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松井一矢と"骨髄バンクランナーズ"

【鉄人・松井一矢って誰ですか?】
NOTEを使って、これから
トライアスロンの楽しさについて
熱く語っていこうと思っています。

… とその前に自己紹介。
プロフィールNOTEを作ります。
もし良ければ読んでください!
僕の人生が、誰かの役に立つこと。
誰かの未来に繋がることを信じています。

【骨髄バンクランナーズとは】
骨髄バンクに登録をしている人
骨髄バンクの支援をしている人
骨髄バンクにいのちを救われた人
骨髄バンクと関わっている方々が
全国各地のマラソン大会に出場し、
" 骨髄バンク "を広める広報活動に
ボランティアで務める仲間たち。

それは人と人をつなぐタスキ
人といのちをつなぐタスキを
着けてマラソンに挑戦する方々。
僕も一員として活動をしています。

※ 横浜マラソン2017 2時間49分で完走

【骨髄バンクとは】
そもそも骨髄バンクとはなにか。

以下、Wikipediaより抜粋。

英語訳はMarrow Donor Program。

白血病などの血液疾患の治療として造血幹細胞移植(特に「骨髄移植」)が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人(非血縁者)から提供される骨髄液や末梢血幹細胞を患者にあっせんする仕組み、およびその業務を担う公的機関。

骨髄バンクは世界各地に設置されており、特にアメリカ、ドイツ、イギリスなどで活動が活発である。また各バンクに登録されているHLA型のデータを集約している「世界骨髄バンクドナー集計システム(BMDW、英語: Bone Marrow Donors Worldwide)」には世界53カ国75バンクが参加し、各バンクに登録されたHLAデータ(さい帯血バンクも含む)の合計は2,200万件を突破している(2018年末時点)。

日本では公益財団法人日本骨髄バンクが主体となり、日本赤十字社(骨髄データセンター)および各都道府県等)の協力を得て、1991年12月より日本骨髄バンク(JMDP、Japan Marrow Donor Program)を運営している。1992年にドナーと患者の登録を開始した日本骨髄バンクは1993年1月に初の骨髄移植をあっせんして、2016年10月19日には移植2万例に到達。日本国内のドナー登録者は50万人を突破した(2019年3月時点)。

… 難しい言葉が並んでいますね。

要するに血液型の種類には
ABO型以外に、HLA型が存在します。
白血病等の治療にはHLA型が合う人を
日本全国、世界各国から探し出して、
適合者が居れば、治療が受けられる。
ですが、その適合確率は家族で1/4%。
他の人となれば、1/数十万~数百万%。
ものすごく適合確率が低いんです!!

今か今かと適合者を待っている人は
日本全国だけでも数多く生きています。
ですが、時が過ぎれば、過ぎていく程、
明日という未来が無くなる可能性が、
どんどん高まっていくことが現実です。

すぐに患者さんと提供者をマッチングし
安全な治療をする為の機関が骨髄バンク。

日本人は約1億人居るはずですが、
骨髄バンクの登録者は約50万人程度。
この登録者数が増えていけばいくほど
適合確率は高まるので いのち を救える
可能性も高まり、悲しむ人を減らせます。
人生を未来につなげる可能性が高まります。


☆ 骨髄バンクスペシャルサイト ☆
https://www.jmdp-donor-special.jp/flow01/condition/


【骨髄バンクに登録するには】

そもそも骨髄バンクに登録するには
どんな手続きが必要なのでしょうか。


僕も過去には誤解をしていました。
骨髄バンクに登録をするためには
手術室に入って、背中を開けて、
背骨付近にある髄液を抜き取り、
入院が少なくとも3日~7日間が必要…

そんなリスクもあって怖いことを
会社も休まないといけなくなるし、
登録者の勇気は凄いなーと思った。

しかし、本当は違うんですね。
これは僕が抱いていた妄想で、
骨髄バンク登録をする為の事実は…

① 献血ルームに足を運ぶ
② 骨髄バンクに登録希望と伝える
③ 血液検査で2ml、3mlと続けて採取
(骨髄バンク登録用&血液検査用)
④ プロフィールを記入して完了

… 驚くほど簡単でした (^^;

この登録方法がスタンダードでしょう。
普段から献血をされている人でしたら
イメージがしやすいと思ってますが、
献血をするには、血液検査&本番献血、
2回採血をするタイミングがあります。

2回共に必ず受けるものになりますが
血液検査の段階で約10~20秒くらい
ほんの数ml 多く採血をするだけで、
骨髄バンクの登録ができます!

手術室に入るようなこともなく
長期入院するようなこともなく
献血をする" ついで "にできます。


※ 心配な方は、たまにボランティアで
骨髄バンク説明員の方が献血ルームで
説明をしてくださる日がありますので
納得し、理解してから手続きください。


【HLA型が一致した時】
もしHLA型が患者さんとマッチングし
提供依頼が来たら、どうされますか?

もし一致した場合はオレンジ色の封筒が
自宅に届きます。でも、これで決定!!
という訳ではありませんのでご安心を。

そのオレンジ色の封筒の中身は
「あなたは本当に提供できますか?」
意思表示を確認する為の書類です。

仕事の都合、家庭の都合、健康面、
遊びの予定、メンタル的な問題…等
さまざまな理由で断わらなければ
いけないようなこともありますね。

提供する側は断る権利があります。
近年増えているのは、この断る人。
最後の一手を決める勇気が無かった。
そんな人も、もしかしたら居るかも。

けども、患者さん側の立場にしたら
一喜一憂ですよね。すごい確率から
あなたと適合し、その知らせが届いても
断られて、次を探さないといけなくなる。
次が確実に見つかるとは限らない訳で。

2015年7月頃。
僕が骨髄バンクに登録をして
約2週間後にオレンジ色の封筒が
僕が住んでいた家に届きました。

まさか!本当に適合者がいるとは!

