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maruxenon Live Vol.47の話【#10】

どうも、桐山和久です。

先日出演させていただいた、歌と朗読のライブ『maruxenon Live Vol.47』の振り返りを。

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朗読マルゼノンは昨年5月ぶりでしたね。
今回も3本の脚本を担当させていただきました。


桐山脚本1作目『Please, help me?』は今回で3度目の上演!

AIアシスタントのプリーズ役に蒼龍くん。
その主人であるナオミ役に美久月楓ちゃん。

楓ちゃんは前回、パラレル版(後述の作品)でナオミを演じてくれていたので、事実上2度目だった訳ですが、マイペースなキャラクター、本当にさすがです。
そして蒼龍くんの穏やかなプリーズは、過去にもなかったパターンなので「なるほど、こう来たか…」と裏で聞いてて感心しておりました。


桐山脚本2作目『なぞなぞ』は、僕の一人語りで演らせていただきました。
前回の公演では柿村桃希ちゃんに読んでいただいたので、主人公は女性だったのですが、今回は僕が読むということで性別逆転。

これね、本当に難しいんです。
タイトルがオチになっているだけならまだしも、それがとんでもない大どんでん返しなので。
前回桃ちゃんもかなり苦戦したようで、相談されたのを覚えています。
そもそも脚本は自分が読むことを想定せずに書いてるので、いざ自分が読んで涙するシーンまで演じるとなると、なかなか複雑な心境になるものです…。
楽屋に戻ってメイクが崩れる前に急いで涙を拭きました。笑


桐山脚本3本目『Please, help me??』は、1作目のパラレル版で、こちらは2度目の上演!
タイトルのクエスチョンマークの数で区別する感じになります。

引き続きナオミ役は美久月楓ちゃん。
そしてプリーズ役を僕が演らせていただきました。

最初に蒼龍くんと楓ちゃんが演じてくれたものと差別化するために、ナオミとプリーズのキャラクターニュアンスをがらっと変えました。
そもそもこのPlease, help me?シリーズは、演じ方次第でコメディにもホラーにもサスペンスにもなるように書いているので、役者によって印象が大きく変わります。
これで通算5回目の上演になる訳ですが、他にどんなパターンがあるのか、考え物ですね。笑

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そして歌パートでは
♪Addicted To You(宇多田ヒカル)
を歌わせていただきました。

原曲の抑えたいポイントは残しつつ、自分なりの表現が出来るようアレンジしてきただきました。
「電話代かさんで迷惑してるんだ」「留守電になってる夜中」といった歌詞が、1999年のリリース当時の時代背景を見せてくれます。
今の若者はアプリで無料通話が主流でしょうから、かさむのは電話代ではなく通信料ですもんね。
2オクターブある曲なので、歌う前には喉のコンディションしっかり整えて…。


maruxenon Liveでは、常に挑戦の心を持って挑ませていただいています。
気付けば出演し始めて3年近くになる訳ですが、出演者も少しづつ入れ替わり、だんだん自分が古株になっていく中で、今の自分に何が出来るだろうと、考えることも増えてきました。
自分は特別秀でた才能がある人間ではないし、報われない努力がある現実も理解してる。
だからこそ、頭を抱えるほど選曲にも悩みますし、脚本を提供することにも責任を重んじています。
考えすぎってよく言われるけど、こんなまだまだ中途半端な人間なのに考えない余裕がある方が逆に怖いと思っちゃいます。
なんだかんだ言いつつ、こういった場所に立たせていただけることが本当にありがたいのです。



そしてそして、次回はバンドマルゼノン!
もうあっという間でございます!
来週2月15日『maruxenon Live Vol.48』
来場チケットはコチラ(渋谷CLUB CRAWL)
配信チケットはコチラ(ツイキャス プレミア配信)

配信でご自宅からでも観られますので、皆さま是非よろしくお願いいたします!




《Today's music》
Extreme Dream / Labor Day

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