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Dual Residence:サくら&りんゴ #24

ロビンの赤ちゃん

裸足になってアーシングに出ようと思ったら
鳥の声が騒がしい
南側のリンゴの木のあたりである
行ってみるが姿はない

芝に降りた朝露が
足の裏をひんやりさせる

リンゴの木に向かって歩いていくと
足元のすぐそばから
また声がする
かがむとそこに
まだ幼子のようなロビンがいた

私の足に気づいて羽をばたつかせるが
まだうまく飛べないらしい
すると今度はフェンスの上で鳴き声がする

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親鳥だ
こんな距離なのに見つけられないのだろうか
声をあげて呼びながらあっちに止まり、こっちに止まり
子を探しているように見える

ドコにいるの~♪(ドコにいるんだ~♪)

ココだよ~♪

ドコ~♪

ココだってば~♪♪

そしてようやく
親ロビンが芝に降りたつ

何しているの、早くいらっしゃい♪

そう言ったかどうかはわからないが
親ロビンは飛んで行ってしまった
赤ちゃんロビンは羽を広げるが10㎝浮上して落下
何度飛び上がろうとバタついても
親ロビンの後を追うことはできない

ついて来れないなら置いていきます

中々のスパルタだ
あるいは子育て放棄か?
そう思いつつ様子を見ているとふいに
親ロビンが戻って来た
そして

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私はそっとその場を離れた

老婆心は無用

そう言えば先日散歩をしていたら前方で
こんな姿が見えた

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別に何の偏見もないのだけれど
一瞬スピードが落ちた私の足

しかし木陰から現れた全貌は

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犬を連れながらベビーカーを押す姿であった

お父さんかもしれないし
お母さんの友人かもしれないし
あるいはべビー&ワンちゃんシッターに雇われている人かもしれない

予想外の展開


その後家の前で再び目撃したので
どうやらご近所に住むパパに違いないと思っている


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日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。