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最強の時間管理術 タイムボクシングへの挑戦、挫折。そんでもって多分克服できたコツ

いちばん効果がある時間術はタイムボクシングという手法らしい

タイムボクシングって要するには、時間割だ。
その日、その週やることをすべてカレンダーに登録していく。
こんな感じ

週末(金曜)時点、ここから当日にはみっちり埋めていく(BOX化していく)

これに似た管理術に、朝夜メールがある
いわゆる日報だ。
朝、その日やることを洗い出して
夜、実際どうだったのかを記載する。
そのギャップで、見込み時間の落差を認識して
時間を上手に使える(働き方のクセを自己認識できる)ようになろうというものだ。(ほかにもホウレンソウ的な役割もある)

メリットはわかるけど、なぜかできない、続かない

これらが良いものだってのはわかるけど、
できない、続かない。
子供が生まれたことで、いよいよ時間が足りないことになり、本気で取り組んでみてどうにか続きそうなコツが見えたのでまとめてみる。
あと、記事にまでしたら続けざる得ないって目的もある。

やったことは大きくは以下だ。

・納得(腹落ち)するメリットを体験する(モチベーションをあげる)
・なるべく努力しないで済むように仕組みをつくる(実行準備)
・できない(やらない)本質的な理由に向き合う(根治を目指す)

メリットを腹落ちさせる

時間術にまつわる本やライフハックブログは溢れているので
気になったものを乱読した。(文末に良かった本はまとめておく)
そのなかで、自分にとって「やる気になるメリット」を探していった。
これは人によって違うと思う。
僕の場合は下記あたりが順にぐっと来た。
・タイムボクシング(朝夜メール)は世界最強の時間術らしい
・人は「やること」と「やること」の間の切り替えが下手なので、それに先手が打てて無駄時間や徒労が減る。
・割り込んでくる細かいタスクに追われている間に、まとまったことができずに1日が過ぎてしまうのを防ぐ(優先度がぶれない)

この辺が納得感があった

仕組み=非努力化

精神論だけで突破できるわけないので、できるだけ物理的にがんじがらめにする。
ゼルダBOWとかデス・ストランディング、ゼノブレイドとか広大なフィールドを探索するゲームが好きなんだけど、その手のゲームでは現在地を示すマップがワンクリックで出せる。
これを見て着実に目的地に近づいてるな、いやこんなに近いはずがないから谷とか高低差とか渡れないルートになってて、どうせ遠回りさせられるんだろうとか予想していくのが楽しい。
こんな感じで、ワンクリックで現在地を出せるようにした。

具体的には
・いつでも見れる位置にカレンダーを立て替えておく
 ipadがあるのでそれにカレンダーを出して、スタンドで出しておく

Ipadの無駄使い

・すぐ書き換えられるようにする
 Macのドックに、Google Calendarへの直リンクを登録しておく

カレンダー→Google todoのジェネリックアプリ。執念。

 現在地が変わる=予定と違う予定になったら、カレンダーをずらしていく
 パターンは2通りだ
 ①予定より時間がかかっていて、かつ今日延長してもやったほうがいい(やらないといけない)
 ②予定外がはいって、かつ今日(いま)やったほうがいい(やらないといけない)

・Google CalendarをiPhoneのウィジェットに出す
 ふとした時に目に入るので、現在地を意識させる効果がある

上はカレンダーウィジェット。右下はtodoアプリ。執念。

・in boxとしてのGoogle todoリスト
 to doアプリも色々試したけど、結局はやらないと意味がないので完全にinboxとして使うことにして落ち着いた。薬局いかないとなー、洗濯しないとなーってレベルのタスクも浮かんだら、todoリストにいれる。
 Google todoリストはgoogle Calendarと相性良いので、to do上のタスクはCalendarに登録したらdoneにする。