僕は提供okで意思表示を提出。
しかしながら患者さん都合により
実際に提供をする段取りにまでは
至ることがありませんでした。

なにが起きたのか?
僕にはわかりません。
患者さん都合…という知らせだけが
僕の手元に届いたことがありました。

想像すると、提供が間に合わなかったのか。
運良く複数名のHLA型と一致する人が居て、
僕以外の誰かが提供をすることになったか。

そのどちらかではないかと思ってます。


一致した時はすぐ提供決定ではなく、
担当コーディネーターが段取りをして
意思表示の確認や面談行程が組まれて
段階を踏んで、提供までに至ります。

そのことが知識として持っていると
骨髄バンクの登録も安心ですね!


☆ 骨髄バンクスペシャルサイト ☆
https://www.jmdp-donor-special.jp/flow01/condition/


【骨髄バンク登録の制限】
献血と同じく、骨髄バンクにも
登録をする為には条件があります。
それらをクリアする必要があります。

① 健康状態
安全な血液を提供をするためには
健康な人の血液が必要となります。
日々健康維持向上に努めることが
骨髄バンク登録者の役割ですね。

② 年齢制限
満55歳までが提供可能とされています。
55歳の誕生日を迎え、卒業になります。
手術にはある程度の体力が必要です。
そして血液年齢が若い方が良いですね。
登録は18歳以上から可能となります。

③ 体重制限
男性45kg以上、女性40kg以上の方。
人の血液は約1/13kgと言われており
一定量以上の採血は命の危険があり、
安全な提供をする為の最低体重です。
体重が重いから提供できる訳でなく
BMI値が30以上だと提供不可になります。

※ BMI値 = 体重kg ÷ (身長m × 身長m)

その他、薬の有無、血圧、貧血、病歴、
本人だけでなく家族(血縁関係者)の病歴
輸血の有無…等、条件が沢山あります。

骨髄バンク登録HP
https://www.jmdp.or.jp/sp/reg/about/requirement.html


【骨髄バンクと芸能人】
骨髄バンクが世の中に広まる時、
芸能人や有名人が血液の病気になり
実際に病と戦ったりした際は特に、
TVや各種メディアで取り上げられます。

昔はもっと登録人数が少なく、
医療の進歩もイマイチだったりして
血液の病気は治りにくいものでした。
しかし、近年の医療の発展は進んで
安全性、確実性が高まってきています。

最近だと、木下ほうか さん(俳優)が
ドナー登録をして、実際に提供したり
池江璃花子さん(水泳選手)が闘病中で
よくメディアに取り上げられています。

中川翔子さん(タレント)は
自身の家族を血液の病気により亡くし
骨髄バンクの登録を呼び掛けていたり

本田美奈子さん(歌手)は
38歳という若さでこの世を去りました。

夏目雅子さん(女優)は
血液の病気(急性骨髄性白血病)により
27歳という若さでこの世を去りました。

骨髄バンクは大切な人を守るために
必要となる医療機関と言えると思う。
救えるはずの いのち が救えないのは
未来ある人生の中では悔しいところ。
救えるはずの いのち は救っていこう!

生きたい!と願っている人を救いたい。
人助けの心の結集と呼べると思います。


【骨髄バンクと友寄蓮】
ある日、献血ルームへ足を運ぶと
キレイな女性の"ありがとう"の手紙
を受け取ることがありました。

その手紙を書いたキレイな女性は
「友寄蓮」という名前の女優さん。

僕はとても興味津々で調べてみた。
高校2年秋に急性リンパ性白血病と
診断され、1年4ヶ月の闘病生活を
乗り越えた女優さんだそうです。

自身の体験を語り継ぐことで
骨髄バンクやいのちの大切さを
伝えていく活動もされています。

※ アフラック・がん保険がよくわかるサイト
https://www.aflac.co.jp/gan/yokuwakaru/article/page25.html


【骨髄バンクランナーズの活動】
それは各々が骨髄バンクについて
理解をして、広める活動であるが
実際に骨髄バンク移植を受けた後、
社会復帰を果たし、生活する方も
骨髄バンクランナーズに在籍します。

それは生きる希望に繋がると思う。

提供者は家族以外だと匿名です。
提供する側も、受け取る側も、
誰に渡し、誰にもらったのか。
基本的には生涯不明になります。

骨髄バンクランナーズ という
コミュニティは広報活動をする
ボランティア集団なだけでなく
互いを知り、交流する仲間です。

もしかしたら、目の前の人に提供、
もしくは目の前の人の血液と勇気が
流れているかもしれませんね。

※ 骨髄バンク支援・ランニング講習会


【最後に】
長文を最後まで読んでくださり、
ありがとうございます!
ここに書いた記事を読んで
少しでも骨髄バンクへの理解、
献血への興味を持って貰えたら
とても意味ある記事になります。

また少しでも"良いね!"と思えば
近くにいる仲間や友達、家族にも
シェアをしてください!

その1つの行動の積み重ねが
人の いのち を救う活動になる!
と、僕は信じています。


松井一矢

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