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レビュー#57 ひとくず 新ディレクターズカット

生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠(小南希良梨)。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田(上西雄大)が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜(古川藍)の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教師は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護することができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜に力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近づいていく・・・。
2時間3分 2019年

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実際の事案をヒントにした舞台発祥の作品のようです。で、ディレクターズカット版、あの人のせいで不自然な編集になっています。
監督兼主役の人、おそらく北野武に影響受けたんだろうな。「バカやろ、〇すぞ」、「金田」、北野作品を彷彿させてくるの他にもあったなぁ。

で、主人公に同情はするけど、関わりたくないなぁ。でもこれはこの問題は闇深なんだろうなと思いました。

絶対にハッピーエンドにならないと思ったら、素晴らしいラストでした。


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