中国の月探査機「嫦娥6号」のキャリアロケットが発射場に到着

中国の月探査機「嫦娥6号」のキャリアロケットが発射場に到着


日付:2024-03-15
出典:chinadaily

中国国家宇宙局によると、月探査機「嫦娥6号」の打ち上げを任務とする長征5号重量級キャリアロケットが金曜日、海南省の文昌宇宙発射センターに到着した。

次にロケットは組み立てられ、沿岸の発射場で嫦娥6号との地上試験が行われると、政府は短い声明で述べ、来るべきミッションのための準備作業が同センターで進行中であると付け加えた。

同局が以前発表した情報によると、嫦娥6号ミッションは今年上半期に実施される予定だ。

嫦娥6号探査機は、軌道船(オービター)、着陸船(ランダー)、上昇船(アセンダー)、再突入モジュールの4つのコンポーネントで構成される。

すべてが計画通りに進めば、ロボット探査機は月の南極エイトケン盆地に着陸し、塵と岩石のサンプルを採取する。このミッションが成功すれば、地球からは見えない月の裏側からサンプルが採取された初めてのケースとなる。

嫦娥6号と地球との間の通信を円滑にするため、「鵲橋(じゃきょう)2号(Queqiao-2)」と名付けられた新しい中継衛星が、数カ月以内に月周回軌道に投入される予定だ。

これまでのところ、月の裏側に着陸したことがあるのは中国の探査機「嫦娥4号」だけだ。同探査機は2019年1月に南極エイトケン盆地に着陸し、「玉兎2号(Yutu-2)」ローバーを展開して着陸地点周辺を探索した。


原文記事
中国国家航天局英語版ウェブサイト
https://www.cnsa.gov.cn/english/n6465652/n6465653/c10488160/content.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?