加藤かずほ@社会保険労務士

ご縁を大切に、様々な方、様々な会社様の心豊かな「生きる、働く」をひたむきにサポートいた…

加藤かずほ@社会保険労務士

ご縁を大切に、様々な方、様々な会社様の心豊かな「生きる、働く」をひたむきにサポートいたします◆わかりやすくお話しして居心地の良い場づくりに寄り添います◆ホームページはこちら☞https://sites.google.com/kazuhosr.com/kato

最近の記事

投票のバリアフリー

こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 国政選挙期間に入りました。 いつもと比べて街頭演説や選挙カーの声があまり聞こえてこないのも、この暑さのせいでしょうか? 投票率は低下の一途です。 無関心や無力感の影響もあるのでしょうが、投票環境が平等に開かれていないこともあるのだと思います。 日本障害者協議会が、投票のバリアフリーの要請を総務省に提出しました。 会場入口の段差。 点字が打ちにくい。 座っての投票ができない 郵便投票ができる範囲が狭い。 選択式でなく記名だ

    • 勤務間インターバル制度は?

      こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 「勤務間インターバル制度」の導入が唱えられ始めてからずいぶん経ちます。 運用があたりまえになった、という話はいまだ耳にしません。 大企業グループの従業員の方が2019年に過労自殺に至ってしまった問題が、「勤務間インターバル制度」の導入努力などの再発防止を条件に和解となったそうです。 問題の発端となった案件の発注が官公庁であったことからも注目された問題でした。 まじめな人ほど、責任感から疲れ切ってしまうまで働いてしまうことは

      • 不正のトライアングル

        こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 学校の運動部の暴力の話題は、なかなか尽きません。 それだけ、長い過去の歴史があるということでしょう。 わたしも旧世代に属する人間なので、かつてはその真っただ中に居ました。 なぜ、スポーツ指導に暴力を伴うのか? 「不正のトライアングル」という分析があるそうです。 ①ある選手の態度が気に入らない(動機) ②第三者の目が届かない(機会) ③暴力がその選手のためになる(正当化) この3つがそろうと暴力やハラスメントが発生するとい

        • 危険な暑さ

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 暑い6月です! 本日は、自転車で7キロほど、市内を経めぐる一日でした。 思えば無謀でした。 途中で、なんども日陰でしゃがみ込み、ふらふらで事務所に帰着。 その後はぐったりして仕事になりません。 しゃがみ込むわたしを見て、麦わら帽子の男性が「こんにちは、大丈夫ですか?」と明るく声をかけてくれたのが、さわやかな喜びでした。 今日の暑さで、熱中症死亡者もでています。 お互い、ご安全に! 社会保険労務士加藤かずほ事務所でした。

          国民年金保険料の免除制度

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 国民年金保険料の免除・猶予制度をご存じでしょうか? 所得が低いために保険料の納付が困難ための制度で、手続きをすることで受給権を得るための救済となります。 2021年度の全額免除・猶予を利用した方の人数は過去最多の612万人。 コロナ禍の影響が大きいでしょう。 今年度の国民年金保険料は、月額16,590円。 安くはありません。 受給権は、将来の老齢年金だけでなく、万が一に障害を負った際の障害年金にもかかわります。 今、納付

          国民年金保険料の免除制度

          経済は動くか?

          こんにちは!社会保険労務士の加藤かずほです。 移動の乗り換えで秋葉原駅近辺を歩くと、外国人観光客の買い物姿を数多く目にするようになりました。 コロナ禍突入の頃は、停滞する社会でいかにして「経済を動かすか」の取組みがなされましたが、閉店してしまったお店もあり、ここまで生き残っている企業・商店は砂をかむような思いでここに至っています。 感染者は、まだまだ収まりませんが、少しづつ少しづつ、この時代を生きる知恵を皆でひねり出さなくてはなりません。 この私も生き残らなくては。

          育休の前後がキモです

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 男性の育休取得率もようやく向上してきた日本です。 とはいえ、ようやく12.65%です。(2020年度調査) 取得される方が増えないことには、取得前後の社内でのフォローがなかなか行き届かないこともあるのかもしれません。 取得を経験した方が少ないことも原因として考えられます。 もちろん男性に限ったことではありません。 仕事の引継ぎ、家庭事情と仕事の調整、心のケア・・・ 取得者が悩みを打ち明けるのを待つのでなく、話を引き出せる職

