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なぜ人は作業を作りたがるのか。そこで、聞きたい。「その仕事、今、必要ですか?!」

おはようございます。梅雨というのに、今朝もさわやかな良い天気。今朝、郵便局に行くのに、思わずマスクを忘れて飛び出してしまいました。あわてて自宅に戻ったけど、早くマスクなし生活に戻りたい!
というところで、本日のテーマ。「なぜ、人は作業を作りたがるのか」です。

なぜ、忙しいといいながら、次々に作業を作り出すのでしょう??

先日読んだ「経営の力学」にも書かれていましたが、人はどんどんと作業を作り出してしまい、結果的に成果から程遠い仕事であっても、やめることをせずにどんどん仕事を増やしてしまう。経営はそれをきちんと「切る」ことができる「事を正す人」の存在が大きい、と書かれてありました。

めっちゃ共感!そして同感!
作業をどんどん作る人ほど、「人手が足りない」と言い出したりします。確かに膨大な作業をしつつ、新たにやることを増やしていけば、そりゃ足りないでしょう。

でも、作業を増やす人にも増やす理由があるはず。そこの心理を分析してみます。

増やす理由は?

①次の準備をしておきたい
今、時間があるうちに、整えておきたいという気持ち。めっちゃよくわかります。そしてこれはとても良いことです。

②今、時間があるので、他の人のお手伝いをしたい。
これも素晴らしいチーム貢献です。これもとても良いことです。

③本を読んで閃いた!これがあると便利かも。
アイデアを実行する。これも大変能動的で良いことです。

➃手を動かしていないと、仕事していないと思われるかも。
この理由はネガティブですが、でも結果的に作業を生み出すのは、何もしないより良いことなのかもしれません。

が!それでいいってことはありません。

確かに、手を動かさないより、動かすほうがよほど良いことですが、でも、それがあなたが期待されている成果を実現する上で、どれほど重要なことなのでしょうか。
そして、もっと罪なことは、最初は時間の隙間で始めた作業であっても、その作業をしていることが、自分の仕事の満足感につながってしまうとやめられないものです。

結果的に成果から程遠い作業をこなし、自分ではやってる風だけど、結果に結び付かない。。
あ、ただ、同僚たちから感謝されたりします。それが余計に性質が悪い。
「いいことしてるんだ♪」という自己満足になると、査定評価との差に悶々とすることになります。「自分はみんなの役に立つことを率先しているのに、なんで上司は評価してくれないのだろうか」と。

もし、あなたの仕事が庶務的な仕事で、みんなの役に立つことが主たる業務であれば、このことはきっと評価されます。でも、あなたの仕事が別のミッション、例えば、事業の成果に直結するのであれば、最初のお手伝いで始めた作業の優先順位を考えて、優先順位が低ければ切らなければ、「いったい何をやっているのか」ということになりますよね。
もちろん、庶務的な仕事であっても、ただ続けるのはダメですよね。しっかり優先順位をつけて、辞めるべきは辞める必要があります。

在宅ワークで余計に作業が増えている気がします><

在宅ワークで、なんとなく、余計に作業が増えているような気がしています。移動時間がなくなった分、少し時間に余裕が出たからでしょうか。また在宅ワークのほうが、余計に作業をしていないと、どこか居心地悪いようなところもあります。
…クソ真面目なんですかねー
何度もいいますが、作業をどんどんすることは決して悪いことではなく、むしろ良いことです。

ただ、作業をしていることに満足して、本来やるべきことができていないなら、それは大きな間違いです。
そんなときは自問してください。

「その仕事、今、必要ですか?」

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