見出し画像

保険に入るなんてダサいと思ってた

現在36歳、今まで医療保険というものに入ったことがない。ずっと自分は元気だと思ってたし、人生突っ走って転けたとしても人生に保険なんてかけてたらあかんって思ってた。

そんな僕が保険のことを真剣に考えている。

若きゆえに

僕のいままでの36年間は、格闘技をやっていたこともあり自分の体には自身があった。たまに風邪はひくことがあっても、大きな怪我や病気もなく健康優良児だった。

このことは健康な体に産んでくれた母に、本当に感謝している。

34歳で結婚してから、妻には保険には入っておいた方がいいよと何度も言われたことがある。しかし僕は、まあそのうちね・・と適当に話をしていた。

無駄に知識もあったゆえに

看護師をしていることもあり、最近は病気で入院しても昔のように長期入院することはまれだと知っていた。

また病気で入院治療を受けても、高額医療請求をおこなえば8~10万ぐらいの支払いになるので払えない金額ではない。

よって月々何万も保険料を払うのであれば、そのお金を貯金しておけばいいのではないかと考えていた。
(実際はそんな上手く貯金など出来ないわけだが・・)

保険を考える出来事

ずっと保険は必要ないと思っていたのだが、保険のことを考えさせられる出来事があった。

それは毎年職場でおこなわれる健康診断でのこと。

元気だし今年も大丈夫だろうと思っていたら、肺のレントゲンが引っ掛かったのだ。

職場が病院なので、病棟医に呼ばれて「河村くん、大きな病院で再検査してもらってきて」と言われた。

「はい」とはいったもののショックで言葉にならなかった。

まさか自分が・・という思いだった。帰宅してから妻にそのことを話すと、妻はご両親にも電話で話をして、皆からとても心配された。

そして僕はすぐに検査できる病院に予約の電話をいれた。

この時の僕は「まあ大丈夫だろう」といいながらも半分は不安な気持ちでいっぱいだった。

また妻やご両親に体のことで心配をかけたこと、さらに医療保険に入っていなかったことで生活の心配をかけたことが心苦しかった。

以前に妻と保険の話をした時に、素直に入っておけばと後悔していた。

再検査の結果

そんないろんな感情が混ざりありながら、総合病院で再検査を受けてきた。

医師に診察室に呼ばれて、結果を聞くまではもうドキドキだった。

結果はというと

異常なし

その言葉を聞いて心底安堵したのを覚えている。

すぐに妻に連絡して異常がなかったことを伝えた。そして妻、ご両親ともほっと一安心といった様子だった。

医療スタッフに話を聞いてみれば、検診車でのレントゲンは画像も荒いのでけっこう再検査がでることが多いということだった。

とはいえ再検査の用紙をもらってから、なんとなく肺の辺りがチクチクするなーなんて思ったりもしていた。だから余計に不安だったのだ。

まあそのチクチクも気持ちの問題だったのかなと思っているが、僕の家系は癌になることが多いので一応気にはしている。

なんのために保険に

そんなことがあってから、医療保険のことを真剣に考えていた。

今までは入院してもお金はなんとかなると考えていた。実際になんとかなるのかも知れないが、それは自分ひとりで生活している場合だった。

今は結婚して妻とのふたりの生活になり、仮に入院することがなくても病気になれば治療費がかかる上に、仕事が出来ない期間があると生活が妻に負担が大きくのしかかってくる。

今まで元気で仕事もやってきて自分ひとりの収入でもふたりなら生活していくことに不安はなかったが、健康診断で引っ掛かったことをきっかけに

もし自分が・・

ということを経験したことで保険に対する考え方が大きく変わった。

正直、元気なうちは自分が病気になるなんて一切考えないんですよね!

いざその立場になってみないと分からないことってあります。

特に僕みたいに、人の意見より自分の経験したことでしか物事を判断しない頑固者には分かりません。

だから健康診断に引っ掛かったことは僕にとっては良い体験でした。

自分の事だけでなく妻や周りの家族のことも考える大切なきっかけとなりました。


そして今日、知人が保険業をしているので相談させて頂きました。今の僕は医療保険は家族のために必要なものだと、とても前向きに考えています。

現在、妻ともよく相談して内容を決めているところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?