではなく、県全体から参加があるような規模の大きめな大会でしたが、それでも相手によっては勝てる試合もあり練習でやってる成果が徐々に現れてきている感覚が。

基礎的な技術はまだまだですが、相手を見て逆をつく駆け引きがサッカーの基本なので、自分本位ではなく「相手がこうだからこうする」という発想が子供達に少しずつ芽生えてきている気がするので今後にさらに期待を持ちました。

勝てる試合が増えることで、自分達はやれる!という自信にも繋がってくるので選手達も前向きに取り組めていたと思います。

それではまた次回!

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