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『カールじいさんの空飛ぶ家』はBlu-rayで見ろという話

かつて冒険好きで夢見る少年だった元風船売りのカール・フレドリクセンは、人生最後の冒険へ飛び立とうと決心をする。そして、家に無数の風船を結びつけ、子供の頃から行きたかった失われた世界へ旅立つ!しかしカールの知らないうちに、好奇心旺盛ながら一度も冒険をしたことがない8歳のボーイスカウトの少年ラッセルが、ポーチに入り込んでいた…。大空へ飛び立った異色のコンビは、特別な首輪で話すことができる犬ダグと、体長4メートルの飛べない幻の怪鳥ケヴィンと友達になる。人生最大の冒険で、ジャングルに不時着したカールを待ち受けていたのは、思いもよらない展開だった…。

『カールじいさんの空飛ぶ家』

あらすじとか予告編とか見てもあんまり面白そうに思われない作品なんですが、これはめちゃくちゃ面白いし完成度も高い。本編の面白さは見れば分かるので深くここでは書かないですが、今回言いたいのはBlu-ray版の特典コンテンツがめちゃくちゃ良い、ということです。

映画のネット配信などでは円盤についてくる特典映像などが見られないことが多いのですが、これはかなりのデメリット。映画によっては本編より特典映像やメイキングの方がおもろいやんけ!というパターンも多いです。

『カールじいさんの空飛ぶ家』は本編も普通に面白いのですが、Blu-ray版だとなんと監督たちのオーディオコメンタリーの日本語吹き替え版が入っている。これはかなり珍しい。普通の洋画ではこんな手間とコストのかかることはやりません。しかも映像自体にも解説の資料画像が乗っかって出てくる。コメンタリーのために映像まで作り直しているということです。これはかなりすごい。

コメンタリーの内容も脚本、照明、映像、音楽などかなり技術的に深く解説されていてめちゃくちゃ面白い。「実は〇〇という展開、設定だったんだけど××になるので△△になるようにした」などという感じで、製作におけるブラッシュアップの過程をめちゃくちゃ詳細に知ることができます。見てる間は心の中のもう中学生が「ためになったねぇ〜」を連呼し続ける満足度。

隠しコマンドで出てくる特典映像なんかも仕込まれていたりして、とにかくこのBlu-rayは作り手の手間とこだわりを感じます。オススメ!


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