          育休の前後がキモです

          支援は消えない

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 大阪のクリニックが放火され、26人の方がお亡くなりになった事件から半年がたちました。 通院されていた方々にとっても、信頼していた主治医の先生を失い、治療の継続には大変なご苦労をされているそうですが、関係する方の支援は尽きることはないと知り、少しだけ救われます。 万人に向けた名医はいない、といいます。 医師と患者も、人と人。 相性や縁とでもいうものがあるようで、病院ならどこでもよいというわけではないことは、わたしも再々感じま

          離職の前に

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 若者の3年以内の離職の増加は問題になって久しいですが、入社後6か月以内の「超早期離職」が話題になっています。 さまざまな理由はあるのでしょうが、中小企業では、同期入社がいず一人で心細かったり、定期採用をしていないため、社内でも受け入れ方に戸惑ってしまったりすることがあるように感じます。 最近では、関係会社や地域で「社外同期会」の試みがされたり、学校で入社前のキャリア教育を行ったりしているところもあります。 早期離職をしてし

          タイミングは最悪

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 4月から改訂された年金額の最初の支給が6月15日でした。 改訂されることは、以前からわかっていたことではありますが、物価の相次ぐ値上げラッシュのさなかでの減額支給で、生活の危機は深刻です。 年金を受給している世代の苦境はもちろんですが、若い世代だって不安が募るはずです。 新型コロナの感染が縮小しつつあるのに、この息苦しさは何でしょう。 できることから手を付けるしか、今の私にはできないのですが。 社会保険労務士加藤かずほ事務

          家族のかたちの進化だ

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 さいたま市が「ファミリーシップ制度」の導入に動きました。 ファミリーシップ制度は、性的少数者のカップルとその家族を公的に家族として、行政サービスを利用していただきやすくするものですね。 さいたま市では、すでに2020年からカップルを認める「パートナーシップ制度」を導入していましたので、その拡大ということになります。 現在、埼玉県では10市町村で導入されていますが、行政サービスということとなれば、転居の手続きなど、市町村をま

          家族のかたちの進化だ

          日本の家族像

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 デートをしたことしたことのない人の割合が高いことが話題になっていますね。 政府の白書では、1980年と2020年の30歳時点の未婚割合を比較しています。 女性は11.3%から40.5%に増加、男性は31.1%から50.4%に増加。 離婚件数も増加していて、50~60歳代の独身女性の約半数に離婚経験があるのだそうです。 わたしが子供の頃には、テレビに「ホームドラマ」というジャンルがありました。 家庭の中の、地域の中のさざなみ

          支援の入り口

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 東京都江戸川区が引きこもり世帯の調査を実施しました。 調査対象の1/24世帯でひきこもり当事者がいらっしゃったそうです。 一方、行政などの相談窓口を利用したことがない方は、当事者の62%、ご家族では45%にのぼりました。 実態把握にも相当な労力を要されたものと思います。 行政、地域で手を携えて、実効性のある支援の方法を工夫したいものです。 社会保険労務士加藤かずほ事務所でした。 わかりやすくお話しして、きっとお役に立ちま

          スローショッピングの試み

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 ネットショッピングの隆盛に感染対策も伴い、日常のリアルな買い物も機会が減っているのかもしれません。 とはいえ、買い物は生活の大切な一部です。 商品を入手することだけでなく、人とのコミュニケーションという側面からも。 昨今はセルフレジというのもあらわれて、正直、私もとまどいながらもチャレンジして、後ろで待っている方に気兼ねをしたりもします。 認知症の方や高齢者向けに優先レジを設けて、あせらずに対応していただけるよう取り組む

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          労働時間の切り捨ては

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 外食産業の労働時間5分未満の切り捨て運用に対する是正が話題です。 ご存じのように、労働時間は1分単位で管理することが原則。 賃金を算定するときに、1分以上の時間を切り上げて算定することはOKですが、切り捨てはだめ。 長らく続く問題ですが、なかなか切り替えて是正するきっかけがないのかもしれません。 働く方に気持ちよく能力を発揮していただくことが、なにより会社を成長させてくれます。 社会保険労務士にお手伝いさせてください。 わ

          ワンオペの悲劇が

          こんにちは! 社会保険労務士の加藤かずほです。 某牛丼チェーン店で、24時間営業の早朝にワンオペ(一人勤務)されていた58歳の従業員さんが、急逝されました。 持病はなく、死因は致死性不整脈。 出勤してきた別の従業員さんが発見した時には、すでに死後3時間以上が経っていたそうです。 会社は、異変を本部に知らせる非常ボタンの常時装着を義務付けていたのに、装着していなかったことを原因の一つとしていますが、お医者様の見解では、 「致死性不整脈で倒れるときに、自分で非常ボタンを押すこ