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創造の拠点へ。宇和島の廃校が生まれ変わる。【廃校モールプロジェクト】

誰にも使われていなかった廃校を、シェアハウスやオフィス、観光資源などとしてよみがえらせ、新たな雇用の創出や移住促進に繋げていく。そんなプロジェクトが宇和島市で始動。
プロジェクトの名は「廃校モールプロジェクト」。

このプロジェクトの特徴は、一見するとビジネスチャンスなどなさそうな過疎地域の廃校施設に、首都圏を中心に活動する民間企業が資金、人材、ノウハウを投入し、過疎地域に新たな市場自体を創出する「市場創造型イノベーション」による地域創生の実現を目指していることだ。

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リアス式海岸の遠心力を感じながら

平成25年に廃校となってしまった石応小学校は、今まさにリノベーションされている最中。
校舎内にシェアハウスやオフィスも作るそうで、自分自身とても興味があったので実際に行ってみました。

場所は、宇和島市街地から車で15分ほど。身体に遠心力を感じながら、リアス式海岸のくねくねした道を走り続けると校舎が見えてきます。

1本の道路を挟んで、向かいにはすぐに海。もしかすると日本一海に近い学校かも。
暖かい季節になればシーカヤックもできるそうなので、春が来るのが楽しみです。

そして校舎の背後には山。海と山に四方を囲まれたとても自然豊かな場所に石応小学校はあります。

東京ドーム約0.15個分の広い校庭では、グランピングも楽しめます。
こんな自然豊かで、そして校庭で、キャンプなんてちょっとワクワク。なんとフィンランド式のサウナも完成予定。

石応小学校からBeach Village KOKUBOへ

石応小学校は廃校モールプロジェクトを機に「Beach Village KOKUBO」に生まれ変わります。
Beach Village KOKUBOの役割は3つ。避難所、創造の場、そして交流の場になること。

校舎内にはシェアハウスやシェアオフィスが作られ、そこで多種多様な人が交流し意見を交わすことで、宇和島に新たなアイデアや雇用が生まれることが期待されています。

新たな雇用が生まれれば、宇和島への移住者も増え、またそこで新たなアイデアが生まれる。
自分自身もその一員になって、そんな好循環を作り出せればいいなと考えています。

実際、宇和島を出て県外で働いている知り合いの中にも、「宇和島に帰りたい気持ちはあるけど、帰っても仕事がないから…」という声をよく聞きます。
すでに宇和島にUターンしている知り合いは、家業を継ぐために帰ってきているパターンがほとんど。

ただ宇和島の自然の魅力などをアピールするだけでなく、新たな雇用を生み出して移住しやすい環境を作り出すというのはとても理にかなっていて夢のある試みだと感じました。

Beach Village KOKUBOは昨年12月よりプレオープン中ですが、私が行った12月中旬ごろはまだリノベーション中でした。
オープンの日程などは公式HPでアナウンスがあると思いますので、ご興味ある方は定期的にHPをチェックされてみてください。


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