2022年のメディア発信を定量・定性データで振り返ったら見えてきたこと
2022年が終わり、2023年が始まります。
ふだんの活動を通して、この記事を通してご縁をいただいた方々に、心から感謝申し上げます。
この記事では、2022年の僕自身のメディア発信を定量データで振り返り、定性情報も交えながら見えてきたことを綴ります。
簡単に自己紹介
北村和久と申します。「きゃず」と呼ばれています。
事業創造デザイナー・中小企業診断士として、SIer・一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)・個人の3軸で活動しています。
▼個人としての原体験/ビジョンはこちら。
▼新規事業開発「はじめの一歩」を踏み出す人へ。28,000字の無料note。
なんのために活動しているか?
「事業づくりを通して、子どもたちに誇れる未来を」
上記を個人ミッションに活動しています。
すべての活動の軸は、新たな試みを行い、次世代のための土となること。
どんな活動をしているか?
・新規事業開発のビジネスデザイナー
・産学地域共創のコーディネーター・ファシリテーター
・ビジネス思考法の講師
この3つの属性を持っています。
メディアを使った発信の内容も、これらの属性に根ざしたものです。
本記事では、以下の3媒体を通して僕が意識していたことや発信してきたことを定量・定性データで振り返り、気づきを綴ります。
3媒体での発信の実績・意識・分析の具体例
2022年から本格的に開始したTwitter。その楽しさと可能性を知った1年でした。
実績
意識していたこと
年始に発信を本格開始。途中でペースダウンしたものの、10月以降は本腰を入れて向き合いました。徹底したのは以下の5点。
①毎朝6時発信
②ペルソナへの価値提供を意識
③プロフ・ヘッダー随時更新
④臆せず交流(交流度がインプレッションやエンゲージメントに反映)
⑤データで高速PDCA
ここからご縁が加速。ありがたいことに、年始の目標としていた1000を超えるフォロワーの方と繋がることができました!!
定量・定性分析の具体例
ふだんはTwitterの「アナリティクス」を使い、全体を俯瞰しています。
アナリティクスの情報を「アカウント」「ツイート」別にエクスポートで抜き出し、Excelなどに整理。これは月次でやっています。
またWebサービス/アプリの「SocialDog」を使い、週次でダッシュボードによるフォロワー増減の確認。日次では、ツイートの予約投稿をしています。
↓「最も高インプレッション」だったツイート
約12,700インプ
Twitterを始めて最初のプチバズ。当時の平均いいねは10程度。「発信」に関して思うところを呟いたら、想定外にリツイートされていきました。自分の経験を踏まえつつ、多くの人にとって共感度の高い内容になっていたと推察。
↓「最も高エンゲージメント」「最多いいね」だったツイート
約850エンゲージメント/約230いいね
狙って取りに行ったプチバズ。書籍『Deep Skill』を一読してこれは!と思い、1週間に渡りまとめツイート。熱量を上げつつ図解に。情報量を一気に詰め込んだこともあり、リツイートの波及とともにエンゲージメントが増えました。
↓「最も高プロフクリック率」だったツイート
約5.8%(通常は0.5~1%前後)
フォロワーが1000に達する前、感謝を伝えつつ自分の発信軸に興味を持って頂くために打ったツイート。いつもはあまりやりませんが、キリ番などの前後に行うと、プロフィールを見て頂きやすい効果が絶大。
2018年から継続的に発信しているFacebook。社会人ゼミや中小企業診断士など、複数のコミュニティの繋がりで活用しています。
実績
意識していたこと
Facebookで意識していたのは以下の5点。
①年100投稿、月7-8投稿を目安に継続
②おおよそ仕事6割、プライベート4割の配分
③URLはコメント欄に(本文にURLを貼るとインプレッションが抑制)
④節目の投稿は全力(年始の決意表明、半期振り返り、記念日など)
⑤ゆるく交流を楽しむ
Twitterからの気づき発信や、noteでの個人/社団法人の記事周知など、顔の見える知人への活動報告メディアとして位置付けていました。
定量・定性分析の具体例
Facebookの投稿実績を掴むには「グリッド表示」がおススメ。
個人のFacebookにはアナリティクス機能がないので、投稿数を概観する程度です。
↓「最もコメントを頂いた」投稿
55コメント
