フォードvsフェラーリ

ふらっと観た「FORDvsFERRARI」がたまらなく好きな映画だった

この間の三連休、皆さんはどうお過ごしてでしょうか。

僕は、予定がない暇な休日があったので、久しぶりに映画を観に行ってました。

注目作の「パラサイト」が観たかったけど地元奈良でやってる映画館があるわけもなく、あきらめて何を観ようか映画好きのSNSであるFilmarksを漁っていたところ目に留まったのが

「FORDvsFERRARI」だった。

Filmarksでの評価が☆4.2と異常に高かったので、観に行くことにした。別に公開を待ちわびていたわけでもないし、まともに予告編も見ていなかった。


僕の映画館でのスタイルは、基本ポップコーンもドリンクも持ち込まない。トイレに行きたくなって映画に集中できなくなるのを何より嫌うからだ。

今回の「FORDvsFERRARI」では、ポップコーンセットMサイズという1.5人前くらいあるポップコーンとドリンクを両手に映画に臨んだ。

どれだけ適当な気持ちでこの映画を観に行ったかが伝わるだろう。笑


そんな中、観た「FORDvsFERRARI」が


むちゃくちゃ最高だった!!!


もうたまらなく好きな映画だった。


ちなみにあらすじとかは予告編でどうぞ。(説明するのめんどくさい笑)



なんや、カーアクションかよ。車とか興味ないし。

そう思ったそこのあなた!


僕と同じじゃないか!


そう、ワイルドスピードなんて食わず嫌いで1本も観たことないです。

(ファンの人すいません)


そんな車好きじゃない僕でも超最高な1本になったので

今回は映画について語ろうと思います。


「FORDvsFERRARI」の魅力

①CG抜きの正真正銘カーアクションとドライバー目線のカメラワーク、そしてBGM

まずこの映画の魅力として外せないのは、なんといってもレースシーン。

基本的にカーシーンはすべて実写での撮影。

さらに車目線・ドライバー目線の低いカメラワーク、これこそ今作のカーアクションが他の映画と一味違うところである。

これだけではない。

BGMが追い打ちをかける。

エンジン音・車の走行音というBGMとサウンドトラックというBGMである。

この映画はエンジン音なども当時のエンジン音なども拾ってきて本物にこだわっている。素人にはあの車のエンジン音だ!なんて全くわからないが、映画館に地響きするエンジン音を鳴らして走るレースシーンの没入感・緊張感は凄まじい。

そしてサウンドトラック。レースでここぞというときに流れるBGMがクソかっこ良い。


「wait....wait.....wait.....GO!!」(観ればわかります)

個人的かなりのお気に入りポイント。


とにかくこの魅力に関しては、到底文字などで伝えれるものではないのでぜひ自ら体験して頂きたい。

それもできるだけ大きい映画館で。

②サーキットの外で行われるレース

この映画を観るまではフェラーリに勝つためにサーキットでひたすらレースをするだけの内容なのかなっと思っていた。

しかし、違う。

むしろサーキットの外で主人公たちがレースをする映画だった。

どういうことかというとフォードに雇われてレースに挑む二人だが

大舞台である24時間耐久レース「ル・マン」で本当に勝つための道を選びたい主人公たちと

あくまでレースを広告として扱うフォードとのレースなのである。

職人揃いの精鋭部隊フェラーリと新参者で結局ビジネスとして参加するフォードの姿勢の差も見どころ。(両トップに視点を当てて観るとまた面白い)


この戦いに見てるこっちもドギマギするし、熱くなる。

予告編にもあるけどマッドデイモン演じるシェルビーがフォード2世をレーシングカーに載せるシーンなんかは一見笑えるんだけど、現場の熱量がトップに伝わる重要なシーンでもあり、僕が泣いた一つのシーンでもある。


③男の絆、それを支える周りの人たちにとにかく泣ける。

今作で大好きなのは、熱い人間ドラマ。

まずは、主人公の二人がとにかく熱くてカッコよくて泣ける。

車・レースがとにかく好きで「ル・マン」で絶対王者フェラーリに勝てとフォードより名を受ける二人。

流れ者の二人なんだけど手を取り合って時に殴り合いのケンカをして相手を想って自分の犠牲にする姿がもう男気溢れてて・・・。


そんで周りの人たち。

特にマイルズの奥さんがもうたまりません。

主人公のマイルズとシェルビー二人が殴り合いしてる時に庭で雑誌読みながら「はいはい、とことんやってください」と言わんばかりの余裕や

稼ぎがなくて家庭が苦しい時でもマイルズの背中を全力で押す姿にもこれまた泣けるんよ・・・。

この人間ドラマ模様がしっかり作りこまれてて映画としての魅力を上げてます。


これら以外にもトップと現場に挟まれるシェルビーから学べるビジネス的面白さがあったり、2時間半を全く感じさせないテンポの良さや主演のマッドデイモン・クリスチャンベイルの演技が好き過ぎるあたりと魅力は尽きない。


ちなみに当時の社会情勢や車業界の関係について事前に知っていると何倍も楽しめます。

このyoutubeとかわかりやすく解説してくれてるので興味ある人はぜひ。




やっぱり好きなことに人生かけるまでのめりこんで本気で楽しむ姿に惚れてしまうんですよねぇ。

好きなことで生きるってことは楽しいことばかりじゃないし、というか楽しくないことの方が多いのかもしれないんだけど

その中で得れるやりがいや楽しさがたまらなく素晴らしくて最高だから

やっぱりやめられないんだな。


そんな男たちが観れただけも5億点の映画だったので

なんとなく映画館に行きたい時や休日暇なときにでも行ってもらえたらと思います。

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