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『先輩』という存在

先日、2年ぶりに前の職場の先輩に連絡をとってみた。

なぜ今なのかは、自分でもよくわからない。
なんとなく連絡してみたくなったのだ。

前の会社を辞める際、先輩には連絡せずに終わってしまった。
うつ病の症状のピークだったこともあるが、連絡することすら億劫になり、逃げるように会社を辞めてしまった。

この1年間、ずっと心のどこかに後ろめたい気持ちがあった。
逃げるように会社を辞めたこと。一度も連絡をしなかったこと。そんな気持ちを引きずるうちに、連絡するのが怖くなっていった。

しかし、ここ1ヶ月ほどで生活習慣を変えたこともあり、自分に自信を持てるようになった。
ある日、「先輩に連絡してみようかな。」という気持ちになれた。
自分のメンタルが回復してきているのがわかる。

先輩に連絡してみると、以前と変わらず明るく返事をくれた。
近すぎず遠すぎず、ちょうど良い距離感の先輩。これが落ち着くのだ。

先輩は、ぼくにとっての以前の同僚であり、兄貴のような存在だ。
弟が二人いるぼくにとって、『兄』のような存在は、非常に頼もしく思えるし、仲良くなりたいと思える。先輩は、まさに頼り甲斐のある兄のような人だ。

先輩と連絡が取れると、安心した。
変わらず元気でいてくれていること。以前と同じテンションで話してくれること。
とても嬉しかった。

以前までのぼくは、人に連絡するのが怖いという思いもあった。
迷惑にならないか、嫌われないか。など、常に不安がつきまとっていた。

それが今では、むしろ自分から連絡したいと思えるようになった。清々しい気分だ。
勇気を出して、一言連絡してみる。すると、案外どうにかなるものなのだ。

今度、先輩と久しぶりに会って話すことになった。
軽くお酒でも飲みながら、お互いの近況報告で盛り上がれたら嬉しい。

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