クリスマスで40歳を迎えた際、自分の残り時間に想いを馳せて書いた投稿。Facebookでは記念日や写真付き投稿のインプレッションが増えるため、節目で掲載。逆にURLをつけると極端にインプレッションが抑制されてしまうので、どうしても通知したいときはコメント欄に載せるようにしています。
note
2020年から始めたnote。21年に比べて投稿数は大幅に減少。そのぶん、1本あたりに熱量を込めて丁寧に書きました。これはTwitterの利活用が進んだこととも関係が深いです。
実績
意識していたこと
noteで意識していたのは以下の5点。
①事前にTwitter等で告知。フォロワーさんの興味をあたためておく
②短文では伝えきれないことや価値を、長文のnoteでじっくり届ける
③特に注力記事の場合、事前レビューをTwitter等で募集、作成プロセスから巻き込む
④感想やコメントをTwitterやFacebookで集め、それをnoteに反映する
⑤連動する記事は記事内にリンクを貼り、回遊できるようにする
定量・定性分析の具体例
noteでは「ダッシュボード」から、以下の情報を得られます。
・週/月/年/全期間の期間設定
・ビュー数、コメント数、スキ数
↓「最もよく読まれた」記事
年間6,261ビュー
僕のイノベーション論・組織論の師匠、斉藤徹さんの書籍『だから僕たちは、組織を変えていける』を読み、2021年のうちに書いた記事。書籍がなんと10万部を突破し、本記事もつられて伸びていきました。時代の大きな流れと合わせることの大切さを痛感した記事です。
↓「最もスキを頂いた」記事
年間143スキ
新規事業を推進する立場になった2019年、いちばん困ったのが「どんな情報を参照すればいいのか分からない」ことでした。当時の自分に伝えたい情報を約30000字で書いたところ、有料にも関わらず多くのスキを頂くことができました。
番外編
メディアの情報を受け取るだけの「ROM専」だった僕が、情報を発信する立ち場になったとき、どんなことを意識していたかを書いた記事。11月の公開後、68のスキを頂きました。
noteは年末に、その年の記録を発行してくれるのも励みになります。発信者に続けてもらうためのUX(ユーザー体験)が秀逸ですね。
3媒体をやってみて
情報の拡がり方の違い
Twitter
原則オープン。リツイート(RT)の仕掛けにより、まだ見ぬフォロワー外の人にも伝播しやすい特徴があります。リプライによる交流も盛ん。自己リツイートにより、過去に発信した情報を再度拡散することも容易です。
標準でAnalytics機能が充実しているためデータ分析も行いやすく、発信トピックの仮説検証を高速で回すのにも役立っています。
Facebook
原則クローズド。顔の見える範囲でじわりと広がります。文章は長く、投稿頻度は低め。FacebookページではAnalytics機能があるものの、個人ではAnalytics機能なし。
参加者は徐々に高年齢化が進んでいる印象。同世代や先輩世代に活動報告するには最適。一方で20代-30代前半の方と繋がって認知を獲得したり情報を届けるには、Facebookでは難しい感覚が日増しに高まっています。
note
原則オープン。なのですが、単体での拡散力はほとんどなく、そのままにしておくと検索で見つけてもらうか、もしくは運営からおすすめしてもらう他ありません。このため、TwitterやFacebookなどとの併用が前提。
いわゆるストック型の媒体であるため、ブログ同様にコンテンツが収穫逓増で価値を増していきます。少しずつでも、全力の記事を積み上げていくことが大切です。
今後の運用方針
「Twitter」×「Facebook」×「note」の三軸はこれまで通り。
ただしFacebookの高年齢化に伴い、僕が届けたい対象のペルソナと若干ズレてきている傾向があります。
Twitterで認知&興味関心を獲得。長文や深めの価値提供はnoteで行う。これが、大まかな基本方針になってきています。
今後のアルゴリズム変更や別メディアの登場なども注視しつつ、当面はチャンネルと情報特性ごとに組み合わせながら発信を続けていくつもりです。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
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一期一会です。ぜひスキ&フォローください!コメント大歓迎です。どこかで情報交換や活動ご一緒できると嬉しいです😊
Twitterもやってます。こちらも宜しければ繋がりましょう!
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