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イスラム教の国で、酒好きは生きていけるのか。

宗教によって飲酒を禁じているイスラム教。インドネシアは世界最大のイスラム教国です。
お酒が大好きな我々夫婦にとって、お酒が飲めないというのは死活問題!!
ですが、お酒は問題なく手に入ります。

ただし、そのへんのコンビニには売っていないので、外国人向けのスーパーや大きなモールで買わないといけません。2015年に規制強化され、小さなお店でお酒が扱えなくなったそうです。その煽りを受けて、セブンイレブンはインドネシアを撤退したとか。

ビールはインドネシア国内でも生産されています。最近は種類も増えて、クラフトビールのお店なんかもあります。

ビンタンビール
プロストビール
バリハイビール
ドラフトビール



バリ島はイスラム教ではなくヒンドゥー教なので、バリ産のワインやウイスキーもあります。

バリ産のワイン
バリ産のウイスキー

インドネシアのイスラム教徒は、それぞれの解釈によってお酒を飲むという人も少なくありません。もちろん絶対にお酒は飲まない、と厳格な人もいます。


お酒が飲めるお店はもちろんあるのですが、やはり周りに少し気を使わないといけません。インドネシアではオープンな場所で飲酒ができる店というのは、ほとんどないのではないでしょうか。お酒が飲める場所は、ほぼ屋内です。
飲酒するインドネシア人がいると言っても、不特定多数の目がある場所での飲酒はマナー違反です。

断食月になると、イスラム教徒の皆さんはいつも以上に禁欲的な生活になります。普段お酒を出していても「断食期間はアルコールの提供なし!」という居酒屋や、1ヶ月間お店の営業をストップする飲み屋もあります。

お酒を出してくれるお店でも、グラスではなく、中が見えないように湯呑みやティーポットにビールを入れます。

断食月の居酒屋。湯呑みで出されるビール。

断食月の1ヶ月は、お酒だけでなく日中の食事も制限されるので、飲食店の営業時間が不規則になります。店の前まで行ったけど、お休みだったということも少なくありません。

郷に入っては郷に従え。
こればっかりは仕方ありません。外国人として生活する以上、その国の文化や風習は尊重しなければいけません。

最低限のマナーさえ気を付けておけばお酒は許されます。ということで、イスラム教の国でも酒好きは生きていけそうです。

乾杯!

かず

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