不思議の国のニポン|我々はこれを完成品とは認めない
海外で生活していると「変な日本語」に出会うことがあります。
そんな変な日本語、面白い表現を採集するのは趣味のひとつです。
最近のコレクションを少しご紹介。
「ねっこ まぐろのグレイビーソースよせ」
「カニ味」と書いて「KANIMI」。おそらく原材料は白身魚。
「保温力バシクグソの厚板アルミ製」
「ご使用される前に必ず裏面のご注意をお読みください」というのは完璧な日本語。
ただし裏面は白紙です。
縦書きをしたときに、長音(伸ばし棒)が横(ー)になっているのは、間違いあるある。
「ツとシ」「ソとリ」の違いが難しいのは分かるけど、何をどうしたらこのような間違いが起こるのかが、理解できません。
「日本語が入っていた方がクールだから、デザインに取り入れよう」
「日本語が分かる人が身近にいないから、翻訳ソフトを使おう」
「日本語サイトから、文面をコピペして使おう」
このような過程のなかで、いびつな日本語ができてしまうのは仕方ないとして、「ツとシ」が入れ替わる要因が分かりません。
海外製品のデザインに日本人がかかわっていたら、起りようがない間違いなので、まったく日本人が関わっていない現場で起こっている出来事だと思います。そして、それは特殊な例ではなく、あらゆる現場で起きている。
この謎をご存知方、いらっしゃらないでしょうか。
かず
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