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「可もなく不可もなく」な自分から抜け出すためにやったこと

夫の髪が伸びていて気になってて
そろそろ切ろうよ〜って言ったら、

「美容院苦手なんだよね」

私も苦手だっなぁ。そんな話になり、
「可もなく不可もなく」な自分から抜け出したかった過去を思い出しました。


私も美容院が苦手だったこと、
改めて言語化してみると

美容師さんの美意識が高過ぎて
そんな方たちとは違う自分に
劣等感を抱いてしまうから。

だということに気づいた。

だから、
知らない言葉が出てきたり
毎朝こうしますよね〜とか言われたりすると

知らないし、やってないけど、
知ってる・やってるふりを何となくしてしまう。苦笑

話の腰を折るのも悪いしなぁ〜とかもあるけど

意識の低い自分でいたくない、
レベル低いと思われたくない、
そんな嘘っぱちの自分を演じて
勝手に居心地悪くして、
そんで美容院が苦手だったみたいだ。

言葉にしてみると
ダサい自分が浮き彫りで
余計に悲しくなるけど
そんなふうに自分を守らなくてはならない
やわな私だった。

でも自己認識力を上げて
劣等感に振り回されなくなった今、

そんなところで自分を守らんでいいだろうと思える。

美容師さんはたいてい美容に興味関心があって
日頃からそこに時間もお金もかけていて
そりゃあ私と違う。

私はそこの分野の人じゃない。
私には私の価値観があって
熱く語れることもある。

「私は私」
それでいいよね。

知らないことは知らないし
やってないことはやってない。

ただそれだけのことなのに
複雑にしてしまっていた。

「不可」な自分にはどうしてもなりたくなかったんだろうな。
そんで、がんばって「可」に見せてたという感じ。

「可もなく不可もなく」の根底には「劣等感」があるんだな。


私は小学校の教員でしたが
教育に関しても劣等感だらけだった。

周りの先生たちは
自分の持ち味で教育をしている。

国語といえばこの先生
クラスをまとめるのがうまい先生
話術に長けている先生

それに比べて私、
何を持ってる?
何ができてる?

一生懸命やってはいて
クラスが崩れたこともないし
子どもや保護者からもまぁ慕われてた。
評価は悪くない。

でも、「可もなく不可もなく」
そこから一歩抜け出せない。

その感覚が苦しかったなぁと
今となっては思う。

美容院とまったく同じ。
劣ってる自分に気づかれないように
話を合わせるしかなかった。

10年以上教師をやって
教育という分野で何も成せていない自分。

だからこそ残業して人一倍時間かけて
なんとか追いつこうとしていた。

「可もなく不可もなく」止まりな自分。
そんな自分でいたくない!

でも、いくらがんばっても
私だからこその何かで輝くことはできず
消耗するばかりで心も体も尽きてしまった。


そんなこんなで私は
今度こそ「自分の何か」で生きていきたかった。

それで初めて自分にめちゃくちゃ向き合って
自分の持っているものを棚卸しして
強みや武器に気づいていったのですが、

それは「がんばって輝かせるもの」ではなかったんですね。

「がんばらなくても自然にやってしまってること」
ここにヒントがあった。

不可になりたくなくて、可になろうと必死だった。
劣等感のせいで、この必死さが仇になってしまった。

可になりたいなら、力を抜くことが必要。
でもそれは一旦不可になるのと同義と思っていたのかもしれない。

ここについてはまた詳しく書きたいと思いますが、
とにかくがんばらなくても自然にやっていること、なんですね。

美容師さんが当たり前にやっている
毎朝のヘアメイクのように

本人は時間かけてるとかやらなきゃとか
そんな認識は一切持っていないようなこと。

そこに意識を向けるのは当然過ぎて
むしろ無意識にやってるから気づきにくいところ。

実は自分が知らずに
情熱を傾けてしまっていることに
いかに気づけるか、だったんです。


どうしても人と比較することで
自分の立ち位置を確認することに慣れた私たちは

自分らしさとか
自分の本当の強みじゃないところで
がんばろうとしてしまう。

つまり、自分じゃない自分になろうとしてしまう。

それが、「可もなく不可もなく」止まりになる要因。


大事なのは、
優劣でも上下でもなく
「自分が」何を持っているのかを
フラットに見られるかどうか。

あの人は美容に情熱があるんだな、
この人は話術に意識が向いているな、
自分は?
何に時間を割いてる?
何に熱くなる?

自分にもある
自分にしかできないこと
自分だからこそのもの

その存在がわかってすごく楽になったし
無駄に比較して落ち込まなくなった。
自信がついた。

がんばらなくても出せる自分の良さ・強みがある。
それを使わずに自分じゃない自分になろうとして
消耗するような人生じゃなくていい。
もうすでにあるものを気持ちよく発揮すればいい。


もう本当にここを伝えたくて。

教師として10年以上、母親としても数年、
自分には何か足りない、自分はダメ教師でダメ親だ、
そう思って必死で何かを獲得しようとがんばってしまい
バーンアウトした私。

もし、今、自分じゃない自分になろうと必死になっているのだとしたら、
知識やスキルなど外側に身につけることではなくて
自分の中にあるものに目を向けてほしい。

「自分にはない」という思い込みを一旦はずして
「自分の中にある」と信じて見てほしい。

また、自分の何か突出したものを見つけたくて
自分の棚卸しをしているのであれば
ぜひ今日お伝えした

・がんばらなくてもやっていること
・無意識にやっていること
・当たり前に情熱を傾けていること

その視点をもってやってみてください。


「可もなく不可もなく」な自分ではなく
「完全に可」と言える自分になりたい。なりましょう!

一人ひとりの持ち味がある。
人と違っていい。人と違うからいい。
自分だからこそのもので生きる人生に!


自分の見方をお伝えするプチセミナー開催予定です。
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