見出し画像

今日のラリア 108ー今日の「春巻きの冷めない距離」

自己紹介:妻の転勤の機に福祉施設の施設長を退職し、持ち家も処分。当時13歳の娘と家族3人で2023年夏にオーストラリアに移住の48歳。現在子育てと家事全般を行う完全専業主夫。ワーホリのタグ付けをしているが、ワーホリではなく働く予定も特になし。一応、社会福祉士だが外国ではなんの意味もない。吉本芸人チャド・マレーンがオーストラリアを「ラリア」と呼ぶことに感銘を受け、そのまま使用する。


2023年11月13日

数日前からDiwali(ディーワーリー)って言葉がよく聞こえて、んで調べたら、なんとヒンドゥー教のお正月だそうで。今年は西洋暦で11月14日らしい。

え!ヒンドゥー教ったらシヴァじゃん!ガネーシャじゃん!とヒンドゥーについてはそれくらいの知識しかない(´∀`)

インド系もたくさんいるシドニーでも週末から色々イベントがあるらしい。宗教のイベントと言っても基本お正月だから、ハッピー♡パーティーピーポー🎵なイベントもいっぱいある。クルーズパーティとか、Bollywood styleパーティとか。

で、ふと思い出したのが、家の近所にもヒンドゥーの寺院あるじゃん!って。毎日Woolworthsに買い物に行く時に目の前通るし!て。で、その寺院をネットで検索したらあった!ハレ・クリシュナ寺院。その寺院ではハッピー♡パーティー♡のノリじゃなくて、寺院として新年を迎える宗教的な礼拝をやるって言うんで、・・・見たい!ぜひぜひ見たい!って事で、夕飯後の19:30から2時間。

一人で行ってきた!奥さんと13歳はガネーシャが怖いからやだってよ🤣

・・・寺院の前に集まっている人に、今日、新年を迎えるパーティやってるん?ちょっと見せて貰ってよろしか?って聞いたら快く、「いいよ〜、靴脱いで上がっていって〜(´∀`)」って、すんごく優しく案内してくれた。で、さ。

・・・ああ、これ、俺がなんか言うより動画見て貰った方がいいな(動画はFBで見れます😅)


・・・最初、CDかなんかと思ったら、生で演奏してるじゃん!ハルモニウム!タブラ!


わお!わーお!

その場の雰囲気に圧倒されて、でもそれはすぐに心地よさに変わって、ずーっと見ていた。1時間くらい。

動画を見てもわかると思うけど、アジア人どころか白人もいない。インド系の人ばっかし。観光客は俺一人。本当に地元の寺院なんだね。

キリストでもイスラムでもユダヤでも仏教でもいいけどさ、他者の信仰を尊重する、ましてや相手の懐にはいったらそれは最大限の敬意と畏怖をもって接するってこと、俺でもわかるからさ。見学させてもらい礼拝堂を退室する時、自然と頭が下がった。深く、腰を折って、ゆっくりと。自然にそうなった。

それを見ていた受付の僧侶のあんちゃんが、「向こうの食堂に美味しいのあるよ〜!食べて行きなよ〜!」って言うから、アタス、ヒンドゥー教徒じゃないけど、ええのん?って聞いたら優しく手を合わせて「もちろん♡ ・・・一応タダなんだけど、寄付って言う名目でお金出るけどね」って(´∀`)



んでその「美味しいの」いただきにに行き、民族料理的なものがあるのかな?と思ったけど、そこは普通のピザや春巻きなのね(´∀`)じゃあ、そのビーガン春巻きをください。・・・ありがとう(´∀`)最後にもう一度、僧侶の兄ちゃんに頭下げて出てきた。春巻き持って🤣



んで、その春巻きを食いながら帰ろうと思ったんだけど、どうせなら家で奥さんと13歳と3人で食べようと思い、春巻きが二つ乗った皿を片手に夜道テクテク(´∀`)

・・・この国には沢山の人種がいて、たくさんの信仰・宗教がある。でも、それは決して新しいことではない。今に始まったことじゃない。よく錯覚するんだけどさ・・・。俺にとって目新しいだけ、俺が知らなかっただけ、知ろうとしなかっただけ。何十年も何百年も、ことによっては何千年も前から存在することなんだと、この数ヶ月感じていたことを改めて実感させられたよね。地球は一つだけど、世界は決してひとつじゃないんだ、と言うこと。

家から春巻きが冷めない距離にあるヒンドゥー教寺院。

とは言え、なるべく冷めないように、そしてカラスに取られないように早足で帰路につきながら思ったことでした。終わり。あ、ガネーシャを怖がっていた女どもは美味い美味いと春巻きを食っていた🤣


https://www.facebook.com/kazuro.kinjo/posts/pfbid0qD5MKLsbLAy87hUcFdzMocHw8xjAzj2N2jhDEZxk5ahUNiaXB14dTxLxr6e4bUw6l


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?