見出し画像

夢に続く階段

僕は今、オーストラリアのメルボルンに住んでいる。
1月16日、また日本を飛び立った。新たなチャレンジをする為にだ。

去年、夢を叶える為に2回、海外挑戦をした。結果は、2回とも叶わなかった。それでも、諦めきれない僕は、今年違う角度から夢にアプローチをする事にした。そこでチャレンジをする為に選んだ国がオーストラリアだ。

シンガポール、バリと長旅をして、1月18日にオーストラリアに着いた。
セミプロサッカー選手になる為に、この国に来た。そして、またトライアウト生活が始まった。

1チーム目はオーストラリア5部のフィッツロイというチームでトライアウトだった。1週間トライアウトを受けたが結果はダメだった。
契約出来ないという連絡が来た時、また、僕はここでもダメなのかと、、

次に受けれるチームを探してもらい、同じカテゴリーのベントリーユナイテッドコブラスというチームでトライアウトを受けれる事になった。
初日の練習が終わり、次の日、代理人から、契約内容はまだ分からないがチームが僕と契約したいと言っていると連絡があった。
僕はすぐに契約したいですと返事をした。

そして、家族に連絡をした。父親は喜んで、母親は泣いていた。
1年間、何個もトライアウトに落ち、帰国し、必要とされていない現実を叩きつけられているそんな僕を心配してくれていたのだろう。
僕はこの日を忘れることはないだろう。

そして、初めて見る契約書に初めてサインをした。
この契約書にサインをする為に、どれだけのことがあったか振り返っていると、目頭が熱くなったのを覚えている。
僕はセミプロサッカー選手になった。

プロサッカー選手とは違い、セミプロサッカー選手は試合に出て、初めて給料が貰える。だから、試合に出ないと給料が出ないので結構シビアだ。
それでも、人生で初めて、自分が好きなサッカーをしてお金を貰えることができる。今までは、お金を払ってすることはあっても、お金を貰うことはなかった。
だから、こんなに幸せなことはない。

やっと契約が出来た安堵感と、ここからが勝負だという気持ちだった。
ここに来るまでに、多くの方の応援とサポートが無ければ、僕は今、ここに居なかったと思う。

リトアニアから帰国してから1年間、日々自分に、本当に俺はなれるのかと自問自答し、海外でプロとしてサッカーをしている友達、先輩や後輩を横目に、自分は渡航する為に頭がおかしくなりそうなくらいアルバイトもして、またダメやったらどうしようとネガティブなことを考えたり、もがき、足掻き続けた1年間だったけど、夢に一つ近づけて、諦めなくて良かったと心の底から思う。

したい人、10000人。
始める人100人。
続ける人1人。
諦めず続けたからこそ、今、楽しくて仕方がない。

まだ夢は叶っていないが、それでも、大きな一段目を登ったと思っている。
ここからは結果が全ての世界。
夢に向かって。

いつかくるその日を楽しみにしながら、一段ずつ登っていこうと思う。
この夢に続く階段を。



次はオーストラリアでの生活やサッカーやアルバイトの事について書いていくのでまた読んで下さい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?