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どこか日本っぽさが漂う町、ボスニアの首都サラエボ🇧🇦 [ヨーロッパ横断旅] 7/23

前回の記事はこちら



3泊4日のボスニア滞在記ということで

Airbnbの宿に荷物を置き、

旧市街へ向かった。

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1 どこか日本っぽい感じがする

周囲を見渡す限り、木造の建物が多いこともあってか

どこか京都っぽさを感じる。

一部のお土産屋さんを目にした時、こう思った。


「日本っぽい」

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ボスニア自体は元々オスマン・トルコ帝国の支配下にあったことからイスラムならではの礼拝音楽がよく聞こえます。

また、お土産屋さんで売ってる品物もどこかトルコ風のものが多く

コーヒーショップでもターキッシュコーヒーが多かった。

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ちなみにボスニアは基本的に現金のみのお店が多いです。カードが使えるのは一部のスーパーとマクドナルドくらいしか使えないのでご注意ください。

お越しの際は事前に自国通貨であるボスニアマルクに両替してから行くことをオススメします。


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クロアチアで出会ったフランス人の旅人と再び合流。


彼は元々学校の教師として勤務していた。

みなさんご存知のとおり、

日本の教育事情はものすごくブラックで教育の質が低下気味という話をよく耳にしますが、

フランスもまた教育事情はあまり良くはありません。

EU全体においてフランスは最もいじめが多い国で、

彼自身も学校の生徒との向き合い方であったり、教育の取り組みについては非常に熱心ではあったものの、ストレスフルな毎日だったという。


そして彼は今年の4月を境に教職を辞め、ヨーロッパ各国を旅することにした。

その前にもイラクやトルコ、アルメニアやジョージアなど中東よりの国々にも回っていて、彼自身今まで行ってよかった国はアルメニアと話していた。

人々の親切さであったり、中東というか中央アジアならではの自然豊かな景観に魅了し、また行きたいと絶賛していた。

こういう旅の話もまた醍醐味。この時間が楽しい。彼はボクの拙い英語も気にせず聞いてくれるし、わからないことがあれば色々と教えてくれる。
現在も続いてるウクライナの情勢についてもそうですし、その他バルカン諸国の事情についても色々教えてくれるのでホンマにありがたいと感じた。

ネットだけでは中々知り得ないこともあるので、実際に体験した人や実情をよく知る人の話はかなり参考になる。


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その後フランス人男性は午後に用事があるとのことで、ここで別行動となった。ボクはサラエボ市内を一望できる高台へ向かった。


割と高台というかビューポイントまでの道のりが好きな性格で、

登ってる途中はキツイといえばキツイけど、

頂上へ辿り着いたときの達成感は爽快だ。

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ちなみにボスニアの水道水はクロアチア・スロベニア・セルビアと同様飲めます。

至る所に給水スポットがあるので、タンブラーに水を入れて再度出発。

この日は32度くらいあったのでめちゃ暑かった。

脱水症状にならないためにも水分補給は必須。こういう時タンブラー持っててよかった。ミネラルウォーターを買う費用も節約できる。

旅の必須アイテムだ。

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2 サラエボ市内を一望

到着


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思いのほか傾斜がきつかったので、しばらく休憩。


20分後、下山というか旧市街へ戻る。

ボスニア以降はSIMなし生活なのでFree WI-FIを探す頻度がめっちゃ多くなった。

多分この辺は旅人あるあるなのではと思ったりもして。


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喉が乾いたのでスーパーで缶ビールを買い、近くの公園でチルタイム🍺

外で飲むビールは最高美味い!!!!!!


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夕方6時過ぎ

再度フランス人と合流し、

ディナータイム。というかちょっとした軽食タイムみたいな感じ。

彼はホンマに少食で、ボクはある意味食いしん坊なので全然食べたりなかった。帰ったら適当に何か作って食べるつもり。

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3 人生初のシーシャバー

そして彼が偶然発見したというシーシャバーへ向かう。

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シーシャ自体初めて見た。

ボクはタバコ類は全く吸わないので、彼はシーシャを吸い、ボクはチャイを頼んだ。※補足としてチャイに関することは以下をご覧ください。

チャイ(chai)は、インドで生まれたブラックティーとミルクがベースの飲み物です。紅茶の茶葉をミルクで煮出して作ることでコクがあり、砂糖を加えるため甘味が強くなります。

「チャイティー」と呼ばれることもあり、「チャイ」とはそもそもヒンディー語で「お茶」という意味です。また、「ティー」の意味も「お茶」であり、チャイティーとチャイは同じものを表しています。

一般的にチャイといえば「マサラチャイ」のことを指すことが多くなっています。マサラチャイは、茶葉をお湯とミルクで煮出したチャイにスパイスを加えた飲み物です。


4 今までで一番良かったAirbnbホスト

23時、帰宅

Airbnbのホストファミリーが

「夕飯の残りあるけど、食べる?」

もちろんいただきます!

