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これだけは知っておきたい!YouTubeにおける「著作権の基礎知識」

※お断り※
・本noteは、法律家が監修したものではなく、あくまでも著者自身が、自らの経験と、AI(chatGPT)やその他、インターネット上の法律家の方の記事、YouTubeヘルプなどに記載されている内容を、まとめたものです。
ここに書いてある内容で、実際に著作権上問題の安全性を担保するものではありません。個別の事案については、専門家に相談していただきますようお願いいたします。

0.はじめに
本noteの目的としては、「著作権は"グレー"」ではなく、著作権を侵害する(または、侵害している恐れがある)ことは、「危険である」という認識を持っていただくために執筆いたしました。
これからYouTubeや各種SNSで何か発信されたり、動画投稿をしようとしている方々に、一人でも多く著作権について知っていただき、本noteが「安全で楽しく、クリーンで素晴らしい創作活動」のお役に立てましたら幸いです。
※本noteでは、SNSの中でも、特にYouTubeにおける「著作権」について言及しています。理由は、著者がYouTubeの運営経験があることと、副業でYouTubeに取り組む方が近年特に増えたと感じたためです。

1.著作権とは?罰則は?
著作権は、日本では「著作権法」に基づいて、著作者の権利を保護する目的で制定されています。
Wikipediaには、下記のように記載されています。

著作権[1](ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である[2]作者思想感情が表現された文芸・学術美術音楽などを著作物といい[3]、創作した者を著作者という。知的財産権の一種

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9

ここでは、特にYouTubeにおける台本や画像(または動画)素材について記載します。
・台本
→ネット記事の引用や参照について、参考元の著作権を侵害していないかが重要です!
・画像(又は動画)素材
→使用する素材の著作権を侵害していないかが重要です!

ここで注意したいのは、特に画像の中でも、「人物」に関する素材を扱う場合です。
「人物」を取り扱った内容の動画の場合、著作権の他に、下記の権利も発生します。
肖像権

肖像権(しょうぞうけん)とは、肖像(容姿やその画像など)に帰属される人権のことである。大きく分けると人格権財産権に分けられる。プライバシー権の一部として位置づけられるものであるが、マスメディアとの関係から肖像権に関する議論のみが独立して発展した経緯がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%96%E5%83%8F%E6%A8%A9

◯プライバシー権
ここでは割愛させていただきます。

ここでは詳しく述べることはしませんが、上記の他にも、著作権には下記のような権利も含まれています。
著作者人格権
ごく簡単に言ってしまうと、著作者の名誉を守ったりする権利のことを言います。

・著作権は"親告罪"と聞いたし、YouTubeには著作権侵害と思われる動画もたくさんあるけど…
著作権は、「親告罪だから訴えられなければ大丈夫」という話、これは「かなり危険」です!!
例えていうと、「罪の意識なく万引きをしている」のと同じです。
(当たり前ですが、万引きは窃盗罪の一種で、犯罪です。)

もしくは、「著作権はグレー」といった表現も、同様に危険です!
これは「引用」などについての判断が曖昧なことから来ているのか?とは思いますが、正しく「引用」できているのか?は素人では、判断が難しいです。
著作権は「グレー」ではありません!!

2.YouTubeにおける著作権
YouTubeでは公式から出されている「YouTubeヘルプ」に、著作権について、詳しく書かれています。
面倒だと思いますが、とてもとても大切なことが書かれているので、著作権について気になる方は「必ず」読んでいただくことをお勧めします!!
特にヘルプに書かれている「著作権に関するよくある誤解」の部分に注意していただきたいです。


3.著作権に関するよくある質問
Q.「フェアユース」ってなんですか?
A.著作者から許可を得なくとも、著作物を扱える、とされるルールです。詳しくは、下記のYouTubeヘルプをお読みください。

Q.「ゲーム」の映像は"著作権フリー"なんですか?
A.本当に運営会社様など、個別に確認したほうが良いです。
以下は「ファイナルファンタジーXIV」における著作物の利用許諾です。


4.著作権侵害を避けるコンテンツ作り
①少しでも著作権侵害の懸念がある素材は「使わない」
画像は少しでも著作権侵害を「疑われる」素材は使用しない方が良いです!
いわゆる「著作権フリー素材のサイト」などの素材は、自由に使って構わない!と考えられていますが、自由にダウンロードして使える素材も、ダウンロード元の規約などがあり、それらを守る必要があります。
※使用する際には、必ず当該サイトの「利用規約」を読んでから使用しましょう!
※Wikipediaの画像も、正確には「著作権フリー」でないものもあります!
詳しくは下記の記事を参照ください。


②オリジナルコンテンツの作成
無断で他人の著作物を使用して作成したコンテンツは、一時的には再生されますが、最終的には、創造性のあるものを作れる人たちには敵わないと私は考えています。
昨今は生成AIも発達しているので、そうしたものを積極的に使って、「著作物に依存しない」コンテンツを作ることも有効です。
※ただし、生成AIで作ったものだからといって、何でも著作権フリーで使えるわけではないので、自分が作ったものが、著作権侵害に当たらないかは、常に確認する必要があります!

③著作者に連絡をして素材の使用許可を得る
引用をするにしても、無断で引用せず、著作者に許可を取るべきだと思います。
著作者と連絡が取れて、素材の使用が認められれば、それは素晴らしいことです!
もちろん、「許可を得ている」などと偽って記載することはもっての外です!


5.最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
私が一番伝えたかったことは、「著作権は"グレー"」でも、「親告罪だから訴えられなければ大丈夫なんじゃない?」ということでも"無い"、ということです。
一人がルールを犯せば、集団の心理が働いて、他も追随してくる可能性があります。
特にYouTubeは「副業収入を手に入れたい!」「とにかくお金を稼ぎたい!」という思いから、手段を選ばず、手っ取り早く、という考えもあり、素人が著作物の力を借りて、本業以上に稼げてしまうこともあり得ます。
これを読んでいただいているあなたは、
「著作権侵害をするなんてあり得ない、そんな当たり前のことわかっている!」
「そんなことするはずがないよ!」
と思っていても、知らず知らずのうちに、侵害をしてしまっているかもしれません!

YouTube活動をしている全ての方、運営者やディレクター、ライターさんや編集者さん、その他YouTubeに関わる全ての方に、一人でも多くこのnoteが届けばとても嬉しいです!
著作権について、理解を深めて、YouTubeに素敵な動画が一本でも多く投稿され、視聴者の方に多くの"気づき"や"学び"、"感動"や"喜び"を感じてもらえることができるようになり、素晴らしい世界になっていくことを願って…

この記事に関するご質問はコメントをいただけると嬉しいです!

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!!

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