Todoリストの良くないところは、優先度はあってもボリュームがないことだ
カレンダーにいれると時間というボリュームを持つのが良い

やれない理由(メンタルブロック)を破壊する

ここからがいよいよ本題になる。
どんなにメリットを理解して、仕組みをつくっても根本的にやらない理由を打破しないと多分できない。
何年も何度も挑戦して出来ないのには、単純で根深い理由があるはず。。
やることはシンプルなのに、なぜめんどくさくなるのか、先延ばししてしまうのか?
僕の場合は、それは罪悪感や恥からの逃避だった

とあるタスクをやっていないことを申し訳ない、恥ずかしいと思う気持ちはあるが、それが先延ばしに関係してる自覚がなかった。
やっていないタスクに向き合うことは、恥や罪悪感といった嫌な気持ちに直面するので、それを見ないで済む別のタスクを実行することで自分は価値のある人間だと思いたい。それにより、もともと決めていた予定はダダ崩れしていく。
タスクによっては、元の予定より価値があるかもしれないし、価値がないかもしれない。偶然価値があったときは良い結果が出るだけで、基本的には先に出てきたタスクのほうが重要だ。価値があろうがなかろうが、後回しにするとなんかしら弊害があるので、より恥や罪悪感は強まる。
そういったメカニズムに気づくのにえらい時間がかかった。
「割り込みの連絡で予定通りにならないから、スケジュール管理とか無駄」「スケジュール作ってる間に手を動かしたほうがいい」とかも合理化(自己正当化)の罠だ。

なにが足かせかは人によっては、できるか不安、うまく出来ないことから無力感の回避、完璧にやりたいから慎重になるなどになると思う。
僕もタスクによっては、この辺を行き来する。
自分にとって多いのが恥や罪悪感で、なぜかそれが今まで認識出来なかったということだ。

補足

以下、運用中なので方法論変わるかもしれないけどTIPS的なもの

いつカレンダー登録する?
週末と夜に次の日の分

何分単位で登録?
今のところは30分単位。
30分以下のものは、まとめて退治タイムで実施。

タスク間のバッファーつくる?
本当は、ギリギリの時間で区切って、タスク間で位置的な休憩をつくるべきなんだろうけど、隙間あいてると違和感あるので埋めてる。
早く終われば、その分は休憩タイムとして
1日に何度か締め切りがある感じ。

予定がガンガン変わるので、予定立てるだけ徒労感ある
ほんそれ。
予定を立ててる自分には細かいことを断る(優先度を下げる)のに必要な手続き(思慮)をしてると思うとすこし楽になると思う。

参考書籍

集中力、先延ばし、すぐやる系の本はだいたい目を通した気がするけど、だいたいの本は、こうすれば集中力があがりますよってTIPS集なんだよね。
集中力がないってのは
①予定がたてられない
②予定通りに着手できない(着手後に飽きる以前のはなし)
③予定がくずれると以降どうでもよくなる(①につながる負のループ)

なのでTIPS以前なんですよね。。

そんななかで役に立ったすご本。

ヤバい集中力
→集中できない理由を脳の構造から捉えて、それを制する(ハックする)具体的なテクニックを言及しているバイブル。この記事で書いてることもほとんどこの書籍に内包される。一冊だけ読むならこの本。ただ書いてることが正論すぎて実行し続けるハードルが高いのが問題。

「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった……」がなくなる本
「めんどくさい」が消える脳の使い方


→タイプ別に「あるある」を解説。誰でもいくつか当てはまる出来事がありそう。めんどくさい=
 すごい集中力がいちだん抽象的(包括的)なので、合わせて読むと立体的かつ実行力があがりそう。

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則
→旧版のタイトル「明日やれることは今日やるな」のほうが内容に近い
チャット・メール文化におけるタスク割り込み、todoリストの形骸化への向き合い方を記した本。掲げてるコンセプトは良いが、優先度の共有がされていないと嫌な奴に見えるってのがデメリット。

限りある時間の使い方
→アンチ時間術本。著者自身もライフハックマニアから解脱して?限りある時間を自分の価値観に沿って有意義に使おうという本。
タイムボクシング他で本当の無駄をなくして、有意義な無駄を愉しもうということなんだろうね。

いま、かきあげて予定を8分超えました!
サムネとか画像もつくってないし!

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