見出し画像

私に必要なのはリフレッシュ、娘に必要なのは仲間はずれにしない説明

平日夜に1人外出しましたー!

Blue Note Tokyo

BIG HORNS BEEのライブ!
朝ドラ「カムカムエブリバディ」の劇伴を担当していたことがきっかけで、友人に誘ってもらって時々聴きに行ってます。
2部公演の2部に行ったので開演は20:30。
普段ならもうお風呂入って寝る準備してるわ…
百戦錬磨の円熟味のある安定した演奏の中、遊び心も満載で、とても楽しいステージでした。
90分だったはずだけど、体感10分。
ビールもフードもどれも美味しく(高いけど)
オトナの時間を満喫してきました!
明日からも続く現実を生きるために、ときどきはこういう時間を持つことが大事!


さて本題。

このライブの前日、娘の体調がちょっと不穏になった。

「明日は休む」
「やっぱり行く」
「学校だけにする。放課後デイは休む」

など数十分ごとに言うことが変わり、娘の中でも逡巡しているようだった。
こういうときの娘はママと離れるのがいつも以上に不安になる。

「明日の夜、ママに行ってほしくない」
「ママと一緒にお風呂入って寝たい」

と私にベタベタしてくる。

「前から決まってたこと」
「パパとお兄ちゃんはいるから」

と言ってみるものの、「行ってほしくない」の一点張りで、挙げ句の果てに泣き出してしまった。
まあ、よくあることだ。

その後、彼女が納得したのは以下のようなやりとりをしたことだった。

娘「何しに行くの?」
私「音楽を聴きに行くの」
娘「どんな音楽?」
私「楽しい音楽。トランペットとかトロンボーンとかサックスとかあるよ。」
娘「コントラバスは?」
私「あるよ!」
娘「チェロは?」
私「…チェロは無いかな」

娘「誰と行くの?」
私「ママのお友達」
娘「約束したの?」
私「そうだよ。3か月前から約束してたよ」
私「だからね、行かないとお友達は1人になっちゃうでしょ。娘ちゃんは、パパとお兄ちゃんがいるけど、お友達はママがいないと1人になっちゃう。」
娘「それは寂しい?」
私「うん、寂しいと思う」
娘「行かないと約束を破る?」
私「そうだね、行かないと約束を破ることになるね。」


この会話の後は「行ってほしくない」と一切言わなかった。
コミュメモは使わずに音声言語での会話だったけど、納得した理由は

・具体的に何をするために私が外出するのかを娘がわかる言葉で伝えたこと
・同行する友人との約束や友人の気持ちを説明したこと

と言うことなのではないかと考えている。
何のために何をするのか不明なまま、ママがいなくなってしまう…
それは子どもにとってはとても不安になることだよなあ。
でも、こういうことでも、何をしているかを説明すれば納得してくれる。
子どもだから、障害児だから、わからないだろうから関係ないからと決めつけて説明しないことは「仲間はずれ」であり差別だ。


翌日の朝。
目が覚めたら娘は、布団の中で
「音楽は楽しかった?」
「何の楽器があった?」
と尋ねてきた。
気にしてくれていたんだね。
今日は一緒にいるから、またときどき行かせてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?