今思えばこの4日間めちゃご飯ごちそうになってて、

終始感謝の気持ちでいっぱいだった。

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旦那さんはボスニア人で奥さんがフィリピン人の夫婦で、

彼らのホスピタリティには終始感動しかなかった。

(心から感謝)

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この旅はじまって以来の白米。

この他にシチューやチキンとサラダも食べさせてもらうことができたので

個人的にはぼったくり価格で提供してる飲食店よりもこういった家庭料理が好き。

宿のチェックアウト時においても、夜9時発のセルビア行きのバスに乗るまでの間荷物を預けてもらったり、

その間の昼飯や夜飯も「まだまだあるから、全然食べてえぇよ」とのことだったので、終始世話になりっぱなしだった。


その際、セルビアとコソボに関する入国時の注意点についても教えてくれたり、その他たくさんのアドバイスをもらった。

今後セルビアとコソボへ行く方々の為に以下の内容をシェアしたいと思います。


5 セルビアとコソボ間の出入国について

セルビアからコソボへ入国する際は特に問題なく通過できます。

逆ルートとしてコソボからセルビアへ直接入ると入国拒否または何らかの罰則が発生する恐れがあります。

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2022年現在

セルビアは未だコソボの独立を認めていないため、セルビア側からすると「自国内の領土にどうやって入ったんだ」と言われ、入国審査で引っかかってしまうという話を何度か耳にしたことがあります。

ただし、コソボから北マケドニア➔セルビアという迂回していく感じのルートなら問題なく入国できるということですので、

下記のような感じで覚えていただければ幸いです。

セルビア➔コソボ ◎
コソボ➔セルビア ✗
コソボ➔周辺国➔セルビア ◎

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今後バルカン諸国を周る際は各国の入国状況というか滞在日数等について事前に確認しておくことをオススメします。


夜8時

これまでお世話になった夫婦と別れを告げ、バスステーションに出発。

名残惜しいというかもっといたかったくらい、居心地が良かった。

3年前のオーストラリア、パースにいた時も1ヶ月位Airbnbで過ごしたことがある。前回と同様、今回も個室で寝泊まりできて且つ洗濯も無料できたのでかなりの高待遇だった。

こういった出会いというか各国の家庭事情を間近で見ることができるところがAirbnbは楽しい。


バス停まで徒歩で40分

途中スーパーがあったので現地通貨のボスニアマルクを使い切ろうと思い、

お菓子や水を買った。

しかし、この時ある出来事でトラブルが起きてしまうことを知る由もなかった。


6 まさかの別料金

バスステーションに到着。

フリックスバスで乗る予定だったものの、実際は提携してる別会社のバスに乗ることになっていた。

そのため乗車時のルールが今までのEU加盟国(イタリアやドイツ等のシェンゲン協定国)とは異なり、ここボスニアと周辺のバルカン諸国では荷物代の他にバスステーション料というものがあったのだ。

この時バスステーション料と荷物代を一緒に払うもんだと思いこんでそのまま手数料を払ったが、いざ自分の乗るバスに向かったところ、バス運転手にも直接払わないといけなかったらしい。

そのことを全く知らず(というか受付でバス運転手にも払う必要がある旨の説明が一切なかった)、しかもボスニアマルクも使い切ってたので手持ちがない旨とその他に「受付では一切何も説明がなかった、それならもっと前に言うべきでしょ」と反論したものの、互いに平行線のまま話が進まず。

最終的には同じバスに乗り合わせていた人が代わりに手数料を払ってもらい、何とか解決した。この時何も知らなかった自分を助けてくれた方にはホンマに感謝というか申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 


知らなかったでは済まされない。そのことを痛感した。

途中の休憩時間でサービスエリアに着いた時、当時代わりに立て替えてくれた人にお礼を伝えた。

シェンゲン協定国におけるバス移動では一切なかったルールに戸惑いを隠せなかったため、めちゃ恥ずかしい思いをしたけど、この時一緒に話してたアメリカ人とアルゼンチン人やスウェーデン人カップルからも「どんまい。仕方ないさ。ウチらでも知らないが多いから、もはやバルカン諸国はEUとは異なる文化だ。気にするな」


この時同じバスに乗り合わせていた人たちもまた、誰も気にしてなかったのでその辺はまだ良かった。これが日本だったらと思うと余計に文句を言われそうというか何だあいつみたいな視線で見られたかもしれない。多分。


途中から新たに乗客が増え始めたことにより、座る席がなくなった。

その中には5人家族もいたので、可能な限り詰めるかまたは席を譲ってボクはバス内の床というか通路の脇で過ごすことにした。こういった経験は初めてだった。


翌朝6時

セルビアの首都ベオグラードに到着

ここで彼らと別れ、近くのマクドナルドへ時間をつぶす目的で向かった。

この日泊まる予定のホステルのチェックインまでは時間があったので、コーヒー一杯だけ頼んだ。コーヒーSサイズで大体200円弱。日本のが安いと思った。


というわけでボスニア編はここで終わりです。

次回はセルビア編。

お楽しみに。

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ヨーロッパを旅してた時の様子をVLOG形式で撮影してました。

現地の雰囲気を